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森の王(少女と梟) 円鍔勝三作 1968年頃 その4

当方の数少ない彫刻作品の蒐集対象にいつ頃からか圓鍔勝三の作品が入り込んできました。著名な彫刻ゆえ一品ものの作品はなかなか入手できませんが、ブロンズの作品のように手頃な作品を入手しています。
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森の王(少女と梟) 円鍔勝三作 1968年頃 その4ブロンズ像 誂ひとみ箱幅133*奥行115*高さ455
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この作品にある同題の「ふくろう(森の王)」の作品を制作した頃の圓鍔勝三の略歴は下記のとおりです。この頃にこの作品を制作したという確証はありませんが・・・。
1968年(昭和43年)63歳    日本美術家連盟委員となる。日本彫塑会委員長となる。第1回個展を東京・日本橋三越にて開催、木彫、ブロンズ、石彫、樹脂テラゾー等30点出品。第16回日彫展に万霊記念碑「虎」出品。「ふくろう」制作。=神奈川県立近代美術館蔵=沖縄に「ひろしまの塔」制作。香川県小豆島公園に「愛の泉」制作。川崎市稲毛公園に「平和の塔」制作。11回日展に「芝生に立つ」出品。=東京都美術館蔵=「一すじ」制作。「横臥」制作。「黄色の布を巻く娘」制作。「手足を組む」制作。「神苑の駒」制作。「母子像」制作。「熱帯魚」制作。
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台座には「森の王」と題されています。他の作品を見るとフクロウを単体で作った作品に「森の王」と題された作品が数多くありますが、少女に抱かれたフクロウの作品は他には見当たりません・・??
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残念ながら共箱はありませんので、詳細は不明ですが、もっと調べてみる必要がありそうです。
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圓鍔勝造は創作初期には木彫りの作品が中心でしたが、戦後はブロンズや陶器、樹脂などの素材を使い、またそれらを混合した表現も行なったようです。
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戦後の彫刻界は抽象表現を取り入れる作家が多かった中で、圓鍔勝三は創作初期から写実を基本として簡略化した人体像を主にモチーフとしており、あくまでも具象彫刻による新たな造形を模索しています。
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他に類を見ない独自の領域を開拓し、現代感覚の表現に抜群の新鮮さを持つ作風は\高く評価され、昭和63年には文化勲章を受賞し、現代彫刻の巨匠と称されています。
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題名は「森の王」・・・??? なぜ梟に「森の王」と題しているのかは不明ですね。梟は「不苦労」、もしくは「福老」とされ、縁起物の題材ですが、森では「森の物知り博士」、「森の哲学者」と称されています。もしくは「森の忍者」・・??「森の王」というイメージは今まであまりなかったですね。
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このようなブロンズの作品は何体作られたは不明ですが、廉価にて入手できますし、日に焼けたり、破損する心配がないので、窓際に飾れるで便利です。
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子どもが小学生で多くの友達が遊びに来るので、書斎の窓台などの危なくないところに飾って愉しんでします。
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