民放のテレビドラマの拙さには呆れかえるほどであり、いろんな面で勉強不足も甚だしいのですが、先日は家内が女優の麻生祐未が銀座の一流ママの役として出演していたのに対して、「着物の衿が段々がついておかしい。」と・・。たしかにだらしがない。
さらに関連しては「なんでも鑑定団」で銀座のママさんの宝物が特集されましたが碌なものがない。もらったものがメインですが、そもそも「もらいもの」にいいものがあろうはずがない。視聴率ばかり気にする民放から少し距離をおきたいと思うこの頃ですが、それに比してNHKの最近のドラマはBSも含めて秀逸な作品が多く、ストーリー作りもさることながら時代考証もしっかりしています。当方はどうしても床の飾りや襖絵などに惹かれるのですが、それなりにいいものを使用しています。民放はストーリーと同じくガラクタばかり・・・![]()
さて大橋翆石の作品というと「虎」の作品ですが、他には獅子などの同列の動物、さらには山羊、猫、金魚を描いた作品が大橋翆石の作品にはありますが、本日紹介するのは「狸」を描いた作品です。
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*手前は「伊部七角飾皿 金重道明作」(共箱 全体サイズ:最大幅435*高さ50)の作品です。
狸図 大橋翠石筆
紙本淡彩軸装 合箱
全体サイズ:縦1900*横545 画サイズ:縦1045*横407
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「狸」というと「他を抜く」という出世、昇進の縁起物の作品ですが、そのことを亡くなった家内に説明すると、「もうそういう時代感覚ではないのではないか? まだそう思っているの?」と言われたのを強く覚えています。
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現代では出世欲の強い人間ほどある意味で常識感覚を逸脱することが多いという認識でしょうし、家内は齢数を経たなら早くそういう意識から脱却しなさいということを言いたかったのでしょう。
視聴率、出世欲、功績などを焦ると碌なことにならないようです。意外にまだまだそういう人間が多いのかもしれませんね。
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落款からは初期の作品だと推定されます。点石翠石 、つまり「石」字の第四画上部に点が付されている落款の書体で、1910年(明治43年)夏までこの落款であると推察されてますが、同様の書体の落款でも多少の違いがあり、他の所蔵作品であり、本ブログで紹介している「正面之虎」より製作時期は後の明治期末の作と思われます。初期の画風は南画画法によって虎なら縞で輪郭を作り描いており、実際の輪郭線は描きません。さらに虎の作品なら毛書きは白黒で描かれているために全体には薄く白っぽく見え、さらに背景がないという特徴があります。
*本作品は当方で改装しています。
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上記が落款の資料との比較です。上記写真の左が本作品、右が図録からの資料です。年数の変遷がありますが同一の印影です。
初期の作品は数が少ないので貴重な作品と言えるかもしれません。
さらに関連しては「なんでも鑑定団」で銀座のママさんの宝物が特集されましたが碌なものがない。もらったものがメインですが、そもそも「もらいもの」にいいものがあろうはずがない。視聴率ばかり気にする民放から少し距離をおきたいと思うこの頃ですが、それに比してNHKの最近のドラマはBSも含めて秀逸な作品が多く、ストーリー作りもさることながら時代考証もしっかりしています。当方はどうしても床の飾りや襖絵などに惹かれるのですが、それなりにいいものを使用しています。民放はストーリーと同じくガラクタばかり・・・

さて大橋翆石の作品というと「虎」の作品ですが、他には獅子などの同列の動物、さらには山羊、猫、金魚を描いた作品が大橋翆石の作品にはありますが、本日紹介するのは「狸」を描いた作品です。

*手前は「伊部七角飾皿 金重道明作」(共箱 全体サイズ:最大幅435*高さ50)の作品です。
狸図 大橋翠石筆
紙本淡彩軸装 合箱
全体サイズ:縦1900*横545 画サイズ:縦1045*横407


「狸」というと「他を抜く」という出世、昇進の縁起物の作品ですが、そのことを亡くなった家内に説明すると、「もうそういう時代感覚ではないのではないか? まだそう思っているの?」と言われたのを強く覚えています。

現代では出世欲の強い人間ほどある意味で常識感覚を逸脱することが多いという認識でしょうし、家内は齢数を経たなら早くそういう意識から脱却しなさいということを言いたかったのでしょう。
視聴率、出世欲、功績などを焦ると碌なことにならないようです。意外にまだまだそういう人間が多いのかもしれませんね。

落款からは初期の作品だと推定されます。点石翠石 、つまり「石」字の第四画上部に点が付されている落款の書体で、1910年(明治43年)夏までこの落款であると推察されてますが、同様の書体の落款でも多少の違いがあり、他の所蔵作品であり、本ブログで紹介している「正面之虎」より製作時期は後の明治期末の作と思われます。初期の画風は南画画法によって虎なら縞で輪郭を作り描いており、実際の輪郭線は描きません。さらに虎の作品なら毛書きは白黒で描かれているために全体には薄く白っぽく見え、さらに背景がないという特徴があります。
*本作品は当方で改装しています。


上記が落款の資料との比較です。上記写真の左が本作品、右が図録からの資料です。年数の変遷がありますが同一の印影です。
初期の作品は数が少ないので貴重な作品と言えるかもしれません。