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Channel: 夜噺骨董談義
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蓮遊鯉之図 蓑虫山人筆 その6

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秋田県の扇田出身の明石康さんとパーテイで立ち話した保戸野窯の平野庫太郎氏の東京での個展開催の件・・、首都圏大館ふるさと会の会長は乗り気になったようです。

まだまだ未確定の件ですが、東京での個展開催のない平野庫太郎氏・・、皆で個展を開催してあげようではありませんか。

主催者、協賛者、会場、出展作品・・資金・・ハードルは高い。

明石さんの郷里は扇田、比内・・・蓑虫山人が長期逗留した地です。本日は蓑虫山人の作品です。

蓑虫山人は48年間にわたって諸国を放浪し、その足跡は全国各地に残されていますが、明治10年(1877)北奥羽地方へ及びました。山人にとって、北奥羽の風土は居心地の良いものであったらしく、放浪の旅を終える明治29年(1896)まで毎年のように来遊し、多くの地元人々と交流を結びました。青森県をはじめとする北奥羽各地へ長期にわたって逗留する傍ら、名勝や文化財あるいは寄留先の様子などを詳細に記録しています。近代の北奥羽地方の雰囲気を如実に伝えるそれらの作品群は、民俗学研究の一級資料として高く評価されています。

我がふるさとの北秋田にも多くの足跡を残し、比内地方の旧家には蓑虫山人の作とされる絵が数多く残されていました。今では多くが離散し地元に残されているかどうかもよくわかりせんが、地元に縁のある作品として当方の蒐集対象の作品です。



好きな作品をゲットした気持ちは子どもの気持ちと同じ。「どうだい」他人にはガラクタでも当方には貴重品・・。

蓮遊鯉之図 蓑虫山人筆 
紙本淡彩軸装 合箱 
全体サイズ:横500*縦1920 画サイズ:横400*縦1370



蓑虫山人が鯉を描いた作品の第二作品目の作品です。



蓑虫山人は岩手県の水沢公園などの庭園造りでも著名ですが、一方で考古学に対しても深い関心を抱き、多くの遺物を収集しつつ、明治20年(1887)には木造町亀ヶ岡遺跡の発掘調査を手がけています



家内のブログにも「」があります。そう息子の幸紀ができた頃にみた鯉の産卵・・。



「鯉」の作品はたびたび登場していますが、今となっては確かめると真贋が入り交じっていますね。
特集のあとも投稿されていますが、「鯉」の作品は未投稿がまだあります。下記の作品は小生の大好きな作品のひとつです。 

鯉 福田豊四郎筆
絹本着色軸装共箱二重箱軸先象牙 
全体サイズ:横725*縦1600 画サイズ:横564*縦486



なにごとも卵から・・、なにが生まれてくるか解らないもの、何事もチャレンジ。小生とて還暦過ぎての初めての子ども・・・。

平野先生の個展・・・、何とかしてみよう。

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