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明末呉須赤絵 花鳥文尺皿 その2

母の遺品と共に父が遺した遺品も一緒に整理しています。前からあるのは解っていたのですが、あらためて使えるかどうか確かめました。

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ともかく重い・・・。とはいえ破棄するにはもたいないもののようです。

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皮の厚みはとてつもなく分厚い。痛んでいるのが、味の良い痛み具合というところかな。

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息子と一緒によっこらしょ・・。

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鍵は行方不明・・。とりあえず皮の応急処置的な手入れはしておきました。持ち帰って少し手入れして鍵を作れるかどうか検討することにしました。

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中はシルクらしい。いたってモダンな作りですが、作ったところは解りません。おそらく戦前のもの? 家内の義父母と相談して直すことにしましたが、ほとんど直すところはなく、無くなっている中のベルト1本くらいでしょう。

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さて本日の作品の紹介です。明末呉須赤絵の大皿の作品には口径400ミリ前後の作品と、尺皿前後の作品とおおきく大きさで2種類があるようです。

明末呉須赤絵 花鳥文尺皿 その2
割れ補修跡有 誂箱
全体サイズ:口径330~337*高台径175*高さ75~82

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このような高台畳付きの粗い砂目を特徴とする粗製の五彩磁器を、日本では呉須赤絵とよび、茶道具や食器として賞翫したようです。

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この手の皿は完品の数が少なく、また発色の良いものと兼ね備えた作品は滅多にありません。虫喰や高台の粗々しい砂付高台を見どころとするためか、もともと窯割れのある作品も出荷されていることや船で運ぶ際の擦り傷も気にしなったような作品が多々あります。

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粗雑さを旨とする作品群なので、粗雑な扱いも多く、箱に収納されている作品も少ないようです。よって遺っている作品の汚れもあり、意外に洗うときれいになりますね。

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骨董商は時代感を大切にするので意外にものを洗いませんが、蒐集側は洗う事が多いようです。売る側ではないので蒐集する側は気軽に作品を洗います。

本作品は「明末呉須赤絵 花鳥文尺皿 その1」とほぼ同じ大きさ、同じ図柄の作品です。

明末呉須赤絵 花鳥文尺皿 その1
杉古箱入
全体サイズ:口径338*高台径*高さ71

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よく似ていますね。

呉須赤絵の名品。赤絵の発色がきわめて良い作品で、生地にかけられた白い上薬が純白に近い。このような安定した乳白色を得るというのは窯の中の偶然性によるもののようです。次に文様が良い。見込みの上に小さな赤い丸がある。これは太陽。その下に2羽の鳥、左側に2輪の菊を、右側に1株の牡丹を描いている。

外側には、上の方にぽつっと太陽があり、飛翔する竜が勢いよく描かれている。蓬莱山や草花紋など、これだけの題材を叩き込んでいるのに煩雑ではない。裏も乳白色の釉薬が綺麗にとけて、高台の中は薬がたれたのをささっと拭いて、さらに流れている。砂が払われて丁寧な作りになっている。

この手の大皿の作品は大きさが大きく2種類あるようで、40センチ前後のものと33センチのものがあります。40センチ近い大皿と比較してみた写真が下記の写真です。40センチ近い作品は本ブログですでに紹介されています。

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この手の作品は数が多く、同手の文様の作品が多々あります。ただ完品が少なく、完品の評価は非常に高くなります。

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模様は多々あり、ブログで紹介されている主な作品と並べてみました。完品が少ないのは保存箱に収納されている作品が少ないからかもしれません。ともかく大きいので保管するにしても積み上げたりしていると見込みの釉薬が擦れたり、破損する可能性が高くなります。

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きちんとした保管が必須になりますね。

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作品も重いため、いくら箱に保管してもこれ以上は積み上げないほうがいいようです。

大皿も重い、トランクも重い・・・。どちらもきちんとした保管が必要ですが、いったい何に使う?


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