今回の帰省で昨年亡くなった母の遺品を整理していたら番傘が出てきました。
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祖父が興した会社名が記されているのでおそらく祖父が作らせたものでしょう。
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状態がしっかりしており、直すところがないいい状態で遺っていました。
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番傘は重いけど実に美しい・・・。
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手入れは必要なのでしょうが、今回はそのままにしておきました。
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絵の部分は竹です。同じく遺品の結城紬の着物を着て雨の銀座を闊歩してみたいね。
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さて本日紹介する作品は古染付の器を茶碗に見立てた作品のようです。
古染付 草花文茶碗
銅覆輪 杉古丸箱
口径128*高さ80*高台径
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本来古染付には茶碗として作られた作品は極端に少ないと思います。香炉や火入れのような用途で制作された作品が、茶碗に見立てられているものが多々あるようです。本作品も口縁に銅の覆輪があることから、元来は茶碗ではない用途に作られた茶碗のように推定されます。
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ふっくらした器形に見込みは碗形をとり、見込みが深く、口径とのバランスが良い為、茶を点易い実際的な碗となっています。清潔感のある釉肌に草花文は呉須の発色も良く、見て心地のよい清々しいものとなっています。
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高台内にも釉薬が全面にかかり、本来は砂が多く付いている高台もきれいに仕上がっています。
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古い杉の丸い形状の箱に収められていますが、さすがにこれでは紐が痛んでいます。紐を誂え直しておきましょう。真田紐は袋紐が基本ですし、いくつか備えておくのが骨董を趣味とする者の基本です。痛んだ箱や由緒ある箱に写真などは直接貼るのは無粋ですので止めましょうね。
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茶渋がついており使っていたお茶碗のようです。
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なにゆえ覆輪を回したか? 切ったのか、虫喰がひどかったのか?
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古染付のお茶碗は非常に少ないし、その理由は磁器そのものが茶碗に向いていないこと、古染付の砂付高台、虫喰が畳を痛めたり、口当たりが悪いので茶碗に不向きである点が推察されます。
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後世の人がそれでも茶碗に見立てたいと思って覆輪を回したとか考えています。ともかく、無いことはないのでしょうが古染付の茶碗は数少ないようです。
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古染付のロマン? 古染付に恋したのか窓はハート形????
番傘もロマン・・・。
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祖父が興した会社名が記されているのでおそらく祖父が作らせたものでしょう。
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状態がしっかりしており、直すところがないいい状態で遺っていました。
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番傘は重いけど実に美しい・・・。
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絵の部分は竹です。同じく遺品の結城紬の着物を着て雨の銀座を闊歩してみたいね。
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さて本日紹介する作品は古染付の器を茶碗に見立てた作品のようです。
古染付 草花文茶碗
銅覆輪 杉古丸箱
口径128*高さ80*高台径
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本来古染付には茶碗として作られた作品は極端に少ないと思います。香炉や火入れのような用途で制作された作品が、茶碗に見立てられているものが多々あるようです。本作品も口縁に銅の覆輪があることから、元来は茶碗ではない用途に作られた茶碗のように推定されます。
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ふっくらした器形に見込みは碗形をとり、見込みが深く、口径とのバランスが良い為、茶を点易い実際的な碗となっています。清潔感のある釉肌に草花文は呉須の発色も良く、見て心地のよい清々しいものとなっています。
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高台内にも釉薬が全面にかかり、本来は砂が多く付いている高台もきれいに仕上がっています。
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古い杉の丸い形状の箱に収められていますが、さすがにこれでは紐が痛んでいます。紐を誂え直しておきましょう。真田紐は袋紐が基本ですし、いくつか備えておくのが骨董を趣味とする者の基本です。痛んだ箱や由緒ある箱に写真などは直接貼るのは無粋ですので止めましょうね。
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茶渋がついており使っていたお茶碗のようです。
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なにゆえ覆輪を回したか? 切ったのか、虫喰がひどかったのか?
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古染付のお茶碗は非常に少ないし、その理由は磁器そのものが茶碗に向いていないこと、古染付の砂付高台、虫喰が畳を痛めたり、口当たりが悪いので茶碗に不向きである点が推察されます。
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後世の人がそれでも茶碗に見立てたいと思って覆輪を回したとか考えています。ともかく、無いことはないのでしょうが古染付の茶碗は数少ないようです。
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古染付のロマン? 古染付に恋したのか窓はハート形????
番傘もロマン・・・。