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Channel: 夜噺骨董談義
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雪路 奥村厚一筆 その3

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蒐集した作品を子育てのために、ある程度、否、かなり整理しています。まずは眼に着かないところへ。壊されないところへ・・。ガレージでも借りるか? 

ともかく蒐集した作品はあちこちに散らばっています。困り果てて大学時代の友人で設計事務所を経営している友人へ電話・・・、蔵でも建てるか・・・。

こうして片づけてみると、いつか展示会を開いてみたいと思うですが、そう思うのは蒐集家の常のようです。その望みをかなえるのはほんの一握りの人のようです。親族の理解のなさや、さらには相続などで金銭目当てで雲散霧消の憂き目にみるのがほとんどのようです。悲しいことです。

本日の画家の奥村厚一は日本の風景を独特な描き方で表現する画家で、根強い人気があります。福田豊四郎に次いで好きな日本画家ですが、意外と高価になることが多いので手頃な小品が集まります。

雪路 奥村厚一筆 その3

和紙本水墨淡彩軸装 軸先象牙 合箱
全体サイズ:縦1230*横400 画サイズ:縦260*横240



沁みがあり保存状態はそれほどよくありませんが、手頃な値段で入手できるので多少の難点はいたしかたありません。



秋田の郷里にもありそうな風景です。通学時にはこのような雪道はよく歩きました。雪解けの田んぼの畦道を歩き、モグラを捕るのはカラス?? 私が覚えているのは鳶でした。



長靴を履いての春待ち遠しい雪の路・・。そんな思い出があるのは雪国をふるさとにもつ我々北国生まれの特権です。



さて今度の3連休は墓参りと市内中学校合同の同級生による還暦のお祝い会です。旅の途中で本作品のようは風景がたくさん見れることでしょう。


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