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源内焼 その84 三彩桐鳳凰文五稜皿 

本日は同僚らと一献の予定がなんと同僚の一人が緊急入院。早速電話してみたところ元気そうで安心しました。我々はそろそろ年齢も年齢なので要注意世代ですね。

日頃の食事には注意していますが、家内が昼食はお弁当を作ってくれています。朝は5時過ぎには食事になのでなかなか家族全員ではできませんが、休日と夕食は基本的には家族全員で食事です。家では息子がわがままなところが出やすいのでときおり外食・・・。

そろそろ息子には自分でやらせることが多くなるようにさせていますが、これがなかなか・・。ようやくフォーク、スプーン、そして箸が使えるようになってきました。他の小便、体洗いまではなんとか・・。

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頭ごなしに叱ってはいけません。常に諭すようにして、できたら褒めてあげるように・・、これがなかなか・・・。

本日は源内焼の作品その84「桐鳳凰文皿」ですが、桐と鳳凰といえば花札の12月・・。

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花札の12月に「桐」となった理由は、最後の「これっきり」らしい・・、本当? もともと桐は古来から縁起の良い木とされており、これは鳳凰が とまる木とされていることから、この図案がよくみかける理由のようです。

源内焼 その84 三彩桐鳳凰文五稜皿 
合箱入 
口径173*底径122*高さ28

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同じ型から製作されたと思われる作品が五島美術館で開催されて発刊された「源内焼」(作品NO38 P50 「三彩桐鳳凰文皿」)、平賀源内先生顕彰会による内先生遺品館企画展「さぬきの源内焼」(作品NO9 P12「三彩桐鳳凰文五稜皿 五枚)という両本に掲載されています。

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「桐鳳凰文」の文様の作品は源内焼には数が多く、皿だけで4種類の文様が存在します。本ブログは今回でその4種類がすべて揃ったことになります。

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本ブログに掲載された作品は下記のとおりです。

源内焼 その2 三彩桐鳳凰文皿
五島美術館発刊「源内焼」(作品NO37 P49 「三彩桐鳳凰文皿」)
平賀先生遺品館企画展「さぬきの源内焼」(作品NO5 P10「三彩桐鳳凰文皿)
口径258*底径180*高さ40

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ちなみに洗浄前、補修前は下記の写真の状況でした。源内焼は軟質で柔らかく、またながらく放置されていた作品が多く、汚れがあるもの、傷のある作品があります。これを蘇らせるのも蒐集するものの役目です。

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源内焼 その55 三彩桐鳳凰文皿
五島美術館発刊「源内焼」(作品NO71 P83 「三彩桐鳳凰文鉢」*鉢に分類)
平賀先生遺品館企画展「さぬきの源内焼」(作品NO6&7 P11「三彩桐鳳凰文皿」)
口径255*底径174*高さ50

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源内焼は細かい貫入が釉薬にあり、また胎土も柔らかいので汚れやすい性質があります。といって洗浄しすぎると色が落ちますので要注意です。

写真の色写りで色が落ちたように見えますが、色が落ちないように洗浄しています。

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源内焼 その56 三彩桐鳳凰文皿
五島美術館発刊「源内焼」(作品NO36 P48 「三彩桐鳳凰文大皿」 *口径300)
平賀先生遺品館企画展「さぬきの源内焼」(作品NO8 P12「三彩桐鳳凰文皿)
口径255*高台径*高さ50

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この作品は保存状態が非常に良いものでした。補修跡、色褪せ、釉薬の剥がれのない保存状態のいいものを選ぶことが肝要です。ほとんど手入れの必要がありませんでした。

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源内焼の作品は大きさもまちまちです。無論、大きな器のほうがお値段が高くなりますが、型抜きがシャープであれば源内焼の魅力は充分です。型抜きが曖昧な作品は収拾は見合わせたほうがいいと思います。

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当方の展示室の源内焼専用の収納棚です。

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そろそろ選別に・・・、ただまだまだ奥の深い源内焼の世界です。小生の蒐集などまだ序の口ですね。

鳳凰が桐の木が育つのを優しく見つめるように、我もまた息子を見守りましょう。そんなことを考えるのも骨董の楽しみ方です。

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