このような山水画を鑑賞するあたってはある程度の実体験が必要だと思います。むろん中国の実景などは無理にしても、北アルプスのような堂々たる冬景色を実際に近くで見ていないとこのような山水画の感動は解らないものと思っています。登山は絵画鑑賞には必須・・・。
月下観瀑図 靖庵(作者不詳)賛画
絹本水墨淡彩軸装 軸先木製 合箱
全体サイズ:縦2110*横835 画サイズ:縦1513*横683
賛には「風送清□曳杖遅 応泉□下雪晴吋 □□不可□伴 杉□僕糾□月枝 文久紀元(1861年)仲秋 六十二翁靖庵画并題 押印」とあります。残念ながら当方では判読不能・・。
軸裏には「矢尾板靖庵」とありますが詳細は不明です。絵も賛も同一人物によるものらしいですが・・。
印章も読めるのですが、作者については残念ながら当方では断定できません。
ちなみに「仲秋」とは、秋を初秋(旧暦7月)、仲秋(同8月)、晩秋(同9月)の3つに区分した場合、旧暦8月全体を指すのに対して「中秋」とは「秋の中日」は陰暦8月15日のみを指すので意味が違います。
琴と梅を背にした童を従え、まだ雪のある山々、雪解けの瀧、そして月を愛でている高士を描いた作品と思われます。
描き方は独特ですね。雪舟のような狩野派のような・・。
松、梅・・・。
うち捨てられるようは箱・・・、崩壊寸前。このような軸や箱を修理するのも小生の役目。日曜大工のお店に行って、適当な板を選んで切断して補完します。むろん正式な指物師に依頼するのがいいのでしょうが、お金がかかりますね。
見上げるようにしてみる作品は上高地から登山道に入るときに見える圧倒的な穂高の山並みを彷彿とさせます。
作者の解らぬ、飾るに困るような大きな掛け軸・・、さて貴方なら大枚をはたいて買いますか?
月下観瀑図 靖庵(作者不詳)賛画
絹本水墨淡彩軸装 軸先木製 合箱
全体サイズ:縦2110*横835 画サイズ:縦1513*横683
賛には「風送清□曳杖遅 応泉□下雪晴吋 □□不可□伴 杉□僕糾□月枝 文久紀元(1861年)仲秋 六十二翁靖庵画并題 押印」とあります。残念ながら当方では判読不能・・。
軸裏には「矢尾板靖庵」とありますが詳細は不明です。絵も賛も同一人物によるものらしいですが・・。
印章も読めるのですが、作者については残念ながら当方では断定できません。
ちなみに「仲秋」とは、秋を初秋(旧暦7月)、仲秋(同8月)、晩秋(同9月)の3つに区分した場合、旧暦8月全体を指すのに対して「中秋」とは「秋の中日」は陰暦8月15日のみを指すので意味が違います。
琴と梅を背にした童を従え、まだ雪のある山々、雪解けの瀧、そして月を愛でている高士を描いた作品と思われます。
描き方は独特ですね。雪舟のような狩野派のような・・。
松、梅・・・。
うち捨てられるようは箱・・・、崩壊寸前。このような軸や箱を修理するのも小生の役目。日曜大工のお店に行って、適当な板を選んで切断して補完します。むろん正式な指物師に依頼するのがいいのでしょうが、お金がかかりますね。
見上げるようにしてみる作品は上高地から登山道に入るときに見える圧倒的な穂高の山並みを彷彿とさせます。
作者の解らぬ、飾るに困るような大きな掛け軸・・、さて貴方なら大枚をはたいて買いますか?