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Channel: 夜噺骨董談義
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漁村春暁 中村左洲筆 その10 大正7年春

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「鯛の左洲」と称される中村左洲、決して鯛を描いた作品だけではなく、美人画に代表される人物画、地元の風景画にも秀でた画家です。本日はその中村左洲の風景を描いた作品を紹介します。

漁村春暁 中村左洲筆 その7 大正7年春
絹本水墨淡彩軸装 軸先塗 共箱 
全体サイズ:縦1960*横550 画サイズ:縦1110*横415

 

中村左洲の評価がそれほど上がらない理由は駄作も多いということでしょうか? 

弟子に有名な画家が輩出されていない点も評価が高くならない理由のひとつでしょうが、本ブログでも数多くの作品が投稿されている寺崎廣業と同じく、依頼されて描いた数多くの凡作が、将来的には仇になったようです。

席画のようの瞬時に描いた作品ははっきり言って下手です。この画家は腰を据えて描かかないといい作品ならないらしい・・・・



漁師として、画家として郷里で生活した中村左洲は風景を主題とした情趣こまやかな風景作品に画家中村左洲の技量が より強く現れているように思われます。



なお中村左洲の鯛の作品にも駄作が多いのも欠点になっていると当方では判断しています。鯉を描いた作品も腰を据えていない作品は駄作ばかりです。最低3匹以上の作品でないとダメ・・・



箱書に描いた時期が解る年記が記されていますが、このように年記が解るのは蒐集する側にはありがたいことです。

  

大正期、昭和期のある程度力の入った作品によい作品があるようですね。

 

中村左洲のように無名に近い?日本画家の掛け軸の作品は、今のように掛け軸を飾る文化が希薄になっている現代において、非常に蒐集しやすい作品群になっています。なんといっても入手する費用が安くてすみます。



墨を滲ませた特徴的な画法で描いた「漁村春暁」と題された本作品、小生は好きな作品です。漁村風景のもっている独特の荒々しい雰囲気が伝わってきます。



現代はなにも床の間だけでなく、掛け軸を飾る場をもっと増やしたらいい。階段の踊り場に展示する欠き込みのようにした棚を作るとか・・・。日本人はもっと日本文化の汎用性を考えて暮らすできだろうと思います。


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