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Channel: 夜噺骨董談義
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動物園へ 虎之図など 大橋翠石筆

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息子と話していると「ゾウさん、知らない」と言う。どうも絵本やテレビで知っているが見たことがないということらしい。それではいざ動物園へ・・。



向かう途中の電車でIPADに夢中の息子、スマートフォンなどは小生より扱いが早い。恐るべし、2歳半・・。



動物園に入る前に腹ごしらえ、完食・・・。

動物園に着いて、「ほれ、あれがゾウさん」、「・・・・・」無言。



「ほれ、あれがライオン」、「・・・・・」無言。



刺激が強かったようで、息抜きに蝶を見学。驚くべき昆虫館、蝶が所狭しと飛び回っていました。



そして、これが虎。「・・・・・」無言。



息子が想像していたものより大きさといい、表情といい、きっと違ったのだろう。見聞きするものと現物がいかに違うかを実感して戸惑ったのだと思う。



「かわいい」とばかり思っていた動物たちが、滝のような小便をするゾウさん、傷だらけのライオン、威厳のある虎、これらを見て、かわいいと思っていたのが、実は「こいつは手ごわい」と感じたのかもしれません。



やはり現地で、現物を、現実をみることは大切なようです。檻でない動物園でよかったかもしれません。小生は坂道だらけの動物園を息子を抱っこして歩きクタクタでしたが・・。



帰宅後、「どれが好き?」と聞いたら「虎」と・・・。

そこで2階展示室は虎の絵の名人、大橋翠石の展示になりました。ん? 大橋翠石を知らない? 本ブログでは5回目ほどの投稿されている画家です。



大げさかもしれませんが、大橋翠石を知らないで日本画はおそらく語れないでしょう。大橋翠石に限らず、意外に系統立てて日本画を理解している御仁は稀のようです。



「私の好きな画題は神社仏閣です。」とか、「私の好きなのは琳派です。」とか、「私の好きな画家は竹内栖鳳です。」とか言う人に限って日本画全体への知識は乏しいものです。



好みや知識は広く持ったほうがいいでしょう。浅学では困りますが・・。



展示室のほとんどの作品が本ブログに投稿されていますが、下記の作品は未投稿作品です。

双虎之図 大橋翠石筆
絹本水墨着色軸装 軸先本象牙 東京美術倶楽部鑑定証 共箱 
全体サイズ:横633*縦2155 画サイズ:横500*縦1373

  

「東京美術倶楽部鑑定証」が付いていますが、信用していいものかどうか。いずれ売買しないかぎり不要のものです。今では下手をすると作品より高くつきます。

作品紹介は機会がありましたら、いずれまた・・・。

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