最近入手した福田豊四郎の色紙の作品が二点ほどあります。福田豊四郎の色紙の作品は丁寧に描かれており、飾っておいても飽きのこない作品が多いと思います。
ネットオークションにおいては怪しい作品が多く、吟味して購入する必要がありますが、本ブログに掲載されている落款と印章を参考にされると間違いは少ないと思います。
林檎 福田豊四郎筆 その64
紙本着色 色紙タトウ入 昭和40年頃
3号
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福田豊四郎の色紙の作品で背景まで着色された静物画は非常に珍しく、また押印されている印章が押印されている作品も数が少ないものです。この押印されている少し縦長の「豊」の白文朱長方印は年によって、多少違いがあり、2種類あるのではと当方では推察しています。
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紅梅 福田豊四郎筆 その63
紙本着色 色紙額装タトウ入 昭和40年頃
3号
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本作品の落款と印章は当方の他の所蔵作品である「蜜柑」などと同じものです。当方で所蔵する「蜜柑」などの色紙の作品は父が亡くなった50年前に母が福田豊四郎に依頼して、父が生前にお世話になった方に差し上げるために描いた頂いた色紙作品の中、母がで手元に残した作品のひとつです。
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福田豊四郎が描いた梅の作品は幾つか所蔵していますが、下記の作品は祖母の依頼で、紫と朱の生地に描いたペアのうち、紫の小袱紗に描いた梅の作品です。印章は押印されず、「豊」の略字が記されています。
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写真では伝わりにくいのですが、このような袱紗は印刷などと違って品格があります。
「林檎」の作品のような作風は意外に福田豊四郎には珍しく、印章も珍しいので、一見購入を躊躇する方も多いかもしれません。当方では同じ印章の作品があり、それらを参考にして判断していますが、大半の判断根拠は作品の出来であることには相違ありません。
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印章なのどの知識を頭の隅においておかないと入手を逃すことになりますが、マニアックにならずに第一印象で真贋は解るようになってきました。
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色紙の作品はまだまだ男の隠れ家にありますが、現在手元にある福田豊四郎の色紙の作品が増えてきました。
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手頃な値段で入手できる福田豊四郎の色紙ですが、「色紙の作品に魅力のある」のも福田豊四郎の特徴と言えるでしょう。
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日本画というのは、大きな作品ばかりでなく、着物や帯に描かれた作品もあり、非常に多種多様な一面があるものです。
そういえば、知り合いの女性が帯に描いた福田豊四郎の作品を所蔵していると言っていましたが・・・。その作品はやはり祖母から叔母に伝わっていた作品らしく、またしても興味深々な作品が・・・。
ところで展示室には代々伝わる蒔絵の硯箱を出してみました。幕末頃の逸品、実は文箱との揃いです。
この作品は当方の未公開作品です。高蒔絵は日本の芸術ですね。小刀や錐は刀剣の世界、墨は中国、水滴は金物細工。総合芸術です。ここにもひとつの色紙のような作品の世界があります。色紙の世界と相通じるということで、今回の展示です。
蓋表と裏では絵柄が違い、箱を開けるとそこは別世界・・・。
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なんといっても息子が興味深々・・・。ただし、当方の旧蔵品ゆえ非公開、息子にも非公開・・??
おっと、福田豊四郎の小作品というともう一作品あります。
挿絵原画? 福田豊四郎筆
紙本着色 額装
画サイズ:縦85*横114
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挿絵で著名な福田豊四郎の作品
三浦綾子の「氷点」
昭和39年12月(1964年)~昭和40年11月(1965年)
「続氷点」
昭和45年5月(1970年)~昭和46年5月(1971年)
福田豊四郎没後は向井久万が担当
本作品には非常に珍しい印章が押印されています。
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福田豊四郎の挿絵原画と思われる作品。ただし正確には挿絵の原画かどうかは不詳です。
戦後を中心に数多くの挿絵を福田豊四郎は担当し、「氷点挿絵展」を催したり、小作品にも数多くの秀作を福田豊四郎は遺しています。
また没後の昭和63年(1988年)に妻文が秋田県立博物館に作品24点とともに、挿絵原画1215枚、スケッチブック71冊、スケッチ1184枚が寄贈されており、それゆえ市場に残存している挿絵原画は少ないと思われます。以前に紹介した大町桂月の挿絵原画とともに大切にしておきたい小品です。
ネットオークションにおいては怪しい作品が多く、吟味して購入する必要がありますが、本ブログに掲載されている落款と印章を参考にされると間違いは少ないと思います。
林檎 福田豊四郎筆 その64
紙本着色 色紙タトウ入 昭和40年頃
3号

福田豊四郎の色紙の作品で背景まで着色された静物画は非常に珍しく、また押印されている印章が押印されている作品も数が少ないものです。この押印されている少し縦長の「豊」の白文朱長方印は年によって、多少違いがあり、2種類あるのではと当方では推察しています。

紅梅 福田豊四郎筆 その63
紙本着色 色紙額装タトウ入 昭和40年頃
3号

本作品の落款と印章は当方の他の所蔵作品である「蜜柑」などと同じものです。当方で所蔵する「蜜柑」などの色紙の作品は父が亡くなった50年前に母が福田豊四郎に依頼して、父が生前にお世話になった方に差し上げるために描いた頂いた色紙作品の中、母がで手元に残した作品のひとつです。




福田豊四郎が描いた梅の作品は幾つか所蔵していますが、下記の作品は祖母の依頼で、紫と朱の生地に描いたペアのうち、紫の小袱紗に描いた梅の作品です。印章は押印されず、「豊」の略字が記されています。

写真では伝わりにくいのですが、このような袱紗は印刷などと違って品格があります。
「林檎」の作品のような作風は意外に福田豊四郎には珍しく、印章も珍しいので、一見購入を躊躇する方も多いかもしれません。当方では同じ印章の作品があり、それらを参考にして判断していますが、大半の判断根拠は作品の出来であることには相違ありません。

印章なのどの知識を頭の隅においておかないと入手を逃すことになりますが、マニアックにならずに第一印象で真贋は解るようになってきました。

色紙の作品はまだまだ男の隠れ家にありますが、現在手元にある福田豊四郎の色紙の作品が増えてきました。

手頃な値段で入手できる福田豊四郎の色紙ですが、「色紙の作品に魅力のある」のも福田豊四郎の特徴と言えるでしょう。


日本画というのは、大きな作品ばかりでなく、着物や帯に描かれた作品もあり、非常に多種多様な一面があるものです。
そういえば、知り合いの女性が帯に描いた福田豊四郎の作品を所蔵していると言っていましたが・・・。その作品はやはり祖母から叔母に伝わっていた作品らしく、またしても興味深々な作品が・・・。
ところで展示室には代々伝わる蒔絵の硯箱を出してみました。幕末頃の逸品、実は文箱との揃いです。
この作品は当方の未公開作品です。高蒔絵は日本の芸術ですね。小刀や錐は刀剣の世界、墨は中国、水滴は金物細工。総合芸術です。ここにもひとつの色紙のような作品の世界があります。色紙の世界と相通じるということで、今回の展示です。
蓋表と裏では絵柄が違い、箱を開けるとそこは別世界・・・。

なんといっても息子が興味深々・・・。ただし、当方の旧蔵品ゆえ非公開、息子にも非公開・・??
おっと、福田豊四郎の小作品というともう一作品あります。
挿絵原画? 福田豊四郎筆
紙本着色 額装
画サイズ:縦85*横114

挿絵で著名な福田豊四郎の作品
三浦綾子の「氷点」
昭和39年12月(1964年)~昭和40年11月(1965年)
「続氷点」
昭和45年5月(1970年)~昭和46年5月(1971年)
福田豊四郎没後は向井久万が担当
本作品には非常に珍しい印章が押印されています。

福田豊四郎の挿絵原画と思われる作品。ただし正確には挿絵の原画かどうかは不詳です。
戦後を中心に数多くの挿絵を福田豊四郎は担当し、「氷点挿絵展」を催したり、小作品にも数多くの秀作を福田豊四郎は遺しています。
また没後の昭和63年(1988年)に妻文が秋田県立博物館に作品24点とともに、挿絵原画1215枚、スケッチブック71冊、スケッチ1184枚が寄贈されており、それゆえ市場に残存している挿絵原画は少ないと思われます。以前に紹介した大町桂月の挿絵原画とともに大切にしておきたい小品です。