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Channel: 夜噺骨董談義
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踊 菊池契月筆 その4

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我が家は休日も含めて皆が早起きです。朝の5時には、義父は畑へ、義母は庭で草取り、家内は朝食作り、小生は6時には出勤なので準備、息子はその前には起きてきて、「パパ抱っこ!」と相成ります。息子は休日もそうなので、休日は小生は朝から子守と相成ります。

早起きは三文の得・・・???

さて入梅の季節となりましたが、掛ける掛け軸はその半歩前ということで夏の掛け軸を物色・・・、かなり早い?かもしれませんが、盆踊りの掛け軸の紹介です。

画家の菊池契月については以前に紹介しましたので、詳細は省略します。

踊 菊池契月筆 その4
絹本着色軸装 軸先象牙 契月書簡付 共箱 
全体サイズ:横*縦 画サイズ:横250*縦1305



落款の契月の「契」の字の横棒が非常に短い。これは大正前期の特徴で、それより少し前の時代の作品はもっと背景を描いている。西洋画の影響で非常に写実的に描いていたのだが、大正時代の作品はシンプルになってくる。伝統的な日本画に戻ってきている作品。



添付新聞の切り抜きに「四五人に 月落ちかかる 踊り哉」(与謝蕪村)」があります。「宵の口には大勢いた踊り手が、世も更けるにつれて一人二人と抜けてゆき、今は四五人のみ。西へ傾いた月の光がその上にしっとり落ちて」という意味。



この情景にぴったりの俳句と思い、添付されていたのでしょうか?



はたまた同封されている菊池契月の書付と関連するものでしょうか?

 

浅学の小生には判読できません。読める方のアドヴァイスがあると助かりますが・・。



なにはともあれ、初夏の一幅にはよく掛け軸です。



盆踊りにはそこはかとない?色気が・・。学生時代に夏休みで帰省した盆踊り、地元の女性に誘われて・・・・


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