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Channel: 夜噺骨董談義
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釧雲泉 その後 楼閣浅絳山水図 伝釧雲泉筆 その12

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引越しの準備で出てきた欅のテーブル? 山林にあった欅の根を彫刻家がテーブルに製作したものらしい。よって脚が5本あります。

飾ってある額は風車の古材に描かれた大津絵の絵馬。資金不足でブラインドがいまだ付けられないでいるので、多少は陽に当たってもいいものを縁側に陳列しました。



布は張替えしたアンテイークの椅子をインターネットオークションで購入し縁側に・・。対で購入したかったのですが、値段がつりあがり、残念ながら一脚のみの落札でした。雰囲気の良さそうなものを誂えるのも愉しいものです。



購入した竹の張られた板材はどこに使うものか? 以前に投稿したブログで紹介したとおりです。



2階に展示してみた釧雲泉の双幅の作品ですが、本日もまた悩み多き釧雲泉の作品です。「なんでも鑑定団」に出品された作品もまた贋作でした。



釧雲泉の作品で判別できず処分しきれていない作品は幾つかまだあります。本日はそのひとつ・・。残りが少なくなるにしたがい、真贋の度合いも怪しくなっています。

楼閣浅絳山水図 伝釧雲泉筆 その12
紙本水墨淡彩軸装 軸先木製 合箱
全体サイズ:縦2155*横410  画サイズ:縦1058*横275



この印章は当方の資料できておりません。



水墨でみずみずしい表現にはなっていますが、全体に絵に迫力が不足??



絵の雰囲気はいいようですが、ちょっともやっとした感じがします。改装するといいのかな?



ん~、また迷路へ・・・。釧雲泉の作品は晩年になると重苦しい雰囲気になるとか・・。

「釧雲泉 その後」の二作品は真作と判断しておりますが、本作品は当方の知識では断定できず・・。



骨董は自分の鑑識眼に自信をもったり、なくしたり、その繰り返しです。



本作品は「伝」と記しました。処分するか否かのはざまの作品。

南画はものすごく安い値段で入手できるものの、幕末から昭和初期まで高値で取引されたこともあり、贋作が数多く存在することは周知の事実です。贋作もそれなりにうまく描けていることもあり、真贋の判断は非常に難しいようです。




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