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Channel: 夜噺骨董談義
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忘れ去られた画家 怒涛躍鯉之図 松永天章筆

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週末は家内の実家へ・・、家内は退院後まだ生まれた長男と実家に滞在中。
さて、来週はひな祭りということで、土佐光孚の作品を家内の実家の床の間に飾りました。

立雛之繪 土佐光孚筆 改装完了
絹本水墨着色軸装 軸先塗 太巻二重箱タトウ
全体サイズ:縦1770*横468 画サイズ:縦947*横343



昼寝をしている間に家内は物置からお雛様を飾ったようです。



一人で飾ったらしいです。子どもの頃、雛壇の飾りつけに際しては、小さな刀で遊んだりしたものですが、今も自宅のどこかにあるはず・・・。



長男は男の子なので・・・、本日は鯉の作品です。長男はお風呂が大好きなようで、風呂に入りながら「ふ〜」とは言っています。



長男は男の子なので、本日は鯉の作品です。鯉を描いたことで著名な画家ですが、今はあまり知られてはいません。長男の誕生もあって購入した作品です。

怒涛躍鯉之図 松永天章筆
絹本水墨淡彩軸装 軸先鹿角 共箱
全体サイズ:縦2090*横620 画サイズ:縦1280*横420




鐘馗様や鯉の絵を床の間に飾ったので、男の誕生という縁起を担いでまたまた鯉の絵です。




一般的な作品ですが、鯉の作品の一幅くらいは所持していたいものです。



手頃な値段で、勢いのある、描写の優れた作品の典型のような作品です。



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松永天章:日本画家。岐阜県生。字は実次、別号に応文・膽吹山人。

  

明治12年飛騨国(岐阜県)不破郡に生れる。別号:応文・樹鳳・正信。字は實次。



初めは河村光文に師事し四条派を学び、後に上京して川端玉章に師事し円山派を修めた。花鳥を能くし特に鯉や魚の絵を得意とし、鯉の画家とも呼ばれています。




諸種の画会に入選を重ね受賞し、帝国絵画協会 美術研精会 日本画会 日本美術協会 巽画会 天真会などの会員となって活躍した。また皇室の御用絵も務め茶道にも通じた。昭和20年(1945)歿、66才。



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昨日の日曜美術館d値は河鍋暁斎の鯉の描き方を再放送ですが、NHKで放映さしていました。本作品もかなり高度な描き方のように思われます。





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