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Channel: 夜噺骨董談義
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氏素性の解らぬ陶磁器 白磁陽刻梅紋角徳利 伝李朝 その1

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引越しの準備として倉庫改修の第2ステップは倉庫にあったものを収納したり、引っ越す部屋の片付けです。だいたい片付いてきましたが、古いものの片付けには想像以上のエネルギーを費やします。

古書、陶磁器類、漆器類、生活道具など時代もばらばらでいろんなものが出てきますが、遺しておく必要があるかどうかという判断が必要です。さらにはかなり汚くなっていたり、痛んでいるので取り扱いに注意を要します。これらを綺麗にしたり、痛みを補修したりしていると作業はまったくはかどりませんね。そこに息子が「パパ~」と来るとアウト

すでに古い家の整理には4件以上取り扱ってきましたが、これらの作業は素人?には無理ですね。少なくても古いものを理解している人でないと手が出せません。

先週は膳類の片付けです。一の膳、二の膳、三の膳ということさえ知らない人が多くなってきました。仏具用、祝い用など・・。膳にはいろんな種類があるということも・・。もちろん収納の仕方、洗い方、手入れ方法などを知らない人も多いという。漆器の手入れなどNHKの朝ドラではきちんとやっているのですが・・。

古い新聞などは極力そのまま使うことというのは基本・・・。箱も極力遺すこと、大正期の購入らしいです。



箱の山から出てきたのは江戸期の米櫃です。米は昔?は貴重品で鍵がかかっていました。分厚い檜の板でできています。



ちょっとした飾り棚にはなりそうです。写真の作品は影青らしき皿・・。



さらには古九谷らしき鉢・・、ん~、飾り方が難しい・・・。急に出現したものに悩みますます片付けがはかどらない。

帰宅してから思い当たったのが、野外トイレのトイレットペーパー入れ これがいいかも・・。



本日は当方では未知の陶磁器の李朝?、李朝の作品は人気が高いようです。またひとことで李朝といっても前期、後期、末期とあるようで、当方にはその判別方法はよくわかりません。

白磁陽刻梅紋角徳利 伝李朝
合箱
口径*最大幅127*高さ125



李朝の説明記事には下記のように記されています。

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李氏朝鮮時代(李朝時代)に焼造された白磁。高麗時代には既に作られていた白磁は、李朝時代に入って完成する。中国の白磁の影響を受け、李朝独特の白磁が完成する。

前期(14世紀末~16世紀)には、釉薬に鉄分が含まれず、雪のように白い純白磁が生まれた。後期(17世紀)に入ると、白磁の釉色は青味がかり、さらに末期に近づくにつれて、透明性を失い濁った白色釉へと変化する。焼きによってかなりの違いがあるため参考まで。

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李朝の白釉、染付などは有名ですが、陽刻の作品があるかどうかは定かではありません。見たことがあるように思いますが・・。いずれ後期以降の作品だと思います。



形が面白いので、お預け徳利にいいかと思い購入しました。衝動買いですね。



いかにも「雨漏や染付ですよ。」というより気軽でいいかと思います。



脇には何を陽刻したのかも解らないのもいい・・






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