贋作考 秋圃 伝橋本関雪筆 その5
ここ二日間は会社の本年度の業績会議。年度が始まったばかりではなく、すでに第1クオーターを終了している今が本年度の業績を論ずべきタイミングだと思っています。会社を正しく導くには王道しかありません。「信念をもって、我慢強く(忍耐)、努力すること、正しい方向に」。忍耐と努力はすべてを制する。実に当たり前のこと・・・。当たり前のことを、当たり前に言って、当たり前にできる人が少ない。...
View Article十和田山神社 鳥谷幡山筆
相変わらず、寝ていると小生のベットに足をかけてくる息子ですが、熊さんにも自分でズボンをはかせたらしい。 本ブログで取り上げてきまいした寺崎廣業などの郷土の画家の作品を鑑定していたのが「鳥谷幡山」です。「鳥谷幡山」は寺崎廣業や橋本雅邦の学んだ野田九甫らと同門の画家です。 「鳥谷幡山」は十和田湖とは切っても切れない縁がありますが、本日はそのことに触れてみたいと思います。 十和田山神社 鳥谷幡山筆...
View Article赤絵草花文碗
ゲームに夢中の若者が多いようですが、まことに嘆かわしい状況です。勉学に仕事に打ち込む情熱と時間を無駄にしています。 パソコンゲームはパチンコに似たようなもの、人生を喰い噛む麻薬です。不毛のゲーム熱中などから早く脱却すべきでしょう。...
View Article露朝 田中以知庵筆 その7 かわせみ
なんやらかんやら作品が出てくる男の隠れ家ですが、乾漆の香合が出てきました。 乾漆:器物などの素地 (きじ) 製作法の一つ。木,土,石膏などの型を使って,麻布などを漆糊 (生漆に姫糊を混ぜて作る) で張り重ねて素地を作る方法をいう。中国ではこれを夾紵 (きょうちょ) といい,戦国時代に現れ,漢代に多く製作された。...
View Article鮎 福田豊四郎筆 その13
「刀剣の鍔 その3」ですが、かなりのしつこい赤さびがついている鍔です。 鐸 その3 木瓜形鉄地無銘透鍔 鉄地 木瓜(もっこう)形 保存箱入 縦82*横80*厚さ5 錆が酷かったので手入れしましたが、時間切れです。強引に錆を落とすと傷になり、あとはじっくりやるしかないようです...
View Article源内焼 その81 三彩蝶花文燭台一対
研ぎを完了した太刀(大阪丹波守吉道 特別貴重刀剣 認定作品)とその拵え(特別貴重小道具 認定作品)ですが、砥いだ後はメンテが必要らしい。二度ほど油を塗リ直し、その後は3ヶ月に一回ほどの手入れとか・・。 その合間に写真撮影。「亀と鶴」・・・。太刀の説明、拵えの詳細、掛け軸「跳鮎之図 小泉檀山 その2」は未投稿です。 刀剣は取り扱いに気を使いますね。...
View Article葡萄図-19 天龍道人筆 その30
本日は久方ぶりに天龍道人の作品の紹介です。葡萄の画家と言われた天龍道人の作品です。 賛には「天龍道人 九十三歳」とあり、亡くなった歳の作と推察されます。印章には「天龍」と「公瑜」の白文朱方印と朱文白方印の連印が押印されており、その下には「三国?一家」の印が押印されている。93歳の作品は貴重でそれほど多くないようです。 葡萄図-19 天龍道人筆 その30 紙本水墨軸装 軸先木製 合箱...
View Article氏素性の解らぬ作品 四耳花入 その2
畑で採れたブルーベリー、トマトに続き会社で配りました。 もちろんこれも無農薬。ジャムにすると美味しいです。 さて土日は読者も少ないようですし、こちらもあまり肩のこらない作品にて投稿することにしています。 「他人からみるとガラクタにしか見えない作品が、人によっては気高き花器や茶器となる??・・・。」という信念を持って骨董品を吟味していますが、なかなか思うようにはなるものではありません。...
View Article大津絵 二作品 外法の梯子剃と女虚無僧
久方ぶりに本日は大津絵の紹介ですが、大津絵の江戸期のものは非常に入手しづらくなっているようです。明治以降から最近の作品は入手できるようですが・・。 本日は大津絵の画題としては初めて登場する「女虚無僧」です。本作品は図柄からみると「女虚無僧」と「藤娘」が混同されたような図柄になっています。絵の具から推察すると多少は時代が下がった作品のように思われます。...
View Articleなまづ 小松均筆
休日には最近食欲の落ちている息子を連れて、家族全員でお昼に外食。選挙に出かける前に近所の魚屋さんでマグロの解体があるというので見学へ・・。 マグロは大間が有名で、一時期ときおり出張で行っていました。家内は大トロ、中トロを買いましたが、魚屋で売れていたのはうなぎ。息子だけでなく皆さん夏ばて気味らしい。ところで最近は国産うなぎが高いので、「なまづ」を食うようになったようですね。...
View Article魚獲図(仮題) 小杉放庵筆 その4
茶室の縁側ではクーラーの苦手な義父が昼寝をしているため、床の掛け軸は涼を感じる掛け物にしています。「かわせみ」の掛け軸を変えて今回の作品にしてみました。 魚獲図(仮題) 小杉放庵筆 絹本水墨淡彩軸装 軸先象牙 合箱 全体サイズ:横530*縦1180 画サイズ:横400*縦330 息子と川に魚採りをしたのですが、田舎の私の子供の頃に比べたら生き物が断然に少ないですね。...
View Article百日紅
義父母が畑で作ったブルーベリーを会社で配ったのですが、なんとそのブルーベリーでケーキを作ってくれた女性の同僚からの贈り物。 何気なく貼られたステッカーが嬉しいですね。とても美味しいケーキでした。家内曰く「まだたんまりとあるブルーベリー」だと・・・。 さて以下は前日からの続き・・・。...
View Article氏素性の解らぬ作品 絵志野筒型水指
息子には極力自然に触れて欲しいと思っています。現代の都会の生活は「無機質」が多くなり、スマートフォンのゲームなどはその典型です。 「無機質」の世界はやり直しができたり、感情に任せて夢中になれますが、有機質の生き物の世界はやり直しが効かず慎重にならざるえないことを学び、感情任せになっては命にかかわるということを教えてくれます。もっと有機質の世界で子供を育てたいものです。...
View Article香道具 笹文様蒔絵
家内からのメールに息子の写真が添付されていました。スイカの上に腰掛けたその写真を見ると、最近ずいぶんと「少年」じみてきたな~と感心してしまいました。 あっという間に赤ちゃんから少年になりつつあります。まだ2歳と7ヶ月ですが・・・。愉しみのような、正直なところ恐いような気がします。...
View Article忘れ去られた画家 楼閣山水図 萩尾九皐筆
わが家は皆さん、朝から働き者です。特に夏は日中は暑いので畑仕事は早朝から朝飯前です。息子も畑のお手伝いです。ブルーベリーの採取ですが、これは非常に手間のかかる作業のひとつです。...
View Article贋作考 黄瀬戸茶碗(向付)
桃山期の黄瀬戸は非常に珍重されるがゆえに、その再現に何人もチャレンジしましたが、ほとんどが失敗したようです。近年では加藤唐九郎が成功して以降、幾人かの陶工がその再現に成功しています。 本日紹介する作品は、その再現にチャレンジした当時のものと推察されます。これを「桃山期の黄瀬戸」として売ると贋作になります。 黄瀬戸茶碗(向付) 箱入 口径115*高さ75...
View Article跳鮎之図 小泉檀山筆 その2
夏の夜は花火です。大曲に花火、大文字焼きの花火など郷里の祭典も息子に見せてやりたいものです。まだ赤ちゃんのころ一緒にした花火を覚えているのかな、真冬に雪の上でやった花火も・・・。...
View Article浜田庄司と田村耕一の花入
帰宅すると「今日はなにして遊んだの?」尋ねると、「公園」という息子の回答。家内曰く「パパから教わって水遊び」と・・。写真がメールに添付されていたのを思い出し、「アッ、蛇口を指で塞いで噴水かな~」と・・。びしょぬれになって遊んだらしい。 さて、男の隠れ家からの「鐸」の「その4」です。 鐸 その4 土佐住明珍宗利名 木瓜形 鉄地 保存箱入 縦*横*厚さ...
View Article贋作考 薫風行旅 伝竹内栖鳳筆
畑で採れたブルーベリーを社内で配ったところ、そのブルーベリーを生かしてのケーキを女性の同僚が作ってくれていますが、本日はその第2弾。チーズ風味です。ブルーベリーと相俟って非常に美味しい。息子も大喜びでした。...
View Article最近の色紙などの小作品蒐集
最近紹介しました志野焼の水指・・、家内から突然「どこにあるの?」という質問。茶道具置き場の棚にあると教えてあげると「ぴったりね」と喜んでいました。「ぴったり?」・・・。 どうも旅箪笥?というものに入れる水指に最近紹介しました志野焼の水指のサイズがあったらしい・・・。意外に合わないのが箱と作品。よく茶碗用の保存箱が売られていますが、持っている茶碗と箱ですらサイズが今一合わないものです。...
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