グループ経営というホールデイング的な経営の考え方と独立採算という自立性の高い採算性の考え方は多くのケースで相容れないことが非常に多い。独立採算制というには、メリットが多くその経験を踏まえた人はその域を脱し切れないでいます。もっと広い視野で物事を考えることが必要なのですが、そこには寛容性と正しいホールデイング的な経営方針と実践が伴います。個々のばらつきが大きくなり、人材が不足し、コストが厳しくなったときには独立採算制というのはリスクが高い経営方針です。多角的で汎用性の高い組織運営のほうが適切のように思うのですが・・。何事もハードルが高いとやりがいがあるというもの
九州出身や九州にゆかりのある画家は非常に多い。一度、整理したものを見てみたいと思うのですがなかなかないようです。福田平八郎、田中一村、高山辰雄、青木繁、坂本繁二郎など枚挙にいとまがない。古くは長崎派、田能村竹田など江戸期に至っては九州抜きでは日本絵画史は語れない。私が九州出身なら愉しくて仕方がないのだが・・。
陶磁器にしても古伊万里、鍋島、薩摩焼、古九谷など実に豊富で、骨董の宝庫といえます。
ただし、贋作が一番多く、贋作にだまされるのも九州人が多いと聞いていますが、真偽のほどはよくわかりません。
秋江遡上図 高倉観崖筆 その2
絹本着色軸装 軸先骨 合箱
全体サイズ:縦2090*横660 画サイズ:縦1600*横520
朱文白方印「観崖」が押印されています。
中国の蘇州にある河口の風景と思われまが、詳しくは箱書きなどがないのでわかりません。
印象は文献にて確認済みです。高倉観崖には贋作は見たことがありませんが、一応確認は必要でしょう。大分のホームページに掲載されています。
その1の作品は水墨画でしたが、今回の投稿作品は着色画です。一見異様に見えるのは川の流れを茶色で着色されていることによります。実際にこのように見える実写のように思えますが・・・??
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高倉観崖:日本画家。明治17年(1884)大分県生。名は孫三郎、通称は宏明。1901(明治34)年、京都市立美術工芸学校に入学して竹内栖鳳、菊池芳文、山本春挙等に学び、卒業後の1914(大正3)年、第8回文部省美術展覧会(文展)で「鴨川の春」が初入選。以後、文展には1916、18年にも入選。
数回にわたり中国に遊び、『蘇江所見』を出版した。また画のかたわら俳句もよくした。観崖は大正から昭和前期にかけて、京都や大分を拠点として、大分県美術会や国際温泉博覧会美術展等に出品した他、同郷の後輩である福田平八郎や幸松春浦、溝辺有巣等と交流をもち、福岡や愛媛で画会、個展を開催して近代日本画を描く一方、新南画風の作品を制作。昭和37(1962)年歿、74才。
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描き方を愉しむのは日本画鑑賞の愉しみです。
琳派のような滲みのある描き方・・。
波はやっぱり茶色かな~、実景・・??
新南画風?? 掛け軸はガラス越しの美術館では充分に愉しめませんよ。自分で買い求めることが一番です。
骨董というものもホールデイング的に考えたほうがいい。日本画だけというコレクションは危険性が高い。日本画、洋画、陶磁器、漆器というジャンルに多角的にコレクションしたほうがいいというのが小生の考え方です。真贋の見極めだけを考えると危険性が高いのですが、収支から考えるとリスク分散できます。各々のエキスパートを集めれば真贋に対応もできます。骨董に限らずホールデイング的な考え方にはエキスパート育成が不可欠です。ただし小生は一人で蒐集しています
九州出身や九州にゆかりのある画家は非常に多い。一度、整理したものを見てみたいと思うのですがなかなかないようです。福田平八郎、田中一村、高山辰雄、青木繁、坂本繁二郎など枚挙にいとまがない。古くは長崎派、田能村竹田など江戸期に至っては九州抜きでは日本絵画史は語れない。私が九州出身なら愉しくて仕方がないのだが・・。
陶磁器にしても古伊万里、鍋島、薩摩焼、古九谷など実に豊富で、骨董の宝庫といえます。
ただし、贋作が一番多く、贋作にだまされるのも九州人が多いと聞いていますが、真偽のほどはよくわかりません。
秋江遡上図 高倉観崖筆 その2
絹本着色軸装 軸先骨 合箱
全体サイズ:縦2090*横660 画サイズ:縦1600*横520
朱文白方印「観崖」が押印されています。
中国の蘇州にある河口の風景と思われまが、詳しくは箱書きなどがないのでわかりません。
印象は文献にて確認済みです。高倉観崖には贋作は見たことがありませんが、一応確認は必要でしょう。大分のホームページに掲載されています。
その1の作品は水墨画でしたが、今回の投稿作品は着色画です。一見異様に見えるのは川の流れを茶色で着色されていることによります。実際にこのように見える実写のように思えますが・・・??
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高倉観崖:日本画家。明治17年(1884)大分県生。名は孫三郎、通称は宏明。1901(明治34)年、京都市立美術工芸学校に入学して竹内栖鳳、菊池芳文、山本春挙等に学び、卒業後の1914(大正3)年、第8回文部省美術展覧会(文展)で「鴨川の春」が初入選。以後、文展には1916、18年にも入選。
数回にわたり中国に遊び、『蘇江所見』を出版した。また画のかたわら俳句もよくした。観崖は大正から昭和前期にかけて、京都や大分を拠点として、大分県美術会や国際温泉博覧会美術展等に出品した他、同郷の後輩である福田平八郎や幸松春浦、溝辺有巣等と交流をもち、福岡や愛媛で画会、個展を開催して近代日本画を描く一方、新南画風の作品を制作。昭和37(1962)年歿、74才。
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描き方を愉しむのは日本画鑑賞の愉しみです。
琳派のような滲みのある描き方・・。
波はやっぱり茶色かな~、実景・・??
新南画風?? 掛け軸はガラス越しの美術館では充分に愉しめませんよ。自分で買い求めることが一番です。
骨董というものもホールデイング的に考えたほうがいい。日本画だけというコレクションは危険性が高い。日本画、洋画、陶磁器、漆器というジャンルに多角的にコレクションしたほうがいいというのが小生の考え方です。真贋の見極めだけを考えると危険性が高いのですが、収支から考えるとリスク分散できます。各々のエキスパートを集めれば真贋に対応もできます。骨董に限らずホールデイング的な考え方にはエキスパート育成が不可欠です。ただし小生は一人で蒐集しています