隣地の土地を購入した際に建っていた家屋ですが、倉庫として使用していたのですが積雪などにより屋根と外壁が経年劣化に痛んできたので、ブログで紹介しているように改修工事にとりかかっています。
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屋根は内部は関係なく塗装すれば済むのですが、外壁は設備が絡むので内部の改修工事を考慮しながら構想を固めてから、外壁工事かかっています。まずは車庫の軽量シャッターはオーバースライダーにして表面に木を貼ります。これで当方では4例目となります。既製品で木目調のオーバースライダーはありますが、コストが倍になるので、板貼りは独自の手作りとなります。
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天井の懐があるかないかでシャッター高さた決まります。今回は杉板の天井にしてレールなどの駆動部を取り付けました。
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壁の内側には埋設用の電気や冷媒配管を施工します。外壁に一切の露出配管を行わない方針です。外部からの電気の引き込みも既存の無線用の電柱を利用して建物側には埋設で引き込みます。
*車庫内の壁も杉板貼りの予定ですので、車庫内のサッシュも交換となります。便所や給湯ボイラーの排気などの収まりも考慮が必要です。
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雪国では一次側の電気の引き込みは高さ2.5m以上、落雪の恐れのあるところはできないという制限があります。しかも一次側の配線はすべて露出という条件付きとなりますので、露出しないためには電気のメーター位置を建物から離す必要がありますので、意外に難題でした。
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玄関のサッシュも取り付けましたが、雪国では風除室が必須となります。
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外壁に色などを合わせたサッシュの選択となります。
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極力既存サッシュをそのまま使います。外壁は既存の外壁の上に防水シート㋾貼って上貼りしますので、断熱や防水性能はアップします。面調整で必要な部位には下地を作ります。これが完了したらいよいよ外壁を貼って、年内には足場を解体する予定です。
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さて本日の作品紹介は杉本健吉の作品です。
吉川英治の「新平家物語」の挿絵で全国的に知られるようになった画家・杉本健吉。 幼い頃から絵が好きで高校を卒業すると同時に画家を目指し、尊敬する岸田劉生の弟子になりますが、絵では食べていけず、昼はデザイン会社で働き深夜に絵を描くという日々が続いたようです。44歳の時に一念発起し、家族を名古屋に残し単身奈良に移り、絵の制作に徹する決心をします。瑞々しく生命感あふれる奈良の風景画は次第に評価され「奈良の杉本か杉本の奈良か」と言われるようにになりましたが、本日紹介する作品はその奈良を描いた昨比にです。
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大和風景 杉本健吉筆 昭和25年頃紙本水墨淡彩軸装 軸先骨 共箱全体サイズ:縦1210*横560 画サイズ:縦325*横420
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1949年(昭和24年)、東大寺観音院住職上司海雲師の知遇を受け、観音院の古土蔵をアトリエにしてもらい、奈良の風物を描いています。奈良では志賀直哉、入江泰吉らと交流していますが、本作品はこの頃の描いた作品であろうと推察しています。
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国民文学と言われた吉川英治との出会い、杉本は芸術は大衆のためにあることをはっきり意識したそうです。66歳で画壇を離れ自由な創作活動を開始したのは、感激から生まれる本当の美を求めて自分の信じた絵を描くためであったようです。98歳の天寿を全うするまで、好きな絵を描き続けた画業三昧の生涯がであったようです。そのため絵を売ることは滅多になく、油彩画を含めてその肉筆画は愛知県知多郡美浜町美浜緑苑に杉本美術館(残念ながら2021(令和3)年に閉館) が開館した際に、売らずにいたほとんどの絵画が収蔵されています。
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高齢となって転倒して利き手である右手を骨折したときも、「杉本左吉」と称して左手で描き続けたという逸話もあります。。
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杉本健吉の肉筆画は少なく、さらに共箱として遺っている作品は稀有かもしれませんね。
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なかなか蒐集しづらい画家のひとり・・。
*本作品は染み抜き改装する予定です。
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壁の内側には埋設用の電気や冷媒配管を施工します。外壁に一切の露出配管を行わない方針です。外部からの電気の引き込みも既存の無線用の電柱を利用して建物側には埋設で引き込みます。
*車庫内の壁も杉板貼りの予定ですので、車庫内のサッシュも交換となります。便所や給湯ボイラーの排気などの収まりも考慮が必要です。
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雪国では一次側の電気の引き込みは高さ2.5m以上、落雪の恐れのあるところはできないという制限があります。しかも一次側の配線はすべて露出という条件付きとなりますので、露出しないためには電気のメーター位置を建物から離す必要がありますので、意外に難題でした。
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外壁に色などを合わせたサッシュの選択となります。
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極力既存サッシュをそのまま使います。外壁は既存の外壁の上に防水シート㋾貼って上貼りしますので、断熱や防水性能はアップします。面調整で必要な部位には下地を作ります。これが完了したらいよいよ外壁を貼って、年内には足場を解体する予定です。
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さて本日の作品紹介は杉本健吉の作品です。
吉川英治の「新平家物語」の挿絵で全国的に知られるようになった画家・杉本健吉。 幼い頃から絵が好きで高校を卒業すると同時に画家を目指し、尊敬する岸田劉生の弟子になりますが、絵では食べていけず、昼はデザイン会社で働き深夜に絵を描くという日々が続いたようです。44歳の時に一念発起し、家族を名古屋に残し単身奈良に移り、絵の制作に徹する決心をします。瑞々しく生命感あふれる奈良の風景画は次第に評価され「奈良の杉本か杉本の奈良か」と言われるようにになりましたが、本日紹介する作品はその奈良を描いた昨比にです。
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大和風景 杉本健吉筆 昭和25年頃紙本水墨淡彩軸装 軸先骨 共箱全体サイズ:縦1210*横560 画サイズ:縦325*横420
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1949年(昭和24年)、東大寺観音院住職上司海雲師の知遇を受け、観音院の古土蔵をアトリエにしてもらい、奈良の風物を描いています。奈良では志賀直哉、入江泰吉らと交流していますが、本作品はこの頃の描いた作品であろうと推察しています。
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国民文学と言われた吉川英治との出会い、杉本は芸術は大衆のためにあることをはっきり意識したそうです。66歳で画壇を離れ自由な創作活動を開始したのは、感激から生まれる本当の美を求めて自分の信じた絵を描くためであったようです。98歳の天寿を全うするまで、好きな絵を描き続けた画業三昧の生涯がであったようです。そのため絵を売ることは滅多になく、油彩画を含めてその肉筆画は愛知県知多郡美浜町美浜緑苑に杉本美術館(残念ながら2021(令和3)年に閉館) が開館した際に、売らずにいたほとんどの絵画が収蔵されています。
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高齢となって転倒して利き手である右手を骨折したときも、「杉本左吉」と称して左手で描き続けたという逸話もあります。。
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杉本健吉の肉筆画は少なく、さらに共箱として遺っている作品は稀有かもしれませんね。
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なかなか蒐集しづらい画家のひとり・・。
*本作品は染み抜き改装する予定です。