幼稚園でプール遊びがあるというので息子の水着を準備・・・。どうやら魚尽くしのよう。
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さて本日紹介する作品はどうやら「雪月花」らしいのだが・。水着と同じでわけがよくわからない。
雪月花三幅対 鬼頭道恭筆
絹本水墨淡彩軸装 軸先塗 荒川静渕極箱入
各々全体サイズ:横325*縦1675 画サイズ:横220*縦920
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桜の下に花魁はまだしも、月の下に骸・・、雪に子守・・・??
印章と落款は下記のとおりです。
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鬼頭道恭:天保11年(1840年)~明治37年(1904年)。 幕末-明治時代の日本画家。天保(てんぽう)11年生まれ。森高雅(こうが)に入門,京都に出,巨勢(こせ)派の北村季隆に仏画を,岡田為恭(ためちか)に土佐派の技法をまなぶ。郷里名古屋で仏画を専門とし,身延山(みのぶさん)久遠寺(くおんじ)六角堂内の装飾絵を完成した。明治37年4月15日死去。65歳。字は一斎、通称は玉三郎。
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左幅は月の下に遺骸・・・・。どういう意味かな?
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家内も首を捻り、物語性がある作品ではと・・・。
もともと雪月花(せつげつか、せつげっか)は、白居易の詩「寄殷協律」の一句「雪月花時最憶君(雪月花の時 最も君を憶ふ)」による語で、雪・月・花という自然の美しい景物を指す語ですが・・。
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音読語としては「雪月花」が用いられることが多いのですが、和語としては「月雪花」(つきゆきはな)の順で用いることが伝統的ですから、絵の順番もこの順なのかもしれません。
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月に骸、桜に花魁、雪に子守・・・・・、なんとも不可解ですが仏画を良く描く鬼頭道恭ですから、なんらかの関連があるものと思います。
雪月花は仏教ではお釈迦様が悟りを開かれた12月8日の鶏鳴の刻(午前2時頃)修行僧が暖を取るため「うずみ豆腐粥」(簡単な点心)を食したことに由来しているともいいます。ちなみに、雪は豆腐、月は大根、花は人参で表現するそうですが・・・。
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雪月花と本作品の関連は未だに良く解っていません。良く解っていない作品でもインスピレーションで購入することは良くあることですが・・。
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雪国に育って、成人して花魁になって、死んで骸となる・・・??? やはり良く解らないImage may be NSFW.
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ところで「雪月花」の題名にて思い起こす日本画の秀作は上村松園作のものです。こちらは宮内庁所蔵作品ですが、小生の探しものである「清少納言」はこの作品と大いに関連のある作品です。
上村松園(1875~1949)
3幅対
昭和12年(1937)
絹本着色 各158.0×54.0
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貞明皇后の御用命を受けて以降,完成まで実に20年以上を要した,女流画家・上村の畢生の力作です。
画題は「雪月花」にこと寄せた平安期の宮廷での雅やかな女性風俗であり,それぞれ『枕草子』,『源氏物語』,そしておそらくは『伊勢物語』等に想を得たと思われる優美な情景が,端正な画面構成と美しい色彩布置により表されている傑作です。
なお本作品の鑑定箱書は荒川静渕によるものです。本ブログでお馴染みの寺崎廣業に師事した画家です。
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荒川静渕:日本画家。愛知県半田市出身。はじめ奥村恭法につく。のち上京して寺崎広業に師事、小堀鞆音の教えを受け、画を生業としたが、関東大震災のため帰郷。
名古屋市南外堀町、さらに西区上園町に住む。名は秀太郎、秀法と号する。仏画を能くする。昭和32年(1957)歿、70才。
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保存状態は良好です。
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この表具の生地はなんでしょうか?
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とにもかくにも息子の水着といい、この世には不可解なことが多い。
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さて本日紹介する作品はどうやら「雪月花」らしいのだが・。水着と同じでわけがよくわからない。
雪月花三幅対 鬼頭道恭筆
絹本水墨淡彩軸装 軸先塗 荒川静渕極箱入
各々全体サイズ:横325*縦1675 画サイズ:横220*縦920
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桜の下に花魁はまだしも、月の下に骸・・、雪に子守・・・??
印章と落款は下記のとおりです。
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鬼頭道恭:天保11年(1840年)~明治37年(1904年)。 幕末-明治時代の日本画家。天保(てんぽう)11年生まれ。森高雅(こうが)に入門,京都に出,巨勢(こせ)派の北村季隆に仏画を,岡田為恭(ためちか)に土佐派の技法をまなぶ。郷里名古屋で仏画を専門とし,身延山(みのぶさん)久遠寺(くおんじ)六角堂内の装飾絵を完成した。明治37年4月15日死去。65歳。字は一斎、通称は玉三郎。
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左幅は月の下に遺骸・・・・。どういう意味かな?
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家内も首を捻り、物語性がある作品ではと・・・。
もともと雪月花(せつげつか、せつげっか)は、白居易の詩「寄殷協律」の一句「雪月花時最憶君(雪月花の時 最も君を憶ふ)」による語で、雪・月・花という自然の美しい景物を指す語ですが・・。
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音読語としては「雪月花」が用いられることが多いのですが、和語としては「月雪花」(つきゆきはな)の順で用いることが伝統的ですから、絵の順番もこの順なのかもしれません。
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月に骸、桜に花魁、雪に子守・・・・・、なんとも不可解ですが仏画を良く描く鬼頭道恭ですから、なんらかの関連があるものと思います。
雪月花は仏教ではお釈迦様が悟りを開かれた12月8日の鶏鳴の刻(午前2時頃)修行僧が暖を取るため「うずみ豆腐粥」(簡単な点心)を食したことに由来しているともいいます。ちなみに、雪は豆腐、月は大根、花は人参で表現するそうですが・・・。
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雪月花と本作品の関連は未だに良く解っていません。良く解っていない作品でもインスピレーションで購入することは良くあることですが・・。
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上村松園(1875~1949)
3幅対
昭和12年(1937)
絹本着色 各158.0×54.0
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貞明皇后の御用命を受けて以降,完成まで実に20年以上を要した,女流画家・上村の畢生の力作です。
画題は「雪月花」にこと寄せた平安期の宮廷での雅やかな女性風俗であり,それぞれ『枕草子』,『源氏物語』,そしておそらくは『伊勢物語』等に想を得たと思われる優美な情景が,端正な画面構成と美しい色彩布置により表されている傑作です。
なお本作品の鑑定箱書は荒川静渕によるものです。本ブログでお馴染みの寺崎廣業に師事した画家です。
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荒川静渕:日本画家。愛知県半田市出身。はじめ奥村恭法につく。のち上京して寺崎広業に師事、小堀鞆音の教えを受け、画を生業としたが、関東大震災のため帰郷。
名古屋市南外堀町、さらに西区上園町に住む。名は秀太郎、秀法と号する。仏画を能くする。昭和32年(1957)歿、70才。
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この表具の生地はなんでしょうか?
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とにもかくにも息子の水着といい、この世には不可解なことが多い。