建築現場の独立採算性について検証してみよう。建設会社の生産の最小単位は各々の現場ですが、現場は基本的には決られた請負金額での枠で採算性を検討することとなります。予算案をもとに現実的な予算に組み直すことになりますが、採算性に合う予算なら問題は少ないのですが、最近の労賃や材料費の値上がりで大概予算オーバーとなることが多くなりました。
そこで予算圧縮案を練るわけですが、現場という狭い枠内で考えることとなります。採算性が見合う場合なら、独立採算でも効率的な面も多くあったのですが、予算が厳しくなりアイデアや客先との交渉が必要となる場合には一転して非効率的となることが多くなります。
組織的に客先に交渉、内容の再検討しようとしても、現場独立採算性が強く、かつ営業、設計、工事管理の部署が連携しておらず、そういう風土が会社にないと動きが緩慢となります。
結果として、いままで独立採算で運営してきたので、現場所長に依存する雰囲気が強く、現場も支店に依頼してもなにもしてくれないという考えとなってしまっていることが多くなります。現場独立採算性が強い会社では、そもそも管理部門内でもそういうややこしい問題を解決する手段を持ち合わせていないことが多く、会議室や打ち合わせコーナーすら同じフロアに存在しないなど、ましてや夜を徹して議論するという土壌が欠落しているものです。
いつまでも対策を打たず、情報交換もなされず、現場でなんとかするだろうという雰囲気で最悪の結末を迎えることとなりかねません。赤字の店舗を店長の責任とし、決算まで放置しておくようなものです。
現場独立採算にはそれなりに優秀な人材が必要ですが、採算性が合う工事を担当し現場内だけで功績をあげて昇進してきた上司の下では組織を活用する人材も育たなくなり、結局は複数の採算性の合わない工事を生むことになりかねません。入手時に先取り減額案やコストカットを自分の成功したケースをベースに考えてしまうので、悪循環な経営に陥る場合が多々あります。
現場独立採算はもはやこの情報化時代、コスト競争時代では通用しなしと考える方が得策だと思います。まずは情報をベースに正確な入手判断が重要です。コスト競争が激化すると戦略的な入手判断もまた必要であり、すべて黒字で入手するということには無理が生じてきます。
組織的にトップを交えた入手判断や損益管理が必要です。テレビ会議や損益管理の一元化などが急務ですが、システム作りよりはまずは土壌づくりの根本である意識改革が必要です。一部の人がいくら頑張ってもなかなか改善しないことが多いのですが、ポイントは情報を経営トップ(支店長)に一元化することです。ただし報告は曲解したり、希望的な観測での情報にならないように、少人数ではなく議論の場で情報を得ることが肝要です。
理想論と思われるかしれませんが、窮状を救うのは王道です。解りきったことと考える人が多いでしょうが、意外と自覚していないものです。
せめて当社はそうはならないようにしたいものです。
さて本日は「本物なら掘り出し物」と購入してきた釧雲泉の作品と思われるもの・・・、性懲りもなく打ち捨てられている釧雲泉の作品を入手。
芭蕉山水図 その13 釧雲泉筆
紙本水墨淡彩軸装 軸先木製 合箱
全体サイズ:縦1890*横330 画サイズ:縦1210*横220
性懲りもなくと笑うなかれ・・・・、骨董趣味とするものは往生際が悪いもの。
一応「雲泉」というら落款とそれらしい印章は押印され、ご丁寧に右下に遊印と思いきや「・・真蹟」とかというよけいな印章まで押印されています。
なんとなくよさそうで購入したのですが・・・、どうも本作品も怪しい
こういうことを何度も繰り返して、見る眼ができるらしいが・・・・
人間、いつまでも生きていられるものではない。年をとったら欲のままに動くのも良いもの・・・、でもやっぱり正確な判断が大切で、入手判断を誤ってはいけませんね
そこで予算圧縮案を練るわけですが、現場という狭い枠内で考えることとなります。採算性が見合う場合なら、独立採算でも効率的な面も多くあったのですが、予算が厳しくなりアイデアや客先との交渉が必要となる場合には一転して非効率的となることが多くなります。
組織的に客先に交渉、内容の再検討しようとしても、現場独立採算性が強く、かつ営業、設計、工事管理の部署が連携しておらず、そういう風土が会社にないと動きが緩慢となります。
結果として、いままで独立採算で運営してきたので、現場所長に依存する雰囲気が強く、現場も支店に依頼してもなにもしてくれないという考えとなってしまっていることが多くなります。現場独立採算性が強い会社では、そもそも管理部門内でもそういうややこしい問題を解決する手段を持ち合わせていないことが多く、会議室や打ち合わせコーナーすら同じフロアに存在しないなど、ましてや夜を徹して議論するという土壌が欠落しているものです。
いつまでも対策を打たず、情報交換もなされず、現場でなんとかするだろうという雰囲気で最悪の結末を迎えることとなりかねません。赤字の店舗を店長の責任とし、決算まで放置しておくようなものです。
現場独立採算にはそれなりに優秀な人材が必要ですが、採算性が合う工事を担当し現場内だけで功績をあげて昇進してきた上司の下では組織を活用する人材も育たなくなり、結局は複数の採算性の合わない工事を生むことになりかねません。入手時に先取り減額案やコストカットを自分の成功したケースをベースに考えてしまうので、悪循環な経営に陥る場合が多々あります。
現場独立採算はもはやこの情報化時代、コスト競争時代では通用しなしと考える方が得策だと思います。まずは情報をベースに正確な入手判断が重要です。コスト競争が激化すると戦略的な入手判断もまた必要であり、すべて黒字で入手するということには無理が生じてきます。
組織的にトップを交えた入手判断や損益管理が必要です。テレビ会議や損益管理の一元化などが急務ですが、システム作りよりはまずは土壌づくりの根本である意識改革が必要です。一部の人がいくら頑張ってもなかなか改善しないことが多いのですが、ポイントは情報を経営トップ(支店長)に一元化することです。ただし報告は曲解したり、希望的な観測での情報にならないように、少人数ではなく議論の場で情報を得ることが肝要です。
理想論と思われるかしれませんが、窮状を救うのは王道です。解りきったことと考える人が多いでしょうが、意外と自覚していないものです。
せめて当社はそうはならないようにしたいものです。
さて本日は「本物なら掘り出し物」と購入してきた釧雲泉の作品と思われるもの・・・、性懲りもなく打ち捨てられている釧雲泉の作品を入手。
芭蕉山水図 その13 釧雲泉筆
紙本水墨淡彩軸装 軸先木製 合箱
全体サイズ:縦1890*横330 画サイズ:縦1210*横220
性懲りもなくと笑うなかれ・・・・、骨董趣味とするものは往生際が悪いもの。
一応「雲泉」というら落款とそれらしい印章は押印され、ご丁寧に右下に遊印と思いきや「・・真蹟」とかというよけいな印章まで押印されています。
なんとなくよさそうで購入したのですが・・・、どうも本作品も怪しい
こういうことを何度も繰り返して、見る眼ができるらしいが・・・・
人間、いつまでも生きていられるものではない。年をとったら欲のままに動くのも良いもの・・・、でもやっぱり正確な判断が大切で、入手判断を誤ってはいけませんね