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氏素性の解らぬ作品 銀七宝細工 蟋蟀と籠

最近、息子が虫をみると「こわい」と言うようになりました。まだ正体不明の動く物体としてしか認識はないのでしょうが・・。小生は子供のころから虫好きでカブトムシは捕ってきては家中をブンブン飛び回って母から怒れられたものです。

郷里の家で夜に寝転んでいると、家の灯にいろんな虫がたくさん飛んできました。また樹木には酒と蜂蜜を混ぜて塗り、夜中に傘を逆さまにして集まった虫を一網打尽のごとく採ったものです。家をゴキブリが歩き回ると手にティッシュをもって、手づかみで「はい、ご苦労さん」といって潰してしまいます。

本日の作品は虫が苦手な方はどうも好きになれないでしょうが、息子が虫に慣れるためにと購入??

銀細工 蟋蟀と籠
合箱
幅130*奥行き110*高さ110(蟋蟀を除く)

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虫は蟋蟀でしょうか? 色はキリギリス・・。だいぶデフォルメされています。銀で籠が作られ、七宝焼で草花や蟋蟀が作れらてるようです。重さは101g、銀そのものの値段はたいしたことはなさそうです。

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虫籠は清水焼などで華麗な作品がよくありますが、富裕層向けの装飾用です。本作品は虫が苦手の方に庭で虫が鳴くのを聞きながら、室内に飾ったものでしょうか?

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製作年代、作者はまったく解りませんが、よくできています。

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草花もよくできています。

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これは骨董か? そういう議論なら夜噺骨董談義にはもってこいの作品ですね。

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骨董の作品の存在意義は後世に伝えるべき価値のあるものか否かがポイントですね。ただこれは虫に慣れるため・・??

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虫の配置はいくらでも変えられます。

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いつ頃に誰が作った作品でしょうか?

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近年作られたように推測しますが、よくできているように思いますが・・・。

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