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Channel: 夜噺骨董談義
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鐘馗図 福田豊四郎筆 その39

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湿気の多い時期に掛け軸の掛け変えは本来は禁物です。仕舞う方の掛け軸に湿気を含んだまま保存箱に収納するとカビの発生が急激に進行するからです。掛け軸を巻くときに、裏の紙部分に水気を感じたら危険信号です。

倉庫改修でエアコンで充分に除湿してあるので、これからは「掛け軸の掛け変え」が湿気の多い時期でも可能となったのは大助かりです。



飾り物の交換は息子が寝た後ですので、夜中にこっそりと・・。別段息子が悪さをするわけではなく、かえって悪さをしてはいけないと感じているようですが、小生から離れず、手伝おうとするので厄介です

室内犬(パグ:木米にダイゴロウという)を二匹飼っていたことがあますが、彼らも決して床に広げた掛け軸の上を歩きませんでした。人が大切に扱っている様子を見ているとちゃんと感じてくれているのでしょう。

実際に行なったことのある人だと解ると思いますが、「掛け軸の掛け変え」といっても結構時間がかかるものです。前の展示作品を収納し、新たな作品を展示する。だいたい人作品につき15分くらいでしょうか? 

作品の状態を確認したり、今までにない発見をしたり、ちょうどよい大きさかどうかチェックしたり・・。



本日は「掛け軸の掛け変え」の作品のひとつで、息子の節句のお祝いに床の間に掛けていた作品です。「鐘馗図」の図は専門に蒐集しているわけではありませんが、日本画には多い題材なので、自然に多くなってきました。

鐘馗図 福田豊四郎筆 その39
紙本水墨淡彩軸装象牙軸共箱 612*1270



本作品は福田豊四郎氏の郷里でお付き合いのある方の子息の誕生を祝って描かれた作品で、その経緯も当方では知っている作品です。ただ、散逸して以降は行方がしれていませんでしたが、縁があって当方で入手されることになりました。



おそらく福田豊四郎の「鐘馗図」はこの一品だけだろうと思いますが・・。福田豊四郎には珍しい大幅の作品です。

  

昭和30年頃の作品です。押印されている印章は最晩年の頃まで使用されていたものです。

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