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Channel: 夜噺骨董談義
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秋の径 & 雲ノ平(共に仮題) 奥村厚一筆 その16 & その17

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本日は当方の好きな風景画家の一人である奥村厚一氏の作品が2作品入手できましたので紹介します。



家内の感想によると奥村厚一の作品は「きれいだがインパクトが少ない。」とのこと・・。たしかにそう言われるとそうかもしれませんが、山を題材にして描く奥村厚一氏の作品は、山好きの小生にとっては捨てがたい画家ですし、一方の蒐集対象の郷里出身の画家の福田豊四郎と関連からも今後も蒐集対象としていこうと考えている画家のひとりです。


本日紹介する奥村厚一の2作品はマイナーな画家であるためか、共に1万円以下で入手できましたが、廉価で入手できるしっかりした画家の作品として評価できます。蒐集は基本的に無理せずに自分の懐具合に応じて蒐集できる画家を選んでいます。
投資するならもっと高評価な画家の作品がいいでしょうがリスクを伴う覚悟が必要となります。
雲ノ平 奥村厚一筆 その16紙本着色軸装 軸先象牙 合箱全体サイズ:縦1385*横660 画サイズ:縦400*横505


奥村厚一は京都で生まれています。京都絵専卒、研究科修了ののち西村五雲に師事し、第二回日展特選となっています。
「我らは世界性に立脚する日本絵画の創造期を期す」として、昭和23年の創造美術結成。秋野不矩、福田豊四郎、山本丘人、吉岡堅二ら東西の中堅作家13名の創立会員の一人として参画しています。


以後新制作協会日本画部から創画会への変遷とともに歩み、生涯一貫して風景画にこだわった作品を遺しています。風景画を追求し、晩年は水墨調の画風を展開しました。主に風景画を得意とし、大きな作品はもとよりスケッチも味わい深いと評されています。つまり写生の基本がしっかりした画家ということ・・。
創画会会員で、京都市立芸大名誉教授・嵯峨美短大教授。昭和49年(1974)歿、享年69才。福田豊四郎と活躍した年代、活動した領域がほぼ同じです。


奥村厚一の掛け軸の作品はシミが多い・???  画材の種類のせいなのだろうか? 共箱ではないので染み抜きして額装にするのもいいかもしれませんが、表具は上等なもので誂えています。


次の作品も共箱ではないので題名は仮のものです。


秋の径 奥村厚一筆 その17紙本着色軸装 軸先象牙 合箱全体サイズ:縦1390*横670 画サイズ:縦420*横510


どこかで見たような路・・・。


郷里のようでもあり、登山に際しての下山の途中のようでもあり・・・。


印章は他の所蔵作品「雪道」と同様の印です。


悩んだ末にこれ以上のシミの発生を防ぐためにもこの2作品は共箱ではないことから額装にすることにしました。似合いそうな額をインターネットオークションで廉価で手に入れ、額装にすると費用がそれ程かかりません。


いい表具をつかっているのでももったいないとは思うのですが、表具材は転用も可能ですし、掛け軸のままだと飾る場所や機会が減ってしまうので額装もありと判断しました。


絵に似合った額は、オーダーメイドをしないないかぎり市販品ではなかなかな似合うものはないし高価であり、古い額の方がいい出来の額が多く、廉価です。また額には黄袋とせめて段ボール製のタトウは作りましょう。保存や扱いが数段楽になりますし、絵を傷めません。
さて仕上がりや如何に・・?? 額装に仕上がった作品は廊下のギャラリーに展示しています。


廊下の改装(天井の張り替え)に際して、ちょっと絵を飾りすぎたかな? 改装の際には廊下にもピクチャーレールを取り付けました。


中古で数があるとはいえ、絵に似合った額を探すのは意外にひと苦労します。日本画の額より油彩画の額の方が種類があって選ぶのは楽ですね。


日本画の額やマット・面金は、各々現在は規格化されていて種類が少ないように思います。















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