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Channel: 夜噺骨董談義
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西湖湖心亭 福田豊四郎筆 その36

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先週は三日連続で遅い帰宅でしたが、その一日はできたばかりの客先への接待専用のフロアでの会食。料理はなだ万、飾ってある作品は川端龍子、中村岳稜(扇面「紫陽花」)、徳田八十吉、狩野探幽関連の狩野派一連の作品。これらは客先が客先だけに本物揃い。久方ぶりに立派な座敷で気持ちよく酔えました。酔いに任せて作品解説・・。ちょっと野暮なことで口が多すぎたかもしれません。

本日は福田豊四郎の作品です。
郷里からの福田豊四郎の作品を「なんでも鑑定団」に出品されていましたが、贋作という評価だったこともあり、福田豊四郎の作品を帰省した折にしばらくぶりに鑑賞しました。こちらは正真正銘の真作です。

西湖湖心亭 福田豊四郎筆 その36(整理番号)
絹本着色軸装 共箱二重箱軸先本象牙
全体サイズ:縦1445*横655 画サイズ:縦438*横507



本作品は一時期、やむえない状況で手放した作品です。縁あってふたたび戻ってきました。骨董というものは不思議なものです。



中国に旅行した際のスケッチをもとにして描いた作品と思われます。



郷里からの福田豊四郎作ということで「なんでも鑑定団」に出品した作品は、売買に関係した方々は贋作とは思っていなかったようです。

本作品はむろん本物で、床の間に飾られていた中村岳凌の「紫陽花」の扇面画に劣らない作品ですね。


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