先日投稿しまいした印籠と一緒に倉庫整理から出てきた喫煙具の中に煙草入れついた根付もありました。昔はキセルで煙草を吸うことが多かったのでいろんな小道具が必要だったようです。
根付 寿老人に髑髏
寿老人:縦41*横38*高さ41 髑髏:縦12*横10*厚み高さ 象牙
喫煙具:幅13*奥行20*高さ110
専用保存箱
煙草入れ自体はもはやボロボロでしたので破棄し、根付だけを残しましたが髑髏の細工物も一緒に付いています。
寿老人と鹿はつきものですが、髑髏はどういう意味でしょうか? 紐のゆるみ止めに玉などをつけることが多かったので、ひとつの粋なお洒落としての「しゃれこうべ」でしょうか?
印籠の保存箱に空いえているものがもう一個あったので、保存箱としました。もうひとつ出てきた細工物は何でしょうか? 人面が彫られています。
キセルを入れていた器のでしょうか? 「煙管筒」というものらしいですが、二本出てきました。
漆で描かれた柿、もうひとつは彫り物の鳥でしょうか? こちらには玉が付いています。
最近のものかどうか解りませんが、陶器のクラッシックカーの型をした灰皿です。
なかなか味があって捨てがたいものです。
彫り物の紙煙草入・・。
大きさは名刺入れにちょうどよいものあります。欅で作られています。
ちなみに最近入手した欅で作られたボールペン。これは現代作品。
応接間のアクセサリーに・・。
今では禁煙ブームで省みられることの少なくなった煙草道具に一般の人も興じた時代があったのですね。なお印籠は薬入れですので喫煙道具ではありませんので欧米で珍重されるのでしょう。根付も珍重されていますが、象牙彫、彫金、陶磁器、七宝、堆朱・・、日本の古来の技術の粋が込められているから人気が高いのでしょうが印籠と根付はセットであるべきです。根付だけを蒐集するのはどうかと思います。根付や印籠を蒐集する人は非常にマニアックな人が多いようです。贋作、模倣作品が多いのそうならざる得ない原因のようです。
幾つか当方に縁があった根付の一部を紹介します。
各々印籠や銘については省略します。
これらは切手収集と同じでせせこましい分野に違いない。
それは単品に凝るからで根付、印籠は基本的に着物にも凝る必要があります。
要は粋の世界ですから・・。
印籠や根付を蒐集してファッションに凝らないのは釣合がとれないのです。
根付に印籠、着物と凝っていくときりがないものでそのうちに破産ということになります。そう身の程をわきまえるという観点から手を出さないこと。
当方のようなガラクタが無難ということです。
ところで印籠の人気作家というと原羊遊斉ですが、「なんでも鑑定団」において「羊」の上の二本の線が離れている、「遊」のしんにょうの点がないなどが羊遊斎のサインの特徴であるという説明がありましたが「遊」のしんにょうの点がないというのはあくまでも原則論のように思います。
もろん作品そのもの自体からの判断ですが、上記の両者ともに真作であろうと私は判断しています。これもマニアックなこと・・。
最初に戻りますが、本日紹介した「寿老人」の根付は銘はないもののなかなかの面白い出来で、印籠が梶川作のものに付いている象牙の根付に比較すると彫りはあまいですがよい出来だと思います。根付や印籠は当方の蒐集とは縁がありませんが、なにはともあれ世界に誇れる日本の興味深い骨董の分野であることには違いはないと思います。ただ深みにはまらないこと・・。
根付 寿老人に髑髏
寿老人:縦41*横38*高さ41 髑髏:縦12*横10*厚み高さ 象牙
喫煙具:幅13*奥行20*高さ110
専用保存箱
煙草入れ自体はもはやボロボロでしたので破棄し、根付だけを残しましたが髑髏の細工物も一緒に付いています。
寿老人と鹿はつきものですが、髑髏はどういう意味でしょうか? 紐のゆるみ止めに玉などをつけることが多かったので、ひとつの粋なお洒落としての「しゃれこうべ」でしょうか?
印籠の保存箱に空いえているものがもう一個あったので、保存箱としました。もうひとつ出てきた細工物は何でしょうか? 人面が彫られています。
キセルを入れていた器のでしょうか? 「煙管筒」というものらしいですが、二本出てきました。
漆で描かれた柿、もうひとつは彫り物の鳥でしょうか? こちらには玉が付いています。
最近のものかどうか解りませんが、陶器のクラッシックカーの型をした灰皿です。
なかなか味があって捨てがたいものです。
彫り物の紙煙草入・・。
大きさは名刺入れにちょうどよいものあります。欅で作られています。
ちなみに最近入手した欅で作られたボールペン。これは現代作品。
応接間のアクセサリーに・・。
今では禁煙ブームで省みられることの少なくなった煙草道具に一般の人も興じた時代があったのですね。なお印籠は薬入れですので喫煙道具ではありませんので欧米で珍重されるのでしょう。根付も珍重されていますが、象牙彫、彫金、陶磁器、七宝、堆朱・・、日本の古来の技術の粋が込められているから人気が高いのでしょうが印籠と根付はセットであるべきです。根付だけを蒐集するのはどうかと思います。根付や印籠を蒐集する人は非常にマニアックな人が多いようです。贋作、模倣作品が多いのそうならざる得ない原因のようです。
幾つか当方に縁があった根付の一部を紹介します。
各々印籠や銘については省略します。
これらは切手収集と同じでせせこましい分野に違いない。
それは単品に凝るからで根付、印籠は基本的に着物にも凝る必要があります。
要は粋の世界ですから・・。
印籠や根付を蒐集してファッションに凝らないのは釣合がとれないのです。
根付に印籠、着物と凝っていくときりがないものでそのうちに破産ということになります。そう身の程をわきまえるという観点から手を出さないこと。
当方のようなガラクタが無難ということです。
ところで印籠の人気作家というと原羊遊斉ですが、「なんでも鑑定団」において「羊」の上の二本の線が離れている、「遊」のしんにょうの点がないなどが羊遊斎のサインの特徴であるという説明がありましたが「遊」のしんにょうの点がないというのはあくまでも原則論のように思います。
もろん作品そのもの自体からの判断ですが、上記の両者ともに真作であろうと私は判断しています。これもマニアックなこと・・。
最初に戻りますが、本日紹介した「寿老人」の根付は銘はないもののなかなかの面白い出来で、印籠が梶川作のものに付いている象牙の根付に比較すると彫りはあまいですがよい出来だと思います。根付や印籠は当方の蒐集とは縁がありませんが、なにはともあれ世界に誇れる日本の興味深い骨董の分野であることには違いはないと思います。ただ深みにはまらないこと・・。