郷里に帰省した際の帰郷のお土産に買うのが「山吹饅頭」・・。意外にショップでは売っていないし、あってもすぐに売り切れになります。
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上小阿仁村のお店まで出向かないと入手が難しいお饅頭です。ファンが多いのですが、入手が困難なのが難点。
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さて本日は楽のお茶碗の作品です。
家内が習っている茶道の流派は遠州流ですが、この流派では千家と違って楽系統の焼物はあまり使わないそうです。亡くなった母は裏千家でしたのでよく楽系統のお道具は使っていましたが・・・。
当方はあまリ茶道具には興味がありませんが、それでもときおり楽系統の器を入手することがあります。本日はそのような作品から楽のお茶碗の紹介です。
下記の写真左の作品は黒楽茶碗(片身替) 伝十ニ代弘入作
共箱入
口径115*高台径*高さ72として本ブログにてすでに紹介しています。
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本日紹介するのは上記写真の右の作品です。
黒楽茶碗 伝九代了入作仕覆付 合箱入 口径115*高台径43~46*高さ81
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ちなみに楽家九代の了入の陶歴は下記のとおりです。
******************************
九代 了入:(1756年~1834年) 樂家三代樂道入(ノンコウ)(1599-1656)以来の名工とされ樂家中興の名工と称されています。長入の次男ですが、兄である八代得入(1745-1774)が病弱により25歳で隠居したため、14歳の明和七年(1770年)に樂家の家業を継ぎ、喜全と号して樂家九代樂吉左衛門を襲名しました。のちの文化8年(1811年)表千家九代了々斎宗左(1775-1825)より【了】の一字を贈られ了入と称しました。
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文政8年(1825年)に近江国石山に隠棲し、悠々自適の生涯を送った作陶期間が長く65年ぐらい活躍した。主に後半になってから、へら使いや造詣具合が自由で面白い作品を作るようになったとされます。一つの技法に縛られない自由闊達な作陶生活を送っており、手捏ね技法における箆削りを強調したものが有名だそうです。
******************************
基本的に楽茶碗はそのすべてが手捏ねであり、その後に箆による削り、その跡が面白い作品が珍重されたのでしょう。
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本作品は胴部分に波を打ったような模様がありますが、これは箆で削りだして作っています。
手捏ねで本体のあらあらを作って、ちょうどよい硬さの段階で、箆で削って造形していく茶碗の作り方は、私も百個は作ったでしょうか? その面白みは時間の経つのも忘れてしまうほど面白いものです。
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全体に使い込んだ感じがしますね。
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黒楽茶碗は渋い感じが魅力・・・・。
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窯から取り出す際の挟み跡などの土見せもひとつの景色になっています。
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裏に了入が隠居してから使っている印があります。
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この印はよく見かけますね。
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お仕覆がついていますが、残念ながら共箱ではありません。
*共箱ではない近代の楽茶碗はその価値が半減するようです。
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下記写真右は資料からの印例です。なんとなく良さそうな悪そうな・・。この印は真似のしやすい有名な印ですね。
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箱の誂えは上箱の作りです。それなりに大切にしていた作品だろうと推察されます。
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よくわかりませんが、なんか良さそう(あくまでも「伝」)ですが、あまり使わないのが残念・・・。山吹饅頭をお菓子にこのお茶碗でお茶を楽しもうかと。
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上小阿仁村のお店まで出向かないと入手が難しいお饅頭です。ファンが多いのですが、入手が困難なのが難点。
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さて本日は楽のお茶碗の作品です。
家内が習っている茶道の流派は遠州流ですが、この流派では千家と違って楽系統の焼物はあまり使わないそうです。亡くなった母は裏千家でしたのでよく楽系統のお道具は使っていましたが・・・。
当方はあまリ茶道具には興味がありませんが、それでもときおり楽系統の器を入手することがあります。本日はそのような作品から楽のお茶碗の紹介です。
下記の写真左の作品は黒楽茶碗(片身替) 伝十ニ代弘入作
共箱入
口径115*高台径*高さ72として本ブログにてすでに紹介しています。
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本日紹介するのは上記写真の右の作品です。
黒楽茶碗 伝九代了入作仕覆付 合箱入 口径115*高台径43~46*高さ81
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ちなみに楽家九代の了入の陶歴は下記のとおりです。
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九代 了入:(1756年~1834年) 樂家三代樂道入(ノンコウ)(1599-1656)以来の名工とされ樂家中興の名工と称されています。長入の次男ですが、兄である八代得入(1745-1774)が病弱により25歳で隠居したため、14歳の明和七年(1770年)に樂家の家業を継ぎ、喜全と号して樂家九代樂吉左衛門を襲名しました。のちの文化8年(1811年)表千家九代了々斎宗左(1775-1825)より【了】の一字を贈られ了入と称しました。
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文政8年(1825年)に近江国石山に隠棲し、悠々自適の生涯を送った作陶期間が長く65年ぐらい活躍した。主に後半になってから、へら使いや造詣具合が自由で面白い作品を作るようになったとされます。一つの技法に縛られない自由闊達な作陶生活を送っており、手捏ね技法における箆削りを強調したものが有名だそうです。
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基本的に楽茶碗はそのすべてが手捏ねであり、その後に箆による削り、その跡が面白い作品が珍重されたのでしょう。
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本作品は胴部分に波を打ったような模様がありますが、これは箆で削りだして作っています。
手捏ねで本体のあらあらを作って、ちょうどよい硬さの段階で、箆で削って造形していく茶碗の作り方は、私も百個は作ったでしょうか? その面白みは時間の経つのも忘れてしまうほど面白いものです。
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全体に使い込んだ感じがしますね。
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黒楽茶碗は渋い感じが魅力・・・・。
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窯から取り出す際の挟み跡などの土見せもひとつの景色になっています。
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裏に了入が隠居してから使っている印があります。
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この印はよく見かけますね。
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お仕覆がついていますが、残念ながら共箱ではありません。
*共箱ではない近代の楽茶碗はその価値が半減するようです。
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下記写真右は資料からの印例です。なんとなく良さそうな悪そうな・・。この印は真似のしやすい有名な印ですね。
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箱の誂えは上箱の作りです。それなりに大切にしていた作品だろうと推察されます。
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よくわかりませんが、なんか良さそう(あくまでも「伝」)ですが、あまり使わないのが残念・・・。山吹饅頭をお菓子にこのお茶碗でお茶を楽しもうかと。