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Channel: 夜噺骨董談義
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壺屋焼 白化粧地呉須飴釉線彫エジプト文大皿 伝金城次郎作 その5

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いつも行なうルーテイーンのような作業は人には必ずあるようです。小生は朝に族の布団をあげること。仏壇を拝むこと。ズボンにプレッサーをかけること。そしてブログの原稿を書くこと・・。毎日ルーテイーンで行うことは日々の祈りのような行為です。

本日の作品は珍しく家内には好評な作品です。



壺屋焼 白化粧地呉須飴釉線彫エジプト文大皿 
金城次郎作(無銘)
口径383*高台径203*高さ67



この絵柄は金城次郎が「エジプト文」、もしくは「竹人形文」と名づけています。無銘ですが、これも作行から金城次郎の作でしょう。



「エジプト文」、「竹人形文」の由来はよく解りませんが、魚文の作品が多い金城次郎の作品の中でこの文様の作品も多くありますが、数は非常に少ないようです。



白化粧の下地に流れる呉須の色が味わいを深くしています。沖縄の釉薬は流れやすいので釘彫によって流れを防止していますが、この滲みのように見える味わいがないと意外につまらない作品と感じるには小生だけではないと思います。



大きさは40センチを超えないやや大皿としては小さめで、もっと大きくてもいいように思います。



この作品も銘もなく、共箱もないので金城次郎の作とは認めない方も多いと思います。

参考作品
エジプト文様皿
サイズ:口径 240*高さ50

 

説明文より
[のびのびと描かれたエジプトの模様から、作家らしいおおらかさと温か味が伝わる作品です。]

この参考作品の箱書はいいですが、本人が書いたものかどうかは不明です。壷屋焼の箱書は本人でない場合が多いということも他の投稿で記述したとおりです。



銘もなく、箱も無く、纏めて購入した作品ですので、実に気軽に飾ったりして扱えるので愉しい作品です。




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