先週末は家内の遠州流の先生宅にて初釜ということで、「パパが行かないと行かない!」と駄々をこねる息子のためにも小生も行くことにしました。三人は着物姿・・。
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息子の着物は小生のおさがり、小生の着物は父のおさがり・・。息子にはまだちょっと大きいかな?
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小生には父のおさがりは少し小さめ。ダイエットしなくは・・、せっかく遺されている着物、着て歩こうと思います。
着物に慣れていない小生は汚すからと、高級な着物は家内からエヌジー。そこで出されたのが村山大島紬・・・、一応羽織付。
父が戦前か戦後間もない頃に購入したと思われる着物オーバー・・。着物のタグに「日本橋白木屋」(現在はコレド日本橋)とある。父の粋な遺品Image may be NSFW.
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村山大島紬(むらやまおおしまつむぎ):東京都武蔵村山市周辺で伝統的に生産されている紬、すなわち、玉繭から紡いだ絹糸を板締染色し、絣織によって文様を出す絹布、およびそれを和服に仕立てたもののブランド名。
奄美大島の特産品である大島紬が生糸を用いるようになって普及が進んだ大正時代に、それに類似したものとして「大島」の名が使われ普及が進んだが、文様の彫刻を施した木の板を用いて意匠を染める板締の技法を用いるなど、大島紬とは異なる特徴をもっている。
村山大島紬は、1967年に東京都無形文化財に指定された。1975年には、経済産業大臣指定伝統的工芸品として、この制度による最初の指定の際に、東京都で唯一指定を受けた。
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とうとう着るものまで骨董品となったきました。
さて、本日は父と親友であった福田豊四郎氏の作品の紹介です。
数多く福田豊四郎の作品を所蔵してきていると、おのずとある程度の真贋の判断はできるようになるものです。本作品には珍しく印章はありませんが、真作と判断できます。
洛北 福田豊四郎筆 その76
紙本水墨淡彩軸装 軸先練 共箱
全体サイズ:縦1145*横410 画サイズ:縦310*横300
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おそらく昭和10年頃に席上で描いた作品で、印章は持ち合わせていなかったのだろうと思われますが、戦後(昭和25年頃)になって後日表具されてきた作品の箱に共箱として署名したものと推察されます。「洛北」とあり、京都にて修行していたころの作と推察されます。
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これを真作と断定できるのは、筆致と落款、印章の年代的な総合的な判断によります。
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このような判断ができるようになるには、多くの作品の蒐集する経験を積まなくてはなりません。
下記の作品もまた蒐集の初期の頃に表具されていない作品を購入したものです。
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作品の印章と落款と出来、そして巻き止めある書付から真作と判断しています。
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戦前の初期の頃のたいへん出来の良い作品です。
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これら表具もされていない作品を買い求めて、お金をかけた表具して保存しておく・・・、物好きとコレクターは紙一重ですが、きちんとした知識と経験に基づいたコレクションはそれなりの価値があるものと自負しています。
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よく見かける行き当たりばったりの一万、二万の骨董の買い物では決して良いものは集まらないと思っています。
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氏素性の良い相当な金額の作品を購入する下地があって、良き骨董が集まり、そして理解できると考えます。
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ちなみに福田豊四郎の氏素性の良い作品は最適でも20万近くはします。
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そのような作品の蒐集を踏まえて上で、際どい作品が解るようになるというものです。
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落款や印章は比較するまでもなくなります。
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小作品・・、こちらは古くから家にある福田豊四郎の晩年の「梅」。むろん真作。
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正月ということで平福百穂の「梅」。これも真作。
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平櫛田中の大黒天二点の上には福田豊四郎の社の作品。両脇には源内焼の蝋燭点て。
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郷里の画家の好きな作品に囲まれる時は至福の時・・・、古きよきものは時代を経て人にかえってくる。現代にそのようなものはあるのだろうか? ブランド品? そのようなものは「無駄」と読む。
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小生には父のおさがりは少し小さめ。ダイエットしなくは・・、せっかく遺されている着物、着て歩こうと思います。
着物に慣れていない小生は汚すからと、高級な着物は家内からエヌジー。そこで出されたのが村山大島紬・・・、一応羽織付。
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村山大島紬(むらやまおおしまつむぎ):東京都武蔵村山市周辺で伝統的に生産されている紬、すなわち、玉繭から紡いだ絹糸を板締染色し、絣織によって文様を出す絹布、およびそれを和服に仕立てたもののブランド名。
奄美大島の特産品である大島紬が生糸を用いるようになって普及が進んだ大正時代に、それに類似したものとして「大島」の名が使われ普及が進んだが、文様の彫刻を施した木の板を用いて意匠を染める板締の技法を用いるなど、大島紬とは異なる特徴をもっている。
村山大島紬は、1967年に東京都無形文化財に指定された。1975年には、経済産業大臣指定伝統的工芸品として、この制度による最初の指定の際に、東京都で唯一指定を受けた。
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とうとう着るものまで骨董品となったきました。
さて、本日は父と親友であった福田豊四郎氏の作品の紹介です。
数多く福田豊四郎の作品を所蔵してきていると、おのずとある程度の真贋の判断はできるようになるものです。本作品には珍しく印章はありませんが、真作と判断できます。
洛北 福田豊四郎筆 その76
紙本水墨淡彩軸装 軸先練 共箱
全体サイズ:縦1145*横410 画サイズ:縦310*横300
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おそらく昭和10年頃に席上で描いた作品で、印章は持ち合わせていなかったのだろうと思われますが、戦後(昭和25年頃)になって後日表具されてきた作品の箱に共箱として署名したものと推察されます。「洛北」とあり、京都にて修行していたころの作と推察されます。
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下記の作品もまた蒐集の初期の頃に表具されていない作品を購入したものです。
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作品の印章と落款と出来、そして巻き止めある書付から真作と判断しています。
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戦前の初期の頃のたいへん出来の良い作品です。
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これら表具もされていない作品を買い求めて、お金をかけた表具して保存しておく・・・、物好きとコレクターは紙一重ですが、きちんとした知識と経験に基づいたコレクションはそれなりの価値があるものと自負しています。
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よく見かける行き当たりばったりの一万、二万の骨董の買い物では決して良いものは集まらないと思っています。
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氏素性の良い相当な金額の作品を購入する下地があって、良き骨董が集まり、そして理解できると考えます。
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ちなみに福田豊四郎の氏素性の良い作品は最適でも20万近くはします。
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そのような作品の蒐集を踏まえて上で、際どい作品が解るようになるというものです。
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落款や印章は比較するまでもなくなります。
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小作品・・、こちらは古くから家にある福田豊四郎の晩年の「梅」。むろん真作。
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正月ということで平福百穂の「梅」。これも真作。
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平櫛田中の大黒天二点の上には福田豊四郎の社の作品。両脇には源内焼の蝋燭点て。
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郷里の画家の好きな作品に囲まれる時は至福の時・・・、古きよきものは時代を経て人にかえってくる。現代にそのようなものはあるのだろうか? ブランド品? そのようなものは「無駄」と読む。