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Channel: 夜噺骨董談義
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柳下小禽図 小杉放庵筆 その2

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昨日は株主総会。なにかと忙しい壱日でした。本日は小杉放庵の作品です。

柳下小禽図 小杉放庵筆 その2
紙本水墨淡彩軸装 軸先 合箱 
全体サイズ:横*縦 画サイズ:横300*縦1350



小杉放庵独特の和紙に描いた作品です。鳥の飛ぶ様を描いた作品は小杉放庵の真骨頂です。他に郷里から持ち帰った作品に「啄木」という作品がありますが、それはまた後日の紹介とします。



本作品は共箱ではありません。箱があったと思うのですが、紛失されているようです。なんでも鑑定団のおもちゃと同じく共箱でないと評価が下がります。残念ながら、鳥がなんという鳥なのか小生には判断できかなますが、共箱だったら判明できたと思います。



鳥が舞い降りる瞬間を見事にとらえている作品です。



印章からの制作時期については後学としたいと思います。



下記の作品は思文閣への売却を依頼された作品です。鳥のまわりにしみが発生し始めており、しみ抜きが必要なために、廉価であるとのことでしたが、それでも〇〇万円。小生の仲介の役目は紹介と適切な価格での売買かの確認です。

猛夏 小杉放庵筆
紙本着色軸装共箱二重箱軸先本象牙
全体サイズ:横753*縦1730 画サイズ:縦496*横594
 
 

本作品にも「シミ」が発生していますが、これは掛け軸に限らず、日本画の宿命です。額装にしてもカビやシミが発生します。発生しないように管理することと定期的なシミ抜きが必要となります。

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