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Channel: 夜噺骨董談義
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伝スコタイ魚文鉄絵高台付陶片

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12月の月初めよりどうも喉が痛く風邪をひいたらしい。病院にいって薬をもらってきたがどうも思うように回復しない。木曜日には仙台から同僚が上京してきたので、数人で会社の近くで一献の席を設け、業界の今後のことなどで話が盛り上がったのですが、酒が進むうちになにやら悪寒がしてきまして具合が悪くなってきました。こういうときは早く帰って寝るに限ると上京してきた同僚に謝罪し、言いたい事を言ったらあとはさっさと中座・・

家に帰って家内と息子は風呂のようなので、小生はさっさと布団にもぐりこみ、汗をかくためにじっとしていました。そのうちに家内と息子も寝付くために部屋にきましたが、脇で眠る前の家内と息子の会話をじっとして聞いていたのですが実に面白い。「やはり日本の将来は女だ。」と感心しました。息子に諭す母親の愛情は優しい。大きく包み込むその愛情に感動しました。

こちらは熱が出てきてただ唸るだけ・・。男親は生きる姿勢を背中で示すのが役割・・・、その背中を丸くしてじっと布団に包まっていたら、息子が「パパ」と言ってにっこり・・、可愛くて抱きしめたいのをじっとこらえて、「お~」と言うのが誠意一杯。男はだらしがないもの

その夜にみた夢がまた面白かった。まったく関係の無い侍夫婦と同心との時代劇・・。小生の頭の中はどうなっているのだろう

本日の作品は東南アジアの陶片です。和蘭の陶磁器まで茶の陶磁器として用いられていますが、東南アジアの陶磁器までは日本人好みの作品の領域のように思います。西欧の陶磁器はなんとも日本人の好みからはかけ離れています。ただ東南アジアの陶磁器も贋作が非常に多いとのこと。

伝スコタイ魚文鉄絵高台付陶片
合箱入 
口径175*高台径*高さ35



本作品は発掘品ということですが詳細は不明です。



タイでサンカロークと言われる陶器は、主にスコータイ時代に作られたサワンカローク(宋胡録)とスコータイで製作されたもので、釉下鉄絵(素地に鉄を含有する顔料で,釉下に絵模様を描く技法)、青磁釉、白釉、褐釉(中国の漢時代につくられた低火度釉の褐色の釉)、焼締などがあり、当時、重要な輸出品としてインドネシア、フィリピン、中近東、日本などの国々に運ばれていたとのこと。



タイはスンコロクを含めて発掘品などを含めて模造品の宝庫?らしい。呉須での絵付けがあったのだろうか? 両作品ともに基本は鉄絵だと思うのですが・・。真贋は不明。



家内曰く「何に使うの?」だと。息子に比べて小生の骨董の趣味に包容力が足りないらしい たしかに陶片なので、がたつくしね。ま~愉しむ分にはいいでしょう。



見込みの絵柄がみどころ。絵が可愛いではないかと思うのですが・・。



骨董に対する小生の考えもまたどうなっているのやら??







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