最近畑で採れたブルーベリー、会社や現場におすそ分けです。あとはジャム・・。
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息子は畑で採れたとうもろこしをがぶり・・、「がぶり」ついでに恐竜展へでかけたらしい。
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小生は夜中にごろんと展示室で横になり、蒐集した作品を再度鑑賞することがなんどもあります。気分転換になりますが、何度も見直すことは大いに大事なことです。蒐集したまま作品を振り返らない方は進歩がまったく無い方です。集めて箱に入れたらお終いの方は、進歩もお終い・・。
なにごとも常に問題意識を持って、あれはどうだったか、これはどうだという振り返る意識がないといけません。
さて、本日もそのような内容の作品紹介です。
インターネットオークションで「四季山水図 色紙 川合玉堂筆(工芸版)」なる作品を見つけ、入札してみたところ、工芸品のわりには値段が上がり、一万円ほどで落札しました。
インターネットオークションでは値段を吊り上げるようなことが見受けられ、真贋も含めてもっと節度あるオークションにしなくていけないと思います。
さて左のタトウがその工芸品の作品です。右の箱が前に投稿しまいした肉筆の「四季山水 色紙」の作品です。
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工芸品は著名な大塚工芸社の作品で、各色紙の説明書が添付されています。
工芸作品と肉筆の作品を比べてみましょう。左が工芸作品、右が肉筆作品です。工芸作品は一部手彩色のようにも思えますが、やはり全体にツルツルした感じがあり、実物ではすぐに工芸品と解ります。
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工芸品では夏は「帰帆」という作品が添えられていますが、肉筆では正月用にか「梅に鶯」の作品となっており、夏用の作品はありません。
この「帰帆」はかなり肉筆に近似しています。祖父が東京のお土産にこの大塚工芸社の作品を買ってきて在郷の方々に配ったと母が言っていました。男の隠れ家にも中村岳稜や徳岡神泉らの大塚工芸社の色紙の作品があります。
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「峠」の作品など肉筆画と工芸作品では構図は同じながら明らかな違いがあります。工芸品を模写した作品ではなさそうです。
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印刷に出す前に何枚か候補があったと考察できるかもしれません。後日、夏用の色紙が加えられたと思われます。
調度この工芸品が盛んになった頃は戦後の昭和に時期ですから、川合玉堂が生存していた可能性がありますが、詳細は不明です。
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ちなみに大塚巧藝社は、大正8年(1919)に美術写真印刷、コロタイプ印刷専門として創業されています。
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上記の写真のように色紙の縁まで絵の具がのっており、非常に印刷の区別が難しくなっています。色紙の裏にはシールが通常はシールが貼られていますが、これを剥がして売るという輩が多いのです。
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基本的に工芸品に押印されている印章は印刷ですが、「工芸」ときちんと印字されているのが基本ですが、この印章を曖昧に実際の印章に近いものが使用されると区別は格段に難しくなります。
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肉筆の作品は二作品に鑑定シールがあること、落款の字体と印章の使用時期が同一であること、印章は印影がきちんと一致していることから、贋作と断定する証拠はありません。
こういう資料が揃ってくると我が趣味はおおいに面白くなります。読者の皆さんは真贋を気にされると思いますが、当事者はそのことは意外にどうでもよくなるものです。
この世で大事なことは「真実とはなにか?」ということで、それを突き止める過程が「生きる」という証なのでしょう。
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息子は畑で採れたとうもろこしをがぶり・・、「がぶり」ついでに恐竜展へでかけたらしい。
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小生は夜中にごろんと展示室で横になり、蒐集した作品を再度鑑賞することがなんどもあります。気分転換になりますが、何度も見直すことは大いに大事なことです。蒐集したまま作品を振り返らない方は進歩がまったく無い方です。集めて箱に入れたらお終いの方は、進歩もお終い・・。
なにごとも常に問題意識を持って、あれはどうだったか、これはどうだという振り返る意識がないといけません。
さて、本日もそのような内容の作品紹介です。
インターネットオークションで「四季山水図 色紙 川合玉堂筆(工芸版)」なる作品を見つけ、入札してみたところ、工芸品のわりには値段が上がり、一万円ほどで落札しました。
インターネットオークションでは値段を吊り上げるようなことが見受けられ、真贋も含めてもっと節度あるオークションにしなくていけないと思います。
さて左のタトウがその工芸品の作品です。右の箱が前に投稿しまいした肉筆の「四季山水 色紙」の作品です。
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工芸品は著名な大塚工芸社の作品で、各色紙の説明書が添付されています。
工芸作品と肉筆の作品を比べてみましょう。左が工芸作品、右が肉筆作品です。工芸作品は一部手彩色のようにも思えますが、やはり全体にツルツルした感じがあり、実物ではすぐに工芸品と解ります。
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工芸品では夏は「帰帆」という作品が添えられていますが、肉筆では正月用にか「梅に鶯」の作品となっており、夏用の作品はありません。
この「帰帆」はかなり肉筆に近似しています。祖父が東京のお土産にこの大塚工芸社の作品を買ってきて在郷の方々に配ったと母が言っていました。男の隠れ家にも中村岳稜や徳岡神泉らの大塚工芸社の色紙の作品があります。
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「峠」の作品など肉筆画と工芸作品では構図は同じながら明らかな違いがあります。工芸品を模写した作品ではなさそうです。
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印刷に出す前に何枚か候補があったと考察できるかもしれません。後日、夏用の色紙が加えられたと思われます。
調度この工芸品が盛んになった頃は戦後の昭和に時期ですから、川合玉堂が生存していた可能性がありますが、詳細は不明です。
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ちなみに大塚巧藝社は、大正8年(1919)に美術写真印刷、コロタイプ印刷専門として創業されています。
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基本的に工芸品に押印されている印章は印刷ですが、「工芸」ときちんと印字されているのが基本ですが、この印章を曖昧に実際の印章に近いものが使用されると区別は格段に難しくなります。
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肉筆の作品は二作品に鑑定シールがあること、落款の字体と印章の使用時期が同一であること、印章は印影がきちんと一致していることから、贋作と断定する証拠はありません。
こういう資料が揃ってくると我が趣味はおおいに面白くなります。読者の皆さんは真贋を気にされると思いますが、当事者はそのことは意外にどうでもよくなるものです。
この世で大事なことは「真実とはなにか?」ということで、それを突き止める過程が「生きる」という証なのでしょう。