ここのところ読みかけていた本「四十九日のレシピ」(伊吹有喜著 ポプラ文庫)を週末に詠み終わりました。なかなかの秀作と思います。大切な人を亡くした時に形を変えてその人がこの世に蘇るのかということついて私は実際にあるように思えます。私の場合は家内の実家の近所で飼っていた犬でしたが、三回忌の前に自動車事故で亡くなりました
現在の家内が私に料理のレシピを作ってくれました。とても役に立ちましたが、今はその家内が料理してくれるので、覚えたレシピはほとんど忘れました・・。家内が亡くなり、子供もなく、母も痴呆症気味となり姉がひきとり、天涯孤独と思った時に生きる力が必要となりましたが、今の家内はそれを与えてくれました
人はいつかは一人になりますが、それを自覚するか、覚悟があるかで大きく生き方が違うように思います。まだまだ私にはその覚悟は出来かねていますが、この本はそういうことを改めて考えるにはいい本だと思います。
さて本日は先日投稿しました下記の作品と双幅をなすものです。この二作品を双幅として家に飾っても心から「素晴らしい作品だね」と誉めてくれる人は何人いるでしょうか?? 本物は他人にはなかなか理解できないものらしい
でも実物は本当に迫力のある素晴らしい作品ですが
赤壁秋夜景図 横井金谷筆
紙本水墨淡彩 軸先鹿骨 合箱
全体サイズ:縦1840*横605 画サイズ:縦1210*横490
1幅ずつ売却されてもののようです。1幅ずつ売ってほうが値段が高くなると思ってのことでしょう。
蜀道積雪図 横井金谷筆
紙本水墨淡彩 軸先鹿骨 合箱
全体サイズ:縦1840*横605 画サイズ:縦1210*横490
蜀道とは漢中から成都への桟道の事で、李白が「蜀道の難は、青天に上るよりも難し」と歌ったほどの難所であった。 中でも、垂直に切り立った岩肌に取り付く蜀の桟道は、現在は観光名所として知られています。
荒々しいまでの岩壁・・。そう人生もこのような道を行くようなものです。ちょっとしたことで足を踏み外すこともある。足元をきちんと見つめていくことが大切・・。
雪が降る中、子連れの旅人でしょうか? 旅は道連れ、人生も道連れがあるとまた愉しいもの。
ちょっと暗いところで鑑賞すると木が浮き上がって見えてきます。
人物がコミカルに表現され、子共の手が冷たそうな気配が伝わってきます。
岩壁の赤い部分や墨の部分も離れてみると非常に効果的です。
このような作品は良さを感じてくれないと放棄されることもありえるという危険性を持っています。
さて双幅を並べて鑑賞しましょう。
かくして離れ離れになった双幅は私の手元でまたもとの鞘に収まりました。箱も片方の作品に着いていた箱が保存箱となりました。きちんと箱に収めて作品も喜んでいるでしょう。
表具や箱を直したり、仕立てをきちんとすることは後世にいい作品を遺す収集家の大切な役割です。たとえ、私の所蔵するガラクタ作品であろうとも・・・
「四十九日のレシピ」の本に「古いものを大切にある人に悪い奴はいない。」という記述がありました
現在の家内が私に料理のレシピを作ってくれました。とても役に立ちましたが、今はその家内が料理してくれるので、覚えたレシピはほとんど忘れました・・。家内が亡くなり、子供もなく、母も痴呆症気味となり姉がひきとり、天涯孤独と思った時に生きる力が必要となりましたが、今の家内はそれを与えてくれました
人はいつかは一人になりますが、それを自覚するか、覚悟があるかで大きく生き方が違うように思います。まだまだ私にはその覚悟は出来かねていますが、この本はそういうことを改めて考えるにはいい本だと思います。
さて本日は先日投稿しました下記の作品と双幅をなすものです。この二作品を双幅として家に飾っても心から「素晴らしい作品だね」と誉めてくれる人は何人いるでしょうか?? 本物は他人にはなかなか理解できないものらしい
でも実物は本当に迫力のある素晴らしい作品ですが
赤壁秋夜景図 横井金谷筆
紙本水墨淡彩 軸先鹿骨 合箱
全体サイズ:縦1840*横605 画サイズ:縦1210*横490
1幅ずつ売却されてもののようです。1幅ずつ売ってほうが値段が高くなると思ってのことでしょう。
蜀道積雪図 横井金谷筆
紙本水墨淡彩 軸先鹿骨 合箱
全体サイズ:縦1840*横605 画サイズ:縦1210*横490
蜀道とは漢中から成都への桟道の事で、李白が「蜀道の難は、青天に上るよりも難し」と歌ったほどの難所であった。 中でも、垂直に切り立った岩肌に取り付く蜀の桟道は、現在は観光名所として知られています。
荒々しいまでの岩壁・・。そう人生もこのような道を行くようなものです。ちょっとしたことで足を踏み外すこともある。足元をきちんと見つめていくことが大切・・。
雪が降る中、子連れの旅人でしょうか? 旅は道連れ、人生も道連れがあるとまた愉しいもの。
ちょっと暗いところで鑑賞すると木が浮き上がって見えてきます。
人物がコミカルに表現され、子共の手が冷たそうな気配が伝わってきます。
岩壁の赤い部分や墨の部分も離れてみると非常に効果的です。
このような作品は良さを感じてくれないと放棄されることもありえるという危険性を持っています。
さて双幅を並べて鑑賞しましょう。
かくして離れ離れになった双幅は私の手元でまたもとの鞘に収まりました。箱も片方の作品に着いていた箱が保存箱となりました。きちんと箱に収めて作品も喜んでいるでしょう。
表具や箱を直したり、仕立てをきちんとすることは後世にいい作品を遺す収集家の大切な役割です。たとえ、私の所蔵するガラクタ作品であろうとも・・・
「四十九日のレシピ」の本に「古いものを大切にある人に悪い奴はいない。」という記述がありました