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江山之図 釧雲泉筆 その21

本日から3連荘で飲み会ですが、飲み会でちょっと帰りが遅く帰宅すると息子が「パパ、遅いよ!」と・・、少し早めに帰ると「早く会いたいから早く帰ってきたの?」と宣う。「会いたいなら毎日早く帰っておいでよ。」と小生の頬を撫でながら・・・Image may be NSFW.
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 最後の日は大阪まで出張なのでかなり遅くなるが・・・・。

さて久方ぶりに釧雲泉の作品の紹介です。横になが~い大きな掛け軸です。

江山之図 釧雲泉筆 その21
紙本水墨軸装 軸先木製 合箱
全体サイズ:縦1440*横977 画サイズ:縦573*横847
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賛には「元人林堅□? 壬戌(みずのえいぬ、じんじゅつ)秋日於江山出堂 雲泉就写 押印(「六石居士」白文朱方印)」とあり、1802年(享和2年)、釧雲泉が42歳の作品。「享和2年(1802年)には江戸に下向し湯島天神の裏門付近に居住。」頃の作と推察されます。


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印章は珍しく釧雲泉の別号の「六石居士」(白文朱方印)と思われます。右上の遊印?は「雲泉」?

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「元人林堅□?」は中国の元時代の画家のことだと思われますが、当方では解りかねています。印章は未確認ですが、本作品は当方では真作と判断しております。

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*(上記文章作成後、しばらくしてから)調べてみたら文献に下記の印影が掲載されていました。よく資料と線の太さが違うといって同一印章と認めない方がおられますが・・・??? 当方での真作という判断には変更はありません。

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釧雲泉の作品は前期の頃が自由奔放で、後期の作品は重々しい雰囲気とされ、前期の作品のほうが評価が高いようですが、本作品は時期的には中間期でありますがどちらかというと後期の作行に近いもののように思います。

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眺めていると「いいな~」と思える作品です。

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本ブログで紹介した「秋渓蕭散 釧雲泉筆」(欄間額装)と同一の落款「癸亥(みずのとい)重陽写寫干波懐楼」とあった出来の良い釧雲泉の長条幅を入手し損ねて落ち込んでおりますが、本作品を入手して気を取り直しております。

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家内曰く、「また釧雲泉? 違いがよくわからないな~」だと・・。

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家内曰くは「贋作との違い」のことを言っているようです。正直なところ小生にもよくわからないImage may be NSFW.
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箱もない作品ですので、保存箱を用意しなくてはなりませんが、これくらい長~い掛け軸の保存箱は特注・・・??

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