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Channel: 夜噺骨董談義
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李朝小皿  午之助予告編

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米吉さんから待望の絵との「午之助」が届きました。早速、弊社内の女性陣に公開して、PRしておきました。一個一個の手作りですが、量を生産できたらインターネット販売できそう・・・。手作りなところに味があるのですが・・。

今までの作品も傑作ぞろいですね。



下記の作品などはタイガーズファングッズに最適かも。




さて、「午之助」に乞うご期待

本日は以前の干支作品・・、「寅」といったら朝鮮ですね、で本日は李朝の作品

本日の作品は15センチほどの皿です。製作年代、製作場所は不明ですが、売主は李朝と言っています。

李朝小皿
漆塗黒箱入
口径150*高さ40*高台径45

見込みには重ねて焼いた跡の目跡がはっきり残っています。ニュウも釉薬のヒビもあり水がしみこむことによって釉薬が変化します。




売っている時は汚れていました。わざと古色をつけて売っている骨董商もいますので、汚れているから発掘品だとか古いとかいうのは決めつけられません。私はきちんと洗って売るべきと思っています。



削った鉋の跡、釉薬を刷毛?で勢いよく掛けたか、または漬けて掛けたか、釉薬に変化が見られます。



高台の廻りに釉薬がまとわりついて、景色になっています。



「高台は力強くあくまでも素朴なものです。」という表現をしたいところですが、「高台が力強い」というのはどのような高台をいうのでしょうかね?



李朝だからなんでも良いというのではなく、李朝は白磁の釉薬に変化に面白みがなくては価値は皆無といっていでしょう。そのような観点からは、本作品は釉薬の変化が乏しいほうといえます。



お湯を入れたりして釉薬の変化が愉しめる平茶話に使えるといいのですが、あくまでも本作品は皿です。要とも含めて李朝でいいものは数多い中でほんのひとにぎりだと思います。



本作品を区別すると、可能性があるのは李朝か唐津、基本的には同じ流れのカテゴリーです。李朝であったにしても初期の可能性はあるものの初期から後期まで幅が広く、どの時期にあたるかを断定するのは難しそうです。



いずれそれほど価値のあるものでもなさそうなので普段使いですね。李朝崇拝の風潮がありますが、もっと冷静にものを見る必要があるようです。

李朝は一つ間違うとただの小汚いものでしかないと思います。



景色を愉しむことのできる器、お湯やお酒を入れることで釉薬が変化する器としてのみ李朝の器の存在価値があるのでしょう。

試しに本作品にお湯を注ぐ前と後を比較してみましょう。

入れる前の見込み



入れた後の見込み



貫入部分の違いがはっきりしてきますが、やはり景色になるのにはしばらくかかりそうです。

入れる前の裏側



入れた後の裏側



貫入部分には即時、色の違いが出てきますが、数分ではやはり違いはまだ少ないようです。

貫入部分に水分が浸み込み、いい景色になるのには使い込み必要があるようです。お皿を盃に見立てて使い込むか。そういえば青森の五所川原から美味しそうなお酒が届いていました











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