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Channel: 夜噺骨董談義
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古柏山雀図 平福百穂筆 その23

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男の隠れ家にある我がスペースに初めて息子の立ち入りを許可しました。興味深々??



残っているのは主に日常使っていたになりました。男の隠れ家はあちこちに・・・。



おかげさまで未整理作品は少なくなってきまいした。



もともとあった作品やあちこち赴任していた頃に集めた作品が整理で遺っている作品です。



処分も進み、だいぶ整理は進んでいます。



ところで作品入手時に迷うのは、作品に判断材料の乏しいことです。共箱・共シールがない、鑑定書・鑑定シール・鑑定箱がない、まくりの状態である(表具されていない)、さらには落款・印章もないという場合ですが、その場合には作品そのものが根拠にしかなりません。

本日、紹介する作品は落款と印章はありますが、その他の判断材料はありません。こういう場合は感性だけが頼りです。

古柏小禽(山雀)図 平福百穂筆
絹本水墨着色軸装 軸先木製 合箱二重箱 
全体サイズ:縦*横 画サイズ:縦500*横540



物事には一番最初は知識が必要で、経験を積んで知識をベースに知恵を働かせ、最後は感性によって、人を動かし判断していくものですが、あくまでも知識がベースとなります。



知識、経験、知恵がないと感性がただの「感」になりますが、小生の骨董収集はいまだに知識を吸収する段階のようです。



仕事も同じ、若いときは必死で知識を習得し、知恵を絞って物事にあたって経験を積むと、問題に直面したときに感性が自ずと働いて的を得た解決策が生まれるものです。その実績に人がついてくるもののようです。



経験の中で失敗することもあるでしょうが、単なる失敗か、将来に役立つ経験になるかは知恵を絞ったかどうか、努力したかどうかが鍵になります。



骨董も同じで、まがい物を経て、真に迫っていくもののようですが、その過程が大切です。



さ~、本日の作品はいかなる方向性を我にもたらすやら・・。

ひとつひとつの整理にかかる時間と知識は意外に多く、体力と気力が大事・・。

同様のような作品は鮮明ではありませんが、インターネット上のあります。

古柏栗鼠
秋田県立近代美術館蔵



この作品ありきで入手したのではなく、あくまでも未成熟ながら現在の感性で入手判断した作品です。


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