羅漢図 その2 平福穂庵筆 その11
本ブログの記事の内容を難しいという御仁の意見が多々あるようですが、こちらは所蔵作品の整理、勉強のためのブログであり、いたし方のないことと当方ではわりきっています。そもそもガラクタの山に見えるようですが、それもまた真実。ただ世の中は多少は勉強しないと解らない分野があり、ガラクタと一概には言えない分野もあります。...
View Article柳下小禽図 小杉放庵筆 その2
昨日は株主総会。なにかと忙しい壱日でした。本日は小杉放庵の作品です。 柳下小禽図 小杉放庵筆 その2 紙本水墨淡彩軸装 軸先 合箱 全体サイズ:横*縦 画サイズ:横300*縦1350 小杉放庵独特の和紙に描いた作品です。鳥の飛ぶ様を描いた作品は小杉放庵の真骨頂です。他に郷里から持ち帰った作品に「啄木」という作品がありますが、それはまた後日の紹介とします。...
View Article気軽に買えなくなった作品 伊万里 色絵花籠文隅切角皿
以前は古伊万里と称するのも憚れる時代の下がった各種の器でしたが、最近は、幕末か明治期のものも堂々と「200年前の古伊万里です」と云万円を超えるお値段をつけるようになりました。 要は「約200年前?」ということですが、100年を超えると切り上げで約200年になるらしい?...
View Article柳江山水図 山本梅逸筆 その2
先週末には息子と家内とで母を訪ねてきました。息子は写真を一生懸命に母に説明していました。ボケとツッコミのチン問答・・・・ そして車椅子を押して部屋まで・・。 名古屋の南画を描いた画家というと中林竹洞、竹渓父子、そして山本梅逸が著名です。ただいずれも武士であっって生計が安定していたため、本来の文人が極める境地とは違うものとして評価されている面もあります。 本日は山本梅逸の作品の紹介となります。...
View Article不動明王 木村武山筆 その2 再投稿
ものづくりの現場における安全管理の小生の鉄則は 1.現場を事前に見て、的確な責任ある指示を出すこと (具体的な指示ができるのは現場を見てきた者のみ) 2.現場を見て危険を感じ取る感性をもつこと (災害はすべて繰り返し、過去の事例を徹底して学ぶこと) 3.コミュニケーションを徹底すること (利害の違う立場の人が集まるのがものづくりの現場、互いの意思疎通を図らないと事故は防げない...
View Article滝観音 仲安筆
今週は週末に帰省していたこともあって原稿が未整理段階ですので、拙文をご容赦願います。 本日の作品は伝来のきちんとしたものですが、詳細はよく解っていません。以前に一度依頼されて調べたのですが、当方に縁がまたできたので再度調査中の作品です。本日の投稿もまた調査段階での投稿となります。 滝観音 伝仲安筆 紙本水墨古画 古箱入 画サイズ:横331*縦1045...
View Article古備前壷 その4 舟大徳利
男の隠れ家から出てきた錆だらけの刀の鍔・・。幾つかは鍔専用の保存箱に、これまた専用の布袋に入れられて保存されていましたが、箱のマットもまた錆でぼろぼろ・・。なんとも錆だらけのものをどうしたいいのかと、刀剣を研ぎに依頼した銀座のS刀剣というお店で聞いてきたり、文献で調べてきました。 鍔の錆落としは以下の手順らしい。 1.刀剣用の手入れに使う油を塗り、錆を浮かせる。...
View Article海老図 福田豊四郎 その56
昨日のアクセスが多い記事に「弓野焼」の2件に記事がありました。どうも昨夜放映の「なんでも鑑定団」(秋田の羽後での会場)で出品されたらしい。 ところでパパが居る時には「パパ依存症」の息子です。何をするにも「パパ!」のようです。オムツを換えるのさえ「パパ!」 寝ていてもベットに脚をかけてくる始末・・・...
View Articleデルフト その5 染付花鳥文壺
調達を一本化しようとすると社の方針に逆らい、個人プレーをする者が出てきます。既存の商流を守ろうとするのですが、それが個人プレーとは認識せず、周囲に対して妨害行為に及ぶとこれは厄介なことになります。さて、今日は早朝より九州と広島へ一泊にて出張し、夜は同期と一献。よって、明日の投稿は休稿となります。...
View Article小橋川永昌(二代仁王)の碗 その6
九州と広島への一泊の挨拶回り、懐かしき元同僚、現在の同僚らとの貴重な語らいの時間はありがたいものです。 男の隠れ家に持ち込まれた箱の中からなにやら碗が4個。「仁王」の書き銘があります。 これは小橋川永昌(二代仁王)の碗と解ります。沖縄では子供時代の呼び名をワラビナーと称するようで、仁王がワラビナーのことらしい。小橋川永昌の父親も仁王を用いていたので二代仁王として、沖縄の壷屋焼の窯を引継ぎました。...
View Article天保九年 観瀑山水図 中林竹洞筆
幼稚園から高校までの同級生の友人が設計してくれた郷里の自宅です。その一室の照明は凝っていますが、母の寝室としてしばらく使用していました。小生は和室で寝起きしており、この部屋では通算しても一ヶ月は使用していません。 その室に飾られている洋画は木下孝則の「裸婦」です。...
View Article染付 隅田川文香合
選挙というものは、ある意味で政治家の茶番劇であるという側面をもっているものですが、今回の選挙もまたそのような側面を改めて感じました。もしかしたら一番賢いのは投票する側の国民であったという今回の参議院選挙の結果かもしれません。 さて息子は最近、小生の寝ているベットに足をかけてくるようになってきました。朝起きると「パパ、どこ?」と半泣き状態で小生を探し回る始末・・・、「かわいいね~」...
View Article懸崖雁行之図 寺崎廣業筆 その44
亡くなった家内の墓参りに帰省した際に、義妹から「お寺の住職さんが会いたいようなことを仰られている」というので、電話連絡してみると、住職の祖父が蒐集された作品を見てももらいたいとのことらしいです。...
View Article再登場 蒔絵刀掛と刀剣と拵え
周囲の男性はゴルフの趣味の方が多いようですが、ゴルフは自己世界ばかりで何が愉しいのか私は理解に苦しみます。もともとゴルフなどは野趣な男の趣味のように思われ、ゴルフは人生そのもの、奥が深いなどは違和感があります。世の男性には「大人の男の趣味」にもっと没頭したほうが世界が広がるように思います。 」て男の隠れ家からの出土品??...
View Article掛合釉盃 浜田庄司作 その20 盃考あれこれ その1
本日は朝一番で大阪へ・・。まずは東京に引き続きOB会への出席。その後、同業者との会合、そして帰京。夜遅くなりそうです・・。 さて伊万里の盃などの窯作品は本ブログで紹介しましたが、陶芸作家による盃は本ブログではきわめて稀かもしれません。...
View Article盃考あれこれ その2
昨夜は大阪からの出張から帰ったのは夜遅く、本日は朝早くから家族で箱根へ・・。 出張や暑いので、週末は体力をつけようと奮発して、先週末には皆でウナギを食べに出かけました。 息子も大喜びです。 帰宅途中でコーヒーを飲もうということになり、ちょっと変わった喫茶店へ・・。 店のご主人とピアノの演奏を控えていた女性の方と話すうちに時間前でしたが、特別にピアノを演奏してくれることになりました。...
View Article氏素性の解らぬ作品 交趾焼? 緑釉蜥蜴彫細工水孟
3連休は近場に遊びに行こうということになり、家族全員で箱根へ・・・。週末はブログの原稿作成にいい時間でしたが、また推敲なしの拙文になってしまいます。ということで本日はなにやら訳のわからない作品の紹介です。 近代中国で作られた作品のように思います。 交趾焼? 緑釉蜥蜴彫細工水孟 補修跡有 銘有 合箱 幅70*奥行き65*高さ55 蜥蜴が覗き込むような作は何か謂れがるのでしょうか?...
View Article源内焼 その79 三彩龍虎文水注
息子が最初は苦手だった滑り台ですが、最近は高くとも、長くとも平気なようです。 慣れるというのは必要なことであり、怖いこともでもあるのですが・・。 本日の作品は源内焼の水注です。 源内焼 その79 三彩龍虎文水注 合箱 幅123*奥行95*高さ125 源内焼の水注は珍品中の珍品です。水注、もしくは酒器でしょうが、実用的ではありませんね。 他の対の同じような器と比較して写真撮影してみました。...
View Articleお馴染みの画家 荒磯 奥村厚一筆 その8
先週末は3連休を利用して、家族皆で箱根まで一泊の旅行してきました。まずは箱根湯元まで小田急線のロマンスカーで行き、そこら登山鉄道に乗り、まずは箱根美術館を目指します。 鈍翁の茶室で一服・・。 息子は慣れたもの・・。「あのお道具はなに?」...
View Article唐子印籠箱・印籠掛
本日の諭告からはグループ会社の集まりでした。幹事で開会挨拶をさせていただきましたが、6社もが社長交代・・、時の流れは恐ろしく早い。 会社というものはその会社から離れて、少し時間が経って外から見れるようになると意外に内部にいると見えないことがろいろと見えてくるものです。数々是正すべき点があると思われるのですが、元の会社では如何せんやり残したことになってしまいました。...
View Article