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Channel: 夜噺骨董談義
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陰刻雲龍紋花入 沖縄壷屋焼

沖縄の陶磁器は出来不出来が大きく、近代になっては見るべき作品はほとんど無いと思われます。小橋川仁王、金城次郎、新垣栄三郎の後を継ぐ陶芸家がいないことが大きな原因でしょう。 陰刻雲龍紋花入 沖縄壷屋焼 合箱 口径70*胴径110*底径*高さ305 本作品は底には「琉球」との刻銘があり、本作品は幕末から明治期の作品と推察されます。...

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鎧飾之図 狩野永暉筆

鎧飾之図 狩野永暉筆 絹本着色軸装 軸先蒔絵 共箱 全体サイズ:縦2070*横660 画サイズ:縦1200*横510 5月の節句に飾る作品として依頼して描かれた作品と推察されます。戦場で身を守ってくれる甲冑(鎧や兜)は、武家にとって、特に男子にとって、とても大事なものでした。端午の節句では、鎧兜は子どもに災いがふりかからず、無事に逞しく成長するようにとの願いを込めて飾られています。...

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和蘭デルフト藍画花瓶手皿

西洋の陶磁器は精巧な作りが主流で日本で言う「わび さび」に乏しい気がします。一部例外がるとすれば、そのひとつに古いデルフト焼があるようです。 本日はそのデルフト焼と思われる作品です。 和蘭デルフト藍画花瓶手皿 古杉箱  口径231*底径90*高さ40 箱に在中の「大」という商号の札には「第二号 和蘭デルフト藍画花瓶手皿 十八世紀...

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倉庫改修 納まり

倉庫改修は骨組みが完了して仕上げ段階に入りました。 リフォームなので既存の建物の制約を受けて考えなくてはいけません。 渡り廊下に扉をつけると木枠が必要となり、そこに茶室への入り口が重なり、通常だと変な納まりになりますが・・。...

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贋作考 雍正年製粉彩四喜小壷

当方ではまず手を出さない中国清朝の官窯の作品ですが、学習のための資料として購入しましたが、意外に高かった作品です。 伝雍正年製粉彩四喜小壷 合箱 口径152*胴径140*高台径*高さ170 器に有る詩は「枝生無限月 花滿自然秋」と読み、全唐詩、李嶠の「桂」という詩の一部です。十二月のうち八月の「桂花(モクセイ):」を詠み、その前後は「七月蘭花:廣殿軽発香...

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奥多摩風景 小松均筆 その2

大学時代に山登りを始めた契機となった最初の登山が奥多摩でした。都会の喧騒から逃れて田舎の空気を味わえてのがとても新鮮でした。奥多摩から丹沢、奥秩父、そして北アルプスへと登山していくこととなりましたが、登山道は行く時や帰りに歩く田舎道はとてものどかでいいところばかりでした。 そんなまだ戦後間もない?頃の田舎の風景尾を独特の描法で描いた作品です。 奥多摩風景 小松均筆 紙本着色軸装 軸先樹脂 共箱...

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贋作考 五彩写 龍鳳凰紋阿古陀薄茶器

このような形を「阿古陀薄茶器」と言います。 五彩写 龍鳳凰紋阿古陀薄茶器 底「大明万暦年製」銘 合箱 口径38*胴径*高台径50*高さ90 本作品はカボチャの一種の阿古陀瓜(金冬瓜)に似せた形の薄茶器です。口が少し落ち込んで蓋掛かりがあります。明らかに日本にて使うもので中国にはなく、日本が中国に注文して作らせた形です。...

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リメイク再投稿 伝寺崎廣業 その5 寿嶽 

もう4年ほど前の原稿となりますね。振り返ると本ブログを投稿し始めてもうすぐ5年になろうとしています。延べで約45万人、閲覧数が240万という数字が多いのかどうかはわかりませんが、作品数が1200を数え5年続いたということはよく続いていると我ながら感心します。...

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青手九谷 楼閣山水図小皿 & 万暦赤絵写 結文香合

ちょっとした小物の器にも気を使いたい・・。 青手九谷 楼閣山水図小皿 口径110*高台径70*高さ21 幕末から明治にかけての九谷の小皿。 使っていたのでしょう。口縁の欠けは小生が急拵えで金繕い。 無造作な絵付、釉薬は虹彩になっているのがいい。 再興九谷になるのかどうかはどうでもいいこと。 モノはその本質はいいモノであること、そしていいモノを手に入れること、そして使い切ること。...

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月下観瀑図 靖庵(作者不詳)賛画

このような山水画を鑑賞するあたってはある程度の実体験が必要だと思います。むろん中国の実景などは無理にしても、北アルプスのような堂々たる冬景色を実際に近くで見ていないとこのような山水画の感動は解らないものと思っています。登山は絵画鑑賞には必須・・・。 月下観瀑図 靖庵(作者不詳)賛画 絹本水墨淡彩軸装 軸先木製 合箱 全体サイズ:縦2110*横835 画サイズ:縦1513*横683...

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修正投稿 贋作考 聖僧遊里酔狂之図 伝宮川長春筆

*********2015年5月8日追記********* コメントにあるように本作品は「宮川長春」の作品ではないと現在は断定しています。落款を切り落とし小品に仕立てるも良し、処分してしまうもよしといった作品としています。 以下は投稿は投稿当時のままの文章です。 丁寧な説明でコメントをくださった方に感謝いたします。 *************2010年6月30日 聖僧遊里酔狂之図 宮川長春筆...

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菖蒲図 伊東深水筆 その5

端午の節句はお風呂に菖蒲を入れます。早速息子と入浴・・・、風呂は毎日小生と一緒。 息子の初節句で購入したのは人形と鎧兜以外に、「鎧兜図」とこの「菖蒲図」です。なぜ「菖蒲図」を購入するか解らない人が多いようですね。 菖蒲図 伊東深水筆  紙本水墨軸装 伊藤竹香堂京表具 軸先象牙 合箱二重箱 全体サイズ:横393*縦1200. 画サイズ:横236*縦262...

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深林避暑 横井金谷筆 その6

紀楳亭と横井金谷はともに近江蕪村と呼ばれた人気の画家で、贋作も多かったのですが、今では一部の愛好家にしか知れれていない画家となりました。真作でもそれほど評価は高くないようです。 「近江蕪村」としての画家というより、その実態は大きく違うことを知る人はますます少ないようです。 深林避暑 横井金谷筆 紙本水墨淡彩 軸先塗 合箱 全体サイズ:縦1850*横383 画サイズ:縦1062*横272...

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春雲波 川端龍子筆 その2

母の日を前に練馬の母を家内と息子で表敬訪問です。 息子と母仲良く遊びました。母曰く「いつから一緒に住んでいるの?」「???」どう息子もらってきたと思い込んでいるらしい。 ときおり施設にいることとなる母だ元気そうで少しほっとしました。息子は早速施設の中で人気者になりました。まだ歩けないのに車椅子を押そうと必死です。...

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南京赤絵 牡丹紋茶入

いったい幾つほど明末から清朝時代?の赤絵を当方で集めたか解らなくなりましたが、民窯の自由奔放な絵付けには大いなる魅力を感じます。中国自体には現在はまったく残存していない作品群らしく、むろん現代の中国においては蒐集対象とはなっていないようです。日本ではこの赤絵の作品のコピー作品や写しが京都などで数多く作られたようです。 南京赤絵 牡丹紋小壷 木蓋付 合箱 口径28*胴径85*高台径*高さ95...

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源内焼 その56 三彩陽刻桐鳳凰図皿

仙台、横浜についで本日は名古屋へ・・、今年も全国行脚の開始です。 さて本日は源内焼の佳作のひとつ?です。もう「その56」ですね。本ブログを開始のちに蒐集を始めた分野ですが、時の経つのは早いものです。 縁の紋様が額縁の役割を果たしており、見込みはまるで絵画を見るよう。計算されつくした源内焼の紋様は西欧とも和洋ともとれる独特の趣を醸し出しています。 源内焼 その56 三彩陽刻桐二鳳凰図皿 その2 合箱...

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曹次郎像自賛 魚屋北渓筆

「あつくなく寒くなく又うえもせず憂き事しらぬ身こそ安けれ」という願いを込めて・・・、息子には伝えたいことがたくさんある。 本日の作品はかの葛飾北斎の高弟「魚屋北渓」の作品です。 魚屋北渓と蹄斎北馬は葛飾北斎の双璧の弟子とされています。葛飾北斎はあまりにも有名ですが、この二人も浮世絵画家としては著名で、一応贋作もかなり多いようです。 曹次郎像自賛 魚屋北渓筆 絹本着色軸装 軸先木製 合箱入...

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倉庫改修 五月連休

5月の連休に引越し予定でしたが、倉庫改修工事が完了せず、どうも6月以降になりそうです。床の間の明り取りも材料ができるのに1ヶ月経過し、今から取り付けです。 既製品ですが、どうも依頼があってからの製作のようです。取り付けの狙いは通常は陽や照明によって床の間にこの小窓からの明かりが床の間の掛け花を照らすというもの・・わざとらしいので今回はその狙いはなし・・。...

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赤絵輪花華紋皿 五枚揃

五客ですが揃いで入手できたのは嬉しい作品です。 赤絵輪花華紋皿 五枚揃 合箱 口径152*高台径80*高さ27 高台内には「大明成化年製」とあり、砂付高台となっており、虫喰もあり、高台内にはうすく鉋の削りの跡が見えます。約束事は明末から清朝にかけての赤絵の条件を満たしていますが、写しも多いので断定はできません。...

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春日 山本倉丘筆 その4 クマガイソウ ウラシマソウ ボタン ツツジ

それほど高い金額で売買されている画家ではありませんが、根強い人気のある画家のようです。当方では三作品目の投稿ですが、もう一作品は短冊がありますが、未投稿のようです。 春日 山本倉丘筆 その4 紙本着色軸装 軸先樹脂 共箱二重箱 全体サイズ:*横  画サイズ:縦*横 倉丘の画風は、戦前と戦後で大きくふたつに分かれるようです。 1.戦前期において伝統的な花鳥画をきびしく追求した本作品のような作品です。...

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