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Channel: 夜噺骨董談義
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なまづ 小松均筆

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休日には最近食欲の落ちている息子を連れて、家族全員でお昼に外食。選挙に出かける前に近所の魚屋さんでマグロの解体があるというので見学へ・・。



マグロは大間が有名で、一時期ときおり出張で行っていました。家内は大トロ、中トロを買いましたが、魚屋で売れていたのはうなぎ。息子だけでなく皆さん夏ばて気味らしい。ところで最近は国産うなぎが高いので、「なまづ」を食うようになったようですね。

ということで、こじつけですが本日は小松均の「なまづ」の作品です。

なまづ 小松均筆
絹本水墨淡彩軸装 軸先練 共箱入
全体サイズ:縦*横 画サイズ:縦400*横410



小松均は京都の大原に居を定め自給自足の生活に入り、世俗とは無縁の暮らしを貫きましたが、雄大で力強い風景画と飄々とした生活、風貌から「大原の画仙」と呼ばれました。



小松均もきっと「なまづ」位は食べたのでしょう?・・・。



小松均の作品で小生が好きなのは「牛」と「なまづ」の作品です。



1902 山形県の曹洞宗延命寺の住職の子として生まれる
1920 上京し、川端画学校に通う
1924 京都に転居し、土田麦僊に師事。東山洋画研究所でデッサンを学ぶ
1928 国画創作協会日本画部解散後、新樹社を結成
1937 津田青楓、小杉放庵、小川芋銭らと墨人会倶楽部を結成
1965 第50回院展で文部大臣賞を受賞
1975 最上川シリーズで芸術選奨文部大臣賞を受賞
1976 京都市文化功労者顕彰 翌年、京都府美術工芸功労者顕彰
1979 第64回院展で内閣総理大臣賞を受賞
1980 勲四等旭日小綬章受章
1986 文化功労者の表彰を受ける
1989 京都で逝去。



私の郷里には「なまづ」はいませんでしたが、ヤツメウナギがたくさんいました。眼にいいというので食している人がたくさんいます。小生はその生態を知っているだけに、ちょっと苦手・・・。

 

産地のひとつであるわが郷里では、カワヤツメをぶつ切りにして醤油と出汁の濃い目のツユですき焼き風に煮込むかやきが冬の味覚となっているようです。



本日はウナギの代用魚の事例でした。息子と小生の二人は試食の食材をパクパク、昼ごはんの後でしたが息子は「おいしいね~」だと・・。二人は満足して選挙の投票へ・・。

 

*本ブログでは落款や印章は極力掲載するようにしています。意外にインターネット上でも少ないのが、この落款や印章の資料で、少しでも読者のお役立てばという思いです。

小生もブログに自分で掲載してあると、作品を見るときに検索できて助かっています。公開していない写真でも画像データに登録しておくといつでも、どのスマートフォンでも見れて便利です。

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