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Channel: 夜噺骨董談義
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伝源内焼 その67 三彩山水文大皿

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3連休の日曜日は久方ぶりに護国寺のお茶会に出てきました。朝早く出かけて四席にてお茶を頂きましたが、遠州流、小間の席、野点の道具立ての席、裏千家の道具立てなど面白みのある茶席ばかりでした。とくに野点の道具立ての席は面白みのあるものでした。男性の客もだんだんと増えているようです。

ところで骨董で大事なのは直観力ですが、あくまでも直観? 直感ですので間違いも多々起きます。当然、当方は素人の域を出ませんので、その点はご容赦いただいて本ブログを読んでいただけたら幸いです。

本日の作品は「伝源内焼」です。本日の作品はまた恐る恐る購入した作品です、理由は江戸期の作品と判断するのは状態が良すぎるという疑念からですが、ただ確証はまだ得ていませんが本作品は江戸期の源内焼の可能性があるとも考えています。

源内焼 その67 三彩山水文大皿
「讃楽」銘 合箱
口径367*高台径*高さ62



新しさのほかに疑念のもう一点が高台内に「讃楽」という印銘が押されている点です。「讃楽」という刻銘は源内焼の資料には見当たりません。再興原内焼の可能性もあり得ますが、そちらの資料にも見当たりません。



釉薬の発色が鮮やかで、この発色は「源内焼 その40 三彩親子鷹図皿」と同じ発色です。おそらく同じ焼成状態の窯で同一時に作られたものでしょう。



「讃楽」は讃岐の楽焼という意味かと思われますが・・・。



ん~、最近作られた模倣品? ここまで出来れば模倣品としては合格ですが・・。鮮やかな発色ですが、源内焼の釉薬の特徴を備えており、源内焼特有の匂いも若干あります。



今まで購入した作品で源内焼と題した中では二品ほど別の窯の作品と思われるものがありますが、本作品もまた新旧の問題を含めて後学とする必要があるのかもしれません。どなたかこの作品の由来をご存知の方がおられてご指導頂けると幸いです。

源内焼の紋様は皿や鉢の中には何が描かれているか良く解らない紋様もあり、例えばなんでも鑑定団にも紹介された「三彩五鳥文皿」(評価金額70万)などは源内焼として魅力の乏しい部類になるかと思っています。ともかく「なんでも鑑定団」の値段は一桁違いますね。視聴者はその値段で売れるとか買おうとか信じ込まないことです。骨董市でも一桁安い値で売られていますし・・。

さて今回の直感力や如何??






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