手摺取り付け用につくった本棚の一部を息子に開放・・。絵本の本棚になりました。自分で整理するのが嬉しそうです。今のところは絵本が大好きなようです。
本日は浜田庄司の作品ですが、浜田庄司の作品で人気の高いのは沖縄の壷屋焼のような赤絵を取り入れた赤絵の器、大皿などの釉薬の流し掛け、そして本作品のような塩釉と色釉のコンビネーションの器でしょうね。
改装した茶室の「席開き」でお薄に使ったお茶碗ですが、当方では浜田庄司の作品の中で一番最初に入手した作品でもあります。
絵刷毛目茶碗 浜田庄司作 その1(整理番号)
共箱
口径121*高さ105*高台60
浜田庄司と塩釉の関わりについては本ブログの他の記事で述べましたので省略しますが、本作品を味わうのにはその技巧をきちんと理解しておく必要があります。
陶磁器の製法についてきちんと理解している人は意外に少ないものです。
単なる塩釉の作品なら浜田庄司にも数多くありますが、このような色釉とのコンビネーションによる作品は少ないと思います。
浜田庄司の茶碗については、茶器として使用するには賛否両論があるでしょうが、浜田庄司の作品の魅力はなんといっても釉薬の妙味ですね。この妙味は民藝でありながら品が高く、他の茶器を圧倒します。
侘びさびが茶道の基本というものでしょうが、本来の侘びさびは人間本来の人格の表現のように思います。浜田庄司の作品自体は銘のない民藝の作であり、そこには無地のもの。どう描くかは捌く人の器量のように思います。主張の少ないいい茶碗だと小生は思います。
高台の周囲には貝の跡があるのが浜田庄司の塩釉の作品の特徴です。
浜田庄司は作品には決して銘はありません。それゆえ箱が重要になりますが、繰り返しになりますが箱の偽物はたくさんあります。
朱肉が特注で独特の鈍い朱色になっていますので、鮮明な赤色の朱肉を使った印の箱は贋作です。印章は初期以外は一種類のみ。
また他の印によっては工房作品となりますので、たとえ本人の箱書きでも工房作品は評価が下がります。
印章がちょっとでも違う点があったら贋作と判断していいでしょう。慣れてくると作品のみで真贋が解るようになるようです。インターネットオークションでの入手は可能ですが、ほとんど贋作ですので、本作品の印章や箱書と比べてよく見極められるといいでしょう。小生の眼力では見極めが難しいようです・・・。
さて作品の整理はちょっと休息かな・・。息子のように整理が愉しくてしかたがないというのが、本来の趣味の世界の愉しみ方ですが、最近は整理に慌くばたばたしすぎました。
本日は浜田庄司の作品ですが、浜田庄司の作品で人気の高いのは沖縄の壷屋焼のような赤絵を取り入れた赤絵の器、大皿などの釉薬の流し掛け、そして本作品のような塩釉と色釉のコンビネーションの器でしょうね。
改装した茶室の「席開き」でお薄に使ったお茶碗ですが、当方では浜田庄司の作品の中で一番最初に入手した作品でもあります。
絵刷毛目茶碗 浜田庄司作 その1(整理番号)
共箱
口径121*高さ105*高台60
浜田庄司と塩釉の関わりについては本ブログの他の記事で述べましたので省略しますが、本作品を味わうのにはその技巧をきちんと理解しておく必要があります。
陶磁器の製法についてきちんと理解している人は意外に少ないものです。
単なる塩釉の作品なら浜田庄司にも数多くありますが、このような色釉とのコンビネーションによる作品は少ないと思います。
浜田庄司の茶碗については、茶器として使用するには賛否両論があるでしょうが、浜田庄司の作品の魅力はなんといっても釉薬の妙味ですね。この妙味は民藝でありながら品が高く、他の茶器を圧倒します。
侘びさびが茶道の基本というものでしょうが、本来の侘びさびは人間本来の人格の表現のように思います。浜田庄司の作品自体は銘のない民藝の作であり、そこには無地のもの。どう描くかは捌く人の器量のように思います。主張の少ないいい茶碗だと小生は思います。
高台の周囲には貝の跡があるのが浜田庄司の塩釉の作品の特徴です。
浜田庄司は作品には決して銘はありません。それゆえ箱が重要になりますが、繰り返しになりますが箱の偽物はたくさんあります。
朱肉が特注で独特の鈍い朱色になっていますので、鮮明な赤色の朱肉を使った印の箱は贋作です。印章は初期以外は一種類のみ。
また他の印によっては工房作品となりますので、たとえ本人の箱書きでも工房作品は評価が下がります。
印章がちょっとでも違う点があったら贋作と判断していいでしょう。慣れてくると作品のみで真贋が解るようになるようです。インターネットオークションでの入手は可能ですが、ほとんど贋作ですので、本作品の印章や箱書と比べてよく見極められるといいでしょう。小生の眼力では見極めが難しいようです・・・。
さて作品の整理はちょっと休息かな・・。息子のように整理が愉しくてしかたがないというのが、本来の趣味の世界の愉しみ方ですが、最近は整理に慌くばたばたしすぎました。