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Channel: 夜噺骨董談義
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明末呉須赤絵 獅子文八寸皿 

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最近になって見つけた家内の実家の車庫に放ってあった昔の一対の鏡・・・。そういえば以前に本ブログで紹介した印籠もこの車庫からの発見でした。



緑青などの錆を落として、簡単に磨きなおして食品の入っていた桐の箱に収めておきました。



骨董店でよく見かける代物です。郷里では三種の神器(八咫鏡・八尺瓊勾玉・天叢雲剣の総称=鏡・玉・刀)として大切にしているところもありますが、今では不要の品物でしょう。



通常は作った人の銘があります。



このような鏡でよく映ったのでしょうかね?



刀など製作していた鍛冶工が幕末や明治に盛んに作ったのではないでしょうか?



家内の実家のものですので、家具などの収納庫に仕舞っておきましたが、家人は全く興味を示していません



さて本日の作品の紹介です。

明末呉須赤絵の作品群は一尺を超える大皿ばかりがもてはやされますが、実は七寸皿前後の大きさの作品にも優品が多いようです。当方では大皿をメインとして蒐集していますが、さすがに無傷で出来の良い呉須赤絵の大皿の作品は値段的にハードルが高いので、ときおり中皿程度の作品を購入して気を静めています。



本日紹介する作品は見込みの絵は青を中心として描かれている作品です。時には「呉須青絵」と称される作品です。

明末呉須赤絵 獅子文八寸皿 
合箱入
口径240*高台径124*高さ50



絵付けの面白さがこの作品群の生命線です。



大皿や大鉢と中皿の作品の特徴は同じで砂付き高台、虫喰いなどがあることです。



意外に虫喰いの状態は少ないかもしれません。



呉須赤絵の作品群はいずれにしても絵の洒脱さが評価の分かれ目です。

本ブログに紹介されている同様の作品群は下記の作品です。

明末呉須赤絵 楼閣紋様青手九寸皿
合箱
口径274*高台径165*高さ68



呉須赤絵 五彩牡丹鳳凰文八寸皿
古箱入
径248*高台径*高さ41



呉須赤絵 牡丹鳳凰文七寸皿 
合箱入
全体サイズ:口径209*高台径123*高さ36



明末呉須赤絵 牡丹鳥文七寸皿 
合箱入
全体サイズ:口径225*高台径128*高さ45



明末呉須赤絵 鳳凰文七寸皿  
合箱
全体サイズ:口径228*高台径110*高さ47



明末呉須赤絵 鳳凰文七寸皿
杉古箱入
全体サイズ:口径230*高台径120*高さ45



明末呉須赤絵 湖畔楼閣文六寸皿
合箱
全体サイズ:口径182*高台径93*高さ27



明末呉須赤絵 福の字花草紋六寸皿 清朝期
窯割れ補修跡 合箱
全体サイズ:口径182*高台径103*高さ44



明末呉須赤絵 鳥花文五寸皿
合箱
全体サイズ:口径169*高台径85*高さ28



これらの作品も呉須赤絵を語る上では欠かせない作品群です。



さ~て、一つの分野を極まめるのはなんとも気長な蒐集が必要なようです。

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