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Channel: 夜噺骨董談義
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寒山拾得図 山田真山筆

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息子は大の字になって寝ています。ほおっておくと布団からどんどん離れいきますが、どうもこれは遺伝らしい・・??

夜はぐっすり眠ること。日中は仕事で悩んでも夜はぐっすり眠れたら一人前というのが小生の持論・・。



さて本日は・・。

日本画はどうも現代は停滞しているように思えますが、その原因は本当の日本画の世界にたどりつけていない我々がいるように思います。著名な近代画家が果たして本当に我々の眼を愉しませてくる画家なのであろうか? 横山大観、伊東深水、上村松園、片岡珠子ら・・、どうも解りやすい単純明快な作品が多く、もっと深い味わいのあるものを現代の本当の知恵者は求めているように思います。

本日紹介する画家は山田真山で本ブログでは初登場です。山田真山は田中一村とともに沖縄を代表する画家のひとりです。

寒山拾得図 山田真山筆
絹本淡彩軸装 軸先鹿角 合箱 
全体サイズ:横549*縦1865 画サイズ:横405*縦1113



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山田真山 :(やまだ-しんざん)。明治18年(1885年)~昭和52年(1977年)。大正から昭和時代の彫刻家,日本画家。沖縄を代表する芸術家の一人。明治18年10月27日、壺屋に生まれる。童名・真山戸(まやまと)。父は士族であったが、世替わりの時代に一家で八重山に移住し、苦しい生活を送った。



真山は幼少時から手先が器用なことで知られ、その才に着目した大工に引き取られ、十代前半に東京へ移り住みました。大工仕事を通じて造形に目覚めた真山は、苦労の末、東京美術学校(現東京芸術大学)に入学し、彫刻と日本画を学んだ。彫刻を高村光雲,山田泰雲に学び、泰雲の養子となる。



画は小堀鞆音(ともと)に学ぶ。高名な芸術家たちに師事した真山は才能を開花させ、1914年に文展に入賞したことを皮切りに数々の絵画・彫刻作品が入選。



昭和初期には明治神宮聖徳記念絵画館に「琉球藩設置」を奉納するという栄誉も得た。1940年に沖縄に帰郷した真山は悲惨な沖縄戦を体験し、息子二人が戦死したことも相まって世界平和への想いが強まり、1957年、72才にして平和祈念像の制作にとりかかった。しかし、その完成を見ずして197年、92才で亡くなる。像は真山の制作した原型をもとに、翌年完成し、糸満の平和祈念堂に安置されている。

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なんでも鑑定団でも高値をつけるなど根強い人気のある画家です。



全国的にはあまり知られていないかもしれませんが、沖縄では非常に人気がある画家です。



タッチや線で立体感を出すのではなく濃淡や陰影で描いており、西洋画の陰影法を取り入れている画家です。そういう意味で全体的に古臭さを感じさせない新鮮な画家です。



忘れ去られた画家と称して差し支えない画家ですが、目先の画家に目を捉われていて本当に評価すべき画家を置き去りにしているようにも思われます。



千住博、草間彌生、・・本当の良い絵なのだろうか?? 

この世の真の姿をとらえるには自分の精神状態を平静に保てること。ともかく夜はぐっすり・・・。

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