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Channel: 夜噺骨董談義
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百日紅

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義父母が畑で作ったブルーベリーを会社で配ったのですが、なんとそのブルーベリーでケーキを作ってくれた女性の同僚からの贈り物。



何気なく貼られたステッカーが嬉しいですね。とても美味しいケーキでした。家内曰く「まだたんまりとあるブルーベリー」だと・・・。

さて以下は前日からの続き・・・。

改修した倉庫、我々家族では「離れ」と呼ぶようになったようです。小生には実際はやっぱり「倉庫」で、皆には本来は「洗濯干し場」、「昼寝場所」のようですが、「離れ」はなんとも優雅な呼び名で気に入っているようです。

義父がその「離れ」で、昼寝しながら庭を眺めて、「百日紅くらしかこの時期は庭にいろどりがないね~、どうも百日紅も真っ赤だと暑苦しいけど、ま~彩がないのもさびしいからいいかね~」と独り言。



確かにこの時期は草花以外は彩がさびしい。2階の展示室から見える景色にも百日紅は彩を添えてくれています。



庭には他に現在咲いている花はなんと蘇鉄! 10年に一度位の花で珍しいのが・・・、雄花と雌花があるようです。蘇鉄は食べられますが、毒がありますので素人は食用にはしないほうがいいそうです。「ソテツ地獄」という言葉があるくらいです。



百日紅は花が美しく、耐病性もあり、必要以上に大きくならないため、しばしば好んで庭や公園などに植えられますが、花名のサルスベリは、樹皮がツルツルして、猿が登ろうとしても滑ってしまいそうなことに由来しているそうです。実際には滑ることなく、猿は簡単に登ってしまうそうですが・・。



百日紅(サルスベリ)は、百日紅(ヒャクジツコウ)とも呼ばれ、それは、サルスベリが夏の盛りに百日近く咲き続けることに由来するといわれています。

また、ある王子が恋人に百日後の再会を約束して旅立ったものの、戻るとすでに恋人は亡くなっており、埋葬された場所からこの木が生えたという伝説によるともいわれます。



冒頭の写真は息子の撮影によります。息子は小生が写真を撮っていると、なんでも自分で撮りたくなるようです。

息子が寝ている間に、茶花を採る名人の家内に依頼して、離れに百日紅を生けてもらいました。

花器は先日紹介しました下記の作品です。野趣のある花には野趣を抑える花器が似合うようです。たとえ氏素性の解らぬ「ガラクタ」と称せられる作品でも歪な部分を利用してうまく生けてくれています。花器がまるで百日紅(さるすべり)の幹のように・・。

氏素性の解らぬ作品 南蛮手 四耳花入  
合箱入
口径*最大胴径*底径*高232



ところで、サルスベリの花言葉は「雄弁」「愛嬌」「不用意」・・・、なにやら身につまされる花言葉??

*実はこの花器は1000円程度で購入した作品です。購入値段も野趣あふれています


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