家内が買ってきた三人のお揃いのセーターですが、どうも息子がお気に入りらしい。
李白には二人の息子がいたらしいです。
本日は郷里の画家である平福穂庵の作品です。平福穂庵の作品は数が少ないのか、きちんと描かれた作品は非常に入手が難しいですね。
李白之図 平福穂庵筆
絹本水墨着色軸装 軸先木製 合箱
全体サイズ:横650*縦2080 画サイズ:横500*縦1220
本作品は「穂庵」(白文朱方印)、「芸」(朱文白方印)の印章を用いている。「長安市上一杯裡別天地非人写 明治十九年夏五月 穂庵小芸併内書」とあり、1886年、穂庵が44歳頃の作。
平福穂庵は明治23年12月11日に死去しており、享年47歳です。44歳の作となると晩年の作と言われています
「乞食図」のような自由奔放な、墨一色で自在に描いた作品が好きという人と四条派のように色彩豊かな晩年の作が好きという人と平福穂庵の作品に対しては好みが二手に分かれるようです。
自由奔放に描かれた作品は作品の数は多く、入手も可能ですが色彩豊かな作品はなかなか入手できません。
画題の李白の家族に関する記述は少なく、李白は許夫人との間に2人の子をもうけたようですが、夫人とは後に死別したとされたといわれています。
本作品がその子供らと李白を描いた作品かどうかは解っていません。
その後、南陵の劉氏を娶っていますが、これは後に離婚したと考えられています。
さらに東魯の某氏を側室に迎え、その間に末子の李頗黎を儲けたと言うから、子供は三人いることになります。描かれているのも三人ですね。
また50歳を過ぎて、洛陽で中宗の宰相であった宗楚客の孫娘、宗氏を継室として娶ったと言われています。
実に描かれている作品です。皆さんご存知の作品だる「乳虎図」は明治23(1890)年の第三回内国勧業博覧会で妙技二等賞を受賞した平福穂庵が亡くなった年に描かれた彼の代表作です。
ここにも子供が3匹・・・・。
これらの色彩画からも平福穂庵がただならぬ画家であることがうかがえます。
本ブログでも紹介している渡辺省亭が親友と呼べる画家は平福穂庵(平福百穂の父)と菅原白龍くらいでであった理由のひとつが「師である菊池容斎が、他人の悪口ばかり言いあう画家と交際するよりも一芸に秀でた者と交われ、との教えを守ったためとする説」というのも頷けます。
なにはともあれ、こういう作品は後世に、とくに郷里には伝えたい逸品です。
表具にはがれやうきが発生しています。さて、これもどうしたらいいものやら・・。
李白には二人の息子がいたらしいです。
本日は郷里の画家である平福穂庵の作品です。平福穂庵の作品は数が少ないのか、きちんと描かれた作品は非常に入手が難しいですね。
李白之図 平福穂庵筆
絹本水墨着色軸装 軸先木製 合箱
全体サイズ:横650*縦2080 画サイズ:横500*縦1220
本作品は「穂庵」(白文朱方印)、「芸」(朱文白方印)の印章を用いている。「長安市上一杯裡別天地非人写 明治十九年夏五月 穂庵小芸併内書」とあり、1886年、穂庵が44歳頃の作。
平福穂庵は明治23年12月11日に死去しており、享年47歳です。44歳の作となると晩年の作と言われています
「乞食図」のような自由奔放な、墨一色で自在に描いた作品が好きという人と四条派のように色彩豊かな晩年の作が好きという人と平福穂庵の作品に対しては好みが二手に分かれるようです。
自由奔放に描かれた作品は作品の数は多く、入手も可能ですが色彩豊かな作品はなかなか入手できません。
画題の李白の家族に関する記述は少なく、李白は許夫人との間に2人の子をもうけたようですが、夫人とは後に死別したとされたといわれています。
本作品がその子供らと李白を描いた作品かどうかは解っていません。
その後、南陵の劉氏を娶っていますが、これは後に離婚したと考えられています。
さらに東魯の某氏を側室に迎え、その間に末子の李頗黎を儲けたと言うから、子供は三人いることになります。描かれているのも三人ですね。
また50歳を過ぎて、洛陽で中宗の宰相であった宗楚客の孫娘、宗氏を継室として娶ったと言われています。
実に描かれている作品です。皆さんご存知の作品だる「乳虎図」は明治23(1890)年の第三回内国勧業博覧会で妙技二等賞を受賞した平福穂庵が亡くなった年に描かれた彼の代表作です。
ここにも子供が3匹・・・・。
これらの色彩画からも平福穂庵がただならぬ画家であることがうかがえます。
本ブログでも紹介している渡辺省亭が親友と呼べる画家は平福穂庵(平福百穂の父)と菅原白龍くらいでであった理由のひとつが「師である菊池容斎が、他人の悪口ばかり言いあう画家と交際するよりも一芸に秀でた者と交われ、との教えを守ったためとする説」というのも頷けます。
なにはともあれ、こういう作品は後世に、とくに郷里には伝えたい逸品です。
表具にはがれやうきが発生しています。さて、これもどうしたらいいものやら・・。