当方のコレクションにはまったくの門外漢の刀剣もあります。先祖から伝世品がメインとなっていますが、このたびまとめて研ぎなどのメンテナンスを実施しました。他には漆器、印籠の類もあります。古来からの男性の粋をいうものが伝わる作品群です。
刀剣 その一 南都住金房左衛門尉政定作
長さ:二尺二寸九分0厘 白鞘
反り六分五厘 目釘穴2個
研ぎが完了し、保存袋など記録も完備した刀剣です。保存袋は義母が不要になった帯で作ってくれました。
大和国金房派、左衛門尉政定の作。金房派はどういう流れの刀工かあまりはっきりとは分って居ない。「金房」は一般的に「かなぼう」と読みますが、地元では「かなんぼう」と読む。日本刀名鑑この派には、正次、正真、正実、政長、政定、政貞、政次などが居り、「正」と「政」の字を通り字としている。金房派の作品は刀、槍、薙刀などを多く見ますが短刀は多くない。主に僧兵の需要に応じて作刀していたようで、槍や薙刀など実用刀を多く製作していた。作風は広直刃や腰開きの互の目などで、平高田や末備前に似た物が多くある。祐定や清光風の物が多いため江戸期には奈良備前とも呼ばれて居た。
製作年代:古刀 室町時代末期・永禄頃 大和国(鑑定済)
室町末期の作品で、拵えは伝世していません。
本日は「大日本魚類画集」で著名な大野麥風の肉筆画です。なんどか本ブログでも紹介しています。
淡水魚図 大野麥風筆
紙本水墨淡彩額装 タトウ黄袋付
10号 全体サイズ:縦568*横660 画サイズ:縦400*横488
「鮒ニメダカ図」?という題かどうかは不明です。鮒を題材として淡水魚の肉筆画は数多くあるようです。当たり障りのない題として、仮題「淡水魚図」としておきました。
鮒を描いた大野麥風の肉筆画でも出来のよい作品だと思います。
子供の頃は近所の川で鮒は網ですくったり、釣ったりでたくさん採れたものです。
メダカは私の子供の頃にもあまり見かけなくなっていました。泥鰌はいやというほどいましたが・・。
この作品に描かれている小魚はトミヨ? トゲウオ? といった部類のように思いますが・・。
最近ネットオークションに鮒を描いた大野麥風の肉筆画が多々出品されているようですが、やはり大野麥風というと多色摺りの版画が良いですね。
多色摺りの版画が注目されるあまり肉筆画が軽んじられているきらいはあるようです。
基本的に額に納められている作品は、黄袋入りでタトウに収めるのが理想的です。
良く見かけることですが、作品を剥き出しで保存しているのはよくありません。
何事も保存方法をきちんとしておくことが大切です。骨董も精神も・・・。
刀剣 その一 南都住金房左衛門尉政定作
長さ:二尺二寸九分0厘 白鞘
反り六分五厘 目釘穴2個
研ぎが完了し、保存袋など記録も完備した刀剣です。保存袋は義母が不要になった帯で作ってくれました。
大和国金房派、左衛門尉政定の作。金房派はどういう流れの刀工かあまりはっきりとは分って居ない。「金房」は一般的に「かなぼう」と読みますが、地元では「かなんぼう」と読む。日本刀名鑑この派には、正次、正真、正実、政長、政定、政貞、政次などが居り、「正」と「政」の字を通り字としている。金房派の作品は刀、槍、薙刀などを多く見ますが短刀は多くない。主に僧兵の需要に応じて作刀していたようで、槍や薙刀など実用刀を多く製作していた。作風は広直刃や腰開きの互の目などで、平高田や末備前に似た物が多くある。祐定や清光風の物が多いため江戸期には奈良備前とも呼ばれて居た。
製作年代:古刀 室町時代末期・永禄頃 大和国(鑑定済)
室町末期の作品で、拵えは伝世していません。
本日は「大日本魚類画集」で著名な大野麥風の肉筆画です。なんどか本ブログでも紹介しています。
淡水魚図 大野麥風筆
紙本水墨淡彩額装 タトウ黄袋付
10号 全体サイズ:縦568*横660 画サイズ:縦400*横488
「鮒ニメダカ図」?という題かどうかは不明です。鮒を題材として淡水魚の肉筆画は数多くあるようです。当たり障りのない題として、仮題「淡水魚図」としておきました。
鮒を描いた大野麥風の肉筆画でも出来のよい作品だと思います。
子供の頃は近所の川で鮒は網ですくったり、釣ったりでたくさん採れたものです。
メダカは私の子供の頃にもあまり見かけなくなっていました。泥鰌はいやというほどいましたが・・。
この作品に描かれている小魚はトミヨ? トゲウオ? といった部類のように思いますが・・。
最近ネットオークションに鮒を描いた大野麥風の肉筆画が多々出品されているようですが、やはり大野麥風というと多色摺りの版画が良いですね。
多色摺りの版画が注目されるあまり肉筆画が軽んじられているきらいはあるようです。
基本的に額に納められている作品は、黄袋入りでタトウに収めるのが理想的です。
良く見かけることですが、作品を剥き出しで保存しているのはよくありません。
何事も保存方法をきちんとしておくことが大切です。骨董も精神も・・・。