昨夜は同僚らと上野で日本酒を痛飲・・、久方ぶりに気持ちよく酔い帰宅が遅くなりました。
帰省先の未整理の作品の中に何点かの浮世絵があります。幾作品かはすでに本ブログで紹介されています。本日は刀剣がらみの作品の紹介です。
浮世絵は基本的には赴任地の骨董市や骨董店で見つけたものです。高くても一万円くらいだったと思います。
店先に積まれた版画の数々を座り込んで、一枚一枚めくりながら選んだものばかりです。当然ながら痛みのあるもの半端ものばかり・・。
初代豊国? 実は浮世絵は途中でつまらなくなり、蒐集はやめました。マニアックすぎるのと、いい作品になるとお値段が高いのがその理由でした。
それでも浮世絵は嫌いではありませんので、美術館にはよく観に行きますが、作品が小さいので行列になるのが難点です。
並んでいるアベックなどの鑑賞談義を脇で聞いていると、いかに若い方が浮世絵の基礎知識がないのかよく解りますね。基礎知識であるということすら知らないようです。伊藤若冲展もこのノリで観に行くから混雑するのでしょう。基礎知識のない方は展覧会を見るよりも画集で充分です。一人に画家を中心とした美術館鑑賞は前もって知識が無いとまったくもって無駄足です。
さて本日は市川男女蔵が差している刀剣類についての投稿です。
先週の金曜日はサミット? ともかく都内はポリスがあちこちにいました。そんな状況の中、銀座の通りを刀剣を持ってお店を探してウロウロ・・・
長くて重い荷物をかかえながら、ようやくお店にたどり着くと、お店の人が「よくこんな状況で、平気で刀剣を持って歩けましたね?」と・・・。「は?」
そういえば朝の出掛けに家内が刀剣を持って小生が家を出ると「今日は都内は厳戒態勢だって? 大丈夫?」と言っていたのを思い出しました むろん登録証は持ち歩いていますので、銃刀法違反ではありませんが・・。
鐸 武州住 正義
花籠図 真鍮地 長方丸 高彫透し
縦73*横69*厚さ3.5
武州伊藤派には正義(まさよし)は二人おり、一人は伊藤家三代目の門人、もう一人は幕末の頃に存在していた正義だそうです。どちらの作かは後学としますが、出来は上作の部類となると思われます。鐸は思いのほか廉価なものです。ちなみに「武州は江戸近辺」のことらしいです。鐸を扱う鍛冶職人はたくさん居たのでしょう。
もともと、刀剣類にはほとんど知識のない小生ですが、代々伝わる刀剣や依頼を受けた刀剣類が、そろそろちゃんとしたメンテナンスの時期にきており、そういう指導を仰ぐなら一流どころと思い立ち銀座に本店のある店を訪ねた次第です。
最近、縁があって舞い込む作品の数が増えてきており、整理が追いつかない状態です。そこへまた不得意な刀剣類が・・・。
刀剣類はまとめてどのようなメンテナンスにするのか、見積もりしていただくことになりました。昨日、鑑定書類が届き刀剣はすべて真作とのこと、ただしメンテ費用が高い
本作品は刀剣と一緒に所蔵してある鐸ですが、保存箱がこれだけないので保存箱を買いにいったついでにお話をいろいろと聞いてきました。
「刀剣類を扱う人はどうも胡散臭くてね」と正直に小生がお店の方に言うと「胡散臭く見ますか?」と言うので「見えますね。」と・・。
胡散臭い人間が刀剣を持ってポリスの間をぬって銀座で店を探し回った 別段、悪いことをしているわけでもないので、そういうところは小生は無頓着・・。
基本知識を知らないということすら自覚のない方が一番始末に悪い。趣味の範囲ならまだ許せますが、仕事となると使い物にならない人材となります。ともかく知らないことは早期に解決すること。胡散臭い人であろうと初対面であろうと一流のプロに尋ねることです。
ともかく刀剣類は保存をきちんとしておかないといけませんので、基礎知識でしたがいろいろと勉強になりました。基礎知識のない小生はなんでも直接詳しい方に聞くタイプ、厳戒体制の中、出かけていくのだから展覧会に行くより始末に悪い。
帰省先の未整理の作品の中に何点かの浮世絵があります。幾作品かはすでに本ブログで紹介されています。本日は刀剣がらみの作品の紹介です。
浮世絵は基本的には赴任地の骨董市や骨董店で見つけたものです。高くても一万円くらいだったと思います。
店先に積まれた版画の数々を座り込んで、一枚一枚めくりながら選んだものばかりです。当然ながら痛みのあるもの半端ものばかり・・。
初代豊国? 実は浮世絵は途中でつまらなくなり、蒐集はやめました。マニアックすぎるのと、いい作品になるとお値段が高いのがその理由でした。
それでも浮世絵は嫌いではありませんので、美術館にはよく観に行きますが、作品が小さいので行列になるのが難点です。
並んでいるアベックなどの鑑賞談義を脇で聞いていると、いかに若い方が浮世絵の基礎知識がないのかよく解りますね。基礎知識であるということすら知らないようです。伊藤若冲展もこのノリで観に行くから混雑するのでしょう。基礎知識のない方は展覧会を見るよりも画集で充分です。一人に画家を中心とした美術館鑑賞は前もって知識が無いとまったくもって無駄足です。
さて本日は市川男女蔵が差している刀剣類についての投稿です。
先週の金曜日はサミット? ともかく都内はポリスがあちこちにいました。そんな状況の中、銀座の通りを刀剣を持ってお店を探してウロウロ・・・
長くて重い荷物をかかえながら、ようやくお店にたどり着くと、お店の人が「よくこんな状況で、平気で刀剣を持って歩けましたね?」と・・・。「は?」
そういえば朝の出掛けに家内が刀剣を持って小生が家を出ると「今日は都内は厳戒態勢だって? 大丈夫?」と言っていたのを思い出しました むろん登録証は持ち歩いていますので、銃刀法違反ではありませんが・・。
鐸 武州住 正義
花籠図 真鍮地 長方丸 高彫透し
縦73*横69*厚さ3.5
武州伊藤派には正義(まさよし)は二人おり、一人は伊藤家三代目の門人、もう一人は幕末の頃に存在していた正義だそうです。どちらの作かは後学としますが、出来は上作の部類となると思われます。鐸は思いのほか廉価なものです。ちなみに「武州は江戸近辺」のことらしいです。鐸を扱う鍛冶職人はたくさん居たのでしょう。
もともと、刀剣類にはほとんど知識のない小生ですが、代々伝わる刀剣や依頼を受けた刀剣類が、そろそろちゃんとしたメンテナンスの時期にきており、そういう指導を仰ぐなら一流どころと思い立ち銀座に本店のある店を訪ねた次第です。
最近、縁があって舞い込む作品の数が増えてきており、整理が追いつかない状態です。そこへまた不得意な刀剣類が・・・。
刀剣類はまとめてどのようなメンテナンスにするのか、見積もりしていただくことになりました。昨日、鑑定書類が届き刀剣はすべて真作とのこと、ただしメンテ費用が高い
本作品は刀剣と一緒に所蔵してある鐸ですが、保存箱がこれだけないので保存箱を買いにいったついでにお話をいろいろと聞いてきました。
「刀剣類を扱う人はどうも胡散臭くてね」と正直に小生がお店の方に言うと「胡散臭く見ますか?」と言うので「見えますね。」と・・。
胡散臭い人間が刀剣を持ってポリスの間をぬって銀座で店を探し回った 別段、悪いことをしているわけでもないので、そういうところは小生は無頓着・・。
基本知識を知らないということすら自覚のない方が一番始末に悪い。趣味の範囲ならまだ許せますが、仕事となると使い物にならない人材となります。ともかく知らないことは早期に解決すること。胡散臭い人であろうと初対面であろうと一流のプロに尋ねることです。
ともかく刀剣類は保存をきちんとしておかないといけませんので、基礎知識でしたがいろいろと勉強になりました。基礎知識のない小生はなんでも直接詳しい方に聞くタイプ、厳戒体制の中、出かけていくのだから展覧会に行くより始末に悪い。