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氏素性の解らぬ作品 古萬古焼 青磁(天青釉)唐獅子双耳獣足香炉

義父が亡くなってなにかと気ぜわしく、収穫期を逃していた畑の落花生。配った先では評判が良いと義父が作付けを増やしていたので気になっていました。週末には、誰とはなしに動き出し、近所の方の手伝いもあり、ともかく家族全員で落花生を収穫してみることにしました。

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長雨にもたたられ、さらには上記の理由で収穫期を逃したこともあり、さらにネズミによる被害がはなはだしく、収穫は思いのほかひどいものです。それでも採れるだけ収穫しました。

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手伝っていた息子はほどなくダウン・・・。秋晴れの下、昼寝とあいなりました。

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しまいには畑でバッタ捕りに精を出していました。「晴耕雨読」・・・????Image may be NSFW.
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さて本日の昨比紹介は(古)萬古焼らしき作品の紹介です。

正直なところ、当方には(古)萬古焼については知識もなければ、あまり興味もないImage may be NSFW.
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のですが、本作品はその面白さに惹かれて入手した作品です。

*萬古焼については以前に本ブログで「盃洗」の作品で記述しましたので、詳細は省略いたします。

古萬古焼 青磁(天青釉)唐獅子双耳獣足香炉
底印 古箱入
最大幅145*奥行*高さ134

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古萬古焼には色絵だけでなくこのような「天青釉」のような青磁が存在することを初めて知りました。青磁を意識した銅緑釉を萬古青磁あるいは青釉と表現しているとのことです。「萬古青磁(ばんこせいじ)」とよばれる技法が色絵の一種としてあるようです。青い上絵具をかけ低温で焼いたもので青磁のような色を呈します。色絵具の色ムラはあるものの青色の涼やかな趣を意図しているようです。

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つまり萬古焼では青磁を意識した銅緑釉をかけて萬古青磁あるいは青釉と呼称しているようです。一般的な青磁とは趣を異にしていますね。

*香炉の蓋部分に金繕いがありますが、窯割れなのか焼成後の傷なのかは不明です。

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青磁(天青釉)の色合いは一種独特ですね。一目見た時にはペンキを塗った?という感じです。萬古焼の色絵の作品には他の焼成でもいい作品があるのですが、正直なところ食指があまり動きません。

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この作品の面白さは色合いもさることながら、見所は摘みの部分や双耳、脚の部分の獅子などでしょう。

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青磁と呼ぶには違和感のある作品ですが、獅子の部分などを眺めていると徐々に親しみの湧く作品ですね。

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耳の部分は獅子というより子犬? かわいいですね。

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脚は魔除けか? まるで舌を出している獅子??

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底には印があります。

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二つの印がありますが、ひとつは判読不能?です。これが古萬古の印なのかどうかは小生には分かりません。

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収められている古箱には「古萬古」と記されています。

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一般的に古箱は痛みやすいので風呂敷など古箱を包んで扱います。外から見てどのような作品か分かるように当方ではネームプレートに写真を付けて保管しています。

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骨董蒐集に関わる者はとかく真贋のみにこだわりますが、作品自体を愉しむ姿勢が一番大切と教えてくれる作品のひとつです。

骨董蒐集も野菜の収穫も結果は天のみぞ知る、ともかく楽しめ!



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