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Channel: 夜噺骨董談義
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リメイク 吉祥天 富田渓仙筆 その2

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畑で採れた獅子唐・・、ともかく辛い。我が家ではお手上げなので会社で好きな方へ配りました。



さて、わが郷里は当然ながら樺細工で有名です。男の隠れ家にはたくさんの地元の工芸品がありそうです・・・。

 

このように裏表にわたってすべて桜の表皮で作られている作品は意外に高い



生地も木製の無垢でなくてはなりません。プラスチックなどの廉価品はどうも使い心地がよくありません。



さらに探すとこんな作品がありました。



なかなか面白い形をした作品です。



使いやすいかどうか?



作品展への出品作?



これらの作者について調べてみようかと思います。

本日はずいぶんと前に購入した作品の紹介です。一度投稿していますが、調査原稿が作品に添付されていないので、再度整理しました。男の隠れ家には未整理の作品がまだたくさんありそうです。

吉祥天 富田渓仙筆
紙本軸装水彩着色絹装古径鑑題二重箱入 
全体サイズ:横*縦 画サイズ:横231*縦560



吉祥天とは、もと印度神話に毘沙門天の妃として愛欲複祥を司る神として説かれていたものとのこと。仏教では、この神を金銭珍宝米穀など一切の福徳を得せしめる吉祥の天女としいるとのこと。



像は天衣を着け瓔珞を飾り、容姿端麗にして、左手に蓮華または如意宝珠を捧けるらしい・・・、「容姿端麗」・・・?? 天平美人ということかな?



本作品はわりと強い色合いですばやく描かれた渓仙の佳作だと思います。



「容姿端麗」・・・、美人は拝むだけのほうが無難なようです。関わると碌なことになりません。

「美人画」もそのようです。贋作が多いとか、蒐集家も真贋ばかり気に病んで理屈っぽいなど碌な奴がいない・・・。



人柄のいい人はたくさんいますがその中に美人などほとんどいない。美人で人柄のいい人などまずはいないと思ったほういい、これはもてなかった男のひがみのようなものかもしれませんが、経験則でもあります。



小生の家内は特別・・・



本作品は富田渓仙には珍しく小林古径による箱書きとなっています。

 

 

表具、風鎮・・、蒐集する者はいろんなものに興味を持ってしまいます。好奇心が旺盛らしい。



好奇心が旺盛なので、ときおり美人を振り返り、美人画を購入する・・・、好奇心旺盛ということは支離滅裂ということと紙一重




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