我が家の朝は全員が早い。暑くなる前に義父と義母は今はブルーベリーの収穫作業です。ブルーベリーの収穫がいかにたいへんかはやってみたことのある人にしか解らないでしょう。早朝と夕刻には義父と義母は作業に出ています。家内はご飯支度、小生は朝の5時に起きては出勤です。息子はそのお見送り・・。
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帰省している間に息子は義母がブルーベリーの収穫をしている夢を見たそうですが、まさの正夢・・、ジャムも毎年通り出来上がってきています。
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早起きは三文の得、我が家の食事は畑で採れたもの。息子は現在は好き嫌いがありません。
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本日紹介する作品は、以前に紹介した作品ですが、作品へのコメントにもあるように当方でも水指として使えないかと考えていました。
リメイク 古上野焼 熊谷窯 砂金形水指
箱入
高さ145*最大幅184
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以前に本ブログに本作品を紹介しており、繰り返しになりますが上野焼について概略を記すると下記のようにないます。
************************************************
遠州七窯のひとつ。慶長7年(1602)、細川忠興(斎三)が、朝鮮陶工尊諧に命じ窯を上野の福智山の麓に窯を移した。
細川忠興は、茶人でもあり、小堀遠州の指導を受け、茶器を焼かせた。寛永9年(1632)、細川氏が肥後に転封になると尊諧は長男と次男を連れて肥後に移り、高田焼を起こした。三男の十時孫左衛門と婿の渡久左衛門をこの地に残し、新藩主となった小笠原氏に仕えさせた。
時代によって作風は異なる。上野焼は藩窯として保護を受けるが、明治20年に完全に廃絶した。明治35年(1902), 廃窯を惜しんだ有志が、高鶴、熊谷両家を押し立てて上野焼の再興をはかった。しかし、高鶴家は経営難ら手を引き、熊谷八郎の熊谷家のみが上野焼を守った。昭和13年(1938)になり、高鶴家が再び窯を持ち、大戦後は青柳家も加わって3家の時代がしばらく続いた。
1960年代からの陶芸ブームによって、十時家も復活し、窯元も増加した。通産省の伝統工芸品に指定されている。当初は地味な釉薬が多かったが、緑の鮮やかな釉薬も使われるようになった。象眼、玉子手、上野木目、上野そうめん流などといった変わった技法も使われている。
************************************************
印について
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上野焼の江戸中期以後の作品には上野焼の証である「巴」の印がつけられるようになり、茶陶に限らず、置物類や雑器類も作られるようになります。
後期には、一般的に知られる銅を含んだ緑青釉を始め、紫蘇手、上野三彩などが作られ、作品を特徴づけました。
本作品は底に「巴印」と「釜印」が押印されています。特徴の銅呈色による緑色の釉の掛かったものは全て皿山本窯のもので、窯印の「左巴に甫」「右巴に高」は幕末天保頃で、古い上野焼には印がないようです。なお本作品は「左巴」の印を用いています。
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ブログへのコメントに下記の記述が寄せられています。
『上野焼き愛好家の一人です。この作品は寸法からして多分水指ではないでしょうか?
「上野砂金形水指」のようです。砂金袋をイメージして作られたようです。
時代は幕末前後。吉田窯、又は、熊谷窯だと思います。印の感じでは熊谷窯のように思われますが・・』
おそらく上記のコメントは的確なものであろうと思います。
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本作品には残念ながら蓋がありませんでしたので、塗蓋を造ろうと思い郷里の「男の隠れ家」から持ち帰ってきました。歪な個所もあり、塗蓋を製作するにしても結構面倒なものになると思っていましたが、当方の所蔵である古志野の水指の塗蓋を当ててみると多少のガタツキはあるものの使えそうです。
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明末赤絵の菓子鉢に塗蓋を製作した際にはやり直しになっていましたので、実際に歪な塗蓋は結構面倒な製作となることもあり、兼用で代用してみることにしました。
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単に飾り物として扱っていた作品ですが、用途が定まって映える作品となりました。家内は茶道で遠州流を習っており、「どう使えない?」と言ってみましたがいい反応はしませんでした。Image may be NSFW.
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早起きは三文の得、砂金袋ゆえ小銭の貯金箱にでも使おうかな、チャリンなんてねImage may be NSFW.
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早起きは三文の得、我が家の食事は畑で採れたもの。息子は現在は好き嫌いがありません。
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本日紹介する作品は、以前に紹介した作品ですが、作品へのコメントにもあるように当方でも水指として使えないかと考えていました。
リメイク 古上野焼 熊谷窯 砂金形水指
箱入
高さ145*最大幅184
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以前に本ブログに本作品を紹介しており、繰り返しになりますが上野焼について概略を記すると下記のようにないます。
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遠州七窯のひとつ。慶長7年(1602)、細川忠興(斎三)が、朝鮮陶工尊諧に命じ窯を上野の福智山の麓に窯を移した。
細川忠興は、茶人でもあり、小堀遠州の指導を受け、茶器を焼かせた。寛永9年(1632)、細川氏が肥後に転封になると尊諧は長男と次男を連れて肥後に移り、高田焼を起こした。三男の十時孫左衛門と婿の渡久左衛門をこの地に残し、新藩主となった小笠原氏に仕えさせた。
時代によって作風は異なる。上野焼は藩窯として保護を受けるが、明治20年に完全に廃絶した。明治35年(1902), 廃窯を惜しんだ有志が、高鶴、熊谷両家を押し立てて上野焼の再興をはかった。しかし、高鶴家は経営難ら手を引き、熊谷八郎の熊谷家のみが上野焼を守った。昭和13年(1938)になり、高鶴家が再び窯を持ち、大戦後は青柳家も加わって3家の時代がしばらく続いた。
1960年代からの陶芸ブームによって、十時家も復活し、窯元も増加した。通産省の伝統工芸品に指定されている。当初は地味な釉薬が多かったが、緑の鮮やかな釉薬も使われるようになった。象眼、玉子手、上野木目、上野そうめん流などといった変わった技法も使われている。
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印について
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上野焼の江戸中期以後の作品には上野焼の証である「巴」の印がつけられるようになり、茶陶に限らず、置物類や雑器類も作られるようになります。
後期には、一般的に知られる銅を含んだ緑青釉を始め、紫蘇手、上野三彩などが作られ、作品を特徴づけました。
本作品は底に「巴印」と「釜印」が押印されています。特徴の銅呈色による緑色の釉の掛かったものは全て皿山本窯のもので、窯印の「左巴に甫」「右巴に高」は幕末天保頃で、古い上野焼には印がないようです。なお本作品は「左巴」の印を用いています。
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『上野焼き愛好家の一人です。この作品は寸法からして多分水指ではないでしょうか?
「上野砂金形水指」のようです。砂金袋をイメージして作られたようです。
時代は幕末前後。吉田窯、又は、熊谷窯だと思います。印の感じでは熊谷窯のように思われますが・・』
おそらく上記のコメントは的確なものであろうと思います。
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本作品には残念ながら蓋がありませんでしたので、塗蓋を造ろうと思い郷里の「男の隠れ家」から持ち帰ってきました。歪な個所もあり、塗蓋を製作するにしても結構面倒なものになると思っていましたが、当方の所蔵である古志野の水指の塗蓋を当ててみると多少のガタツキはあるものの使えそうです。
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明末赤絵の菓子鉢に塗蓋を製作した際にはやり直しになっていましたので、実際に歪な塗蓋は結構面倒な製作となることもあり、兼用で代用してみることにしました。
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