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Channel: 夜噺骨董談義
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海老図 福田豊四郎 その56

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昨日のアクセスが多い記事に「弓野焼」の2件に記事がありました。どうも昨夜放映の「なんでも鑑定団」(秋田の羽後での会場)で出品されたらしい。

ところでパパが居る時には「パパ依存症」の息子です。何をするにも「パパ!」のようです。オムツを換えるのさえ「パパ!」



寝ていてもベットに脚をかけてくる始末・・・ 

朝起きて小生がいないと「パパどこ?」と探し、トイレまで入ってきます。朝早く見送られて出社すると、家内からメール「ママと〇〇寂しいね~、パパ行っちゃたから。」と〇〇の息子が言ったらしい。

昨夜は海外に赴任する元同僚の壮行会・・。帰ったらちょうど寝息を立て始めていまいした。残念・・・・。ただし「なんでも鑑定団」はなんとか最初の作品以外は見ることができました。弓野焼の作品の評価と売買値段はやはり一桁違うようで・・。

さて、まだ骨董に興味を持つ前のこと、親戚の家で見た色紙の作品であったと記憶していますが、福田豊四郎の「海老」の作品が「いいな~」と感じたことがありました。今まで縁が無かった福田豊四郎の画題ですが、このたび入手できました。小生は執念深い、そう蒐集する心構えは執念深いこと・・・。

伊勢海老 福田豊四郎筆 その56
紙本着色軸装 軸先象牙 太巻合箱入
全体サイズ:横460*縦1260 画サイズ:横*縦



海老の図は「髯長く、腰曲がるまで」という長寿の吉祥の図です。



福田豊四郎は写実的ではなく、実にユニークは表現で描いています。



覚書が軸箱に同封されており、製作時期は昭和38年のようです。制作年が特定されているのに、共箱でないことから推察するに、依頼して描いたいただき「まくり」の状態であったのを、あとで表具したのでしょう。表具はいいもので「太巻き」で保存されています。

 

吉祥図ですので、干支を選ばず、正月の掛け物にも最適です。



落款と印章は下記のとおりです。



大きさも茶室なども小さめの床にもいいものです。掛けて写真撮影していると、近くで昼寝していた祖父が絵を眺めながら「うまそうだね。」だと・・。



我が息子も海老のよう・・。駄々をこねるときはうつ伏せになって海老の如く跳ね回り、・・・・
狙った作品を蒐集できないときは、小生も海老の如く地団駄を踏む・・。



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